できなくなった逆上がり
一年ほど前にできていた逆上がりができなくなっていました。
子どもを見ていると、蹴り上がる方向が違うし、体重に対する腕の筋力も落ちているように見えます。
そこで、再度、逆上がりレッスンです。
前回りで足を地面にゆっくり着ける
前回りは簡単にできるので、すぐにやりたがります。回り終えて、足を接地するときに、勢いよく着くのではなく、ゆっくり着けさせます。ゆっくり足を着けるほうが、腕の筋力を必要とします。よく逆上がりができるようになる手順に、ダンゴムシになって鉄棒にぶら下がることが載っていますが、いきなりは難しいです。前回りでゆっくり足を地面に着けることを意識します。昨年は、前回りを何度も練習していたため、筋力があったと思われます。
安心ベルト
鉄棒にタフロープ等の紐を付け、鉄棒と紐の間にに入って、逆上がりをします。この紐を、子どもに安心ベルトと伝えます。体が鉄棒が離れることを防いでくれるため、回りやすくなります。そして、逆上がりの感覚を身に付けさせます。
滑り台を踏み台に
鉄棒の練習を部屋でできるように、我が家では通路に取り外し可能な鉄棒を設置しています。また、ジャングルジムに付属している滑り台を鉄棒の前に設置できるようにしてあります。滑り台がなければ、木の板などで斜面を作り固定すればよいです。この斜面を蹴り台にして、逆上がりを練習します。腕を曲げることや蹴り上げる向きを身に付けさせます。あとは、蹴る位置を徐々に下げさせます。
安心ベルトの紐を長くしたり、蹴る位置を下げたり戻したりをしているうちに、棒へ上がれるようになります。
忘れていくものも
初めてのときは1週間ほどかかりましたが、今回は2日目には逆上がりができるようになりました。筋力というよりは、蹴り上げる向きを忘れたのでしょうか。
できなかった理由はよく分かりませんが、ようやく、感覚を思い出したようです。
子どもは成長します。できることがどんどん増えていきます。でも、できなくなることもあることに気付かされました。体重の増加に対して腕の筋力が追いついていないことなのか、感覚を忘れてしまったことなのか、何が原因なのかよく分かりませんが、ときどき、練習することが大切なのだと気付かされました。
1回目のときの練習内容