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Praew scoop

Prawe Magazine September 2022, No.986

Life: 人生と音楽
クラッシックギターを小学校3年生から習いました。何か楽器を演奏したくて、先輩がクラッシックギターを勧めてくれました。でも習ってみると、ちょっと違うかなと思いました。学校の運動会の練習で指を怪我していたりしたこともあって、代わりにドラムを習いました。でもドラムにはメロディがないことを忘れていました。だからこれもやっぱり違うなと思い、ドラムもクラッシックギターも止めてしまいました(笑)。

中学一年生になって、XJapanやSlipknotのようなロックメタルを聴くようになりました。とても格好良くて、あんなふう歌いたいと思いました。友達とバンドを組み、またギターを習い始めました。高校3年生のときに、友達に歌のコンテスの参加に誘われました。マスターキーという番組の最初のステージでした。Groove Ridersのユット(หยุด)という歌を歌いました。曲の終わりには舞台の真ん中で跪きましたよ。思い出しても恥ずかしい(笑)。

17歳のときにも別のコンテストを受けました。RSのチームが見てくれて、デモプロジェクトというアコースティックのプロジェクトに誘われました。そこで3か月間練習をして、そして居残りのためのオーディションを受けました。受からなければ家に帰らなければなりません。すごいプレッシャーでした。でも最後にはカミカゼに参加することができました。

その頃は本気でアーティストになりたいとは考えていませんでした。でも曲を作る機会があることは楽しかったし、カッコよかった(笑み)。「マイグラーボークチャット」と「キットゥンターテープジャターイレーオ」はそれなりに知られたと思います(笑み)。でもショーに出てみると誰も僕のことを知らなかった。忘れられないのは、ある舞台でショーをしたときのこと。両親も見に来てくれました。花束を持って息子を応援しに来てくれたんです。でも僕が歌いだすと、そこには両親以外には誰もいなかったんです。行きかう人がいるだけでした。その人たちは僕のことは知りません。両親が見ているのがわかりました。僕は彼らががっかりしたんじゃないかと思いました。とても落ち込みました。

その後、別の事務所に移りました。歌は作り続けましたがショーの機会はなかった。次第に別のことをしたほうがいいのじゃないかと思い始めました。例えば、何が事業とか。僕はビジネスを学んできたので(ランシット大学経営学部)。契約が切れたもう曲作りは止めようと決心しました。

自立しようとしている若者でした。一人でビジネスを始めようとして、0カロリーのハーブ炭酸水のブランドを立ち上げました(笑み)。グラジアップとアンチャンのソーダ水です。始めて少し経つと、苦しくて我慢していると感じるようになりました。これは自分の道ではないと。でも、すごいねという言葉が欲しかった。一人でビジネスができると。でも心の中では自分のことが好きじゃなかった。ただ負けた人になりたくなかっただけです。
 
最後には我慢できませんでした。その頃、アーティストを育てるプロジェクトをしている人に会いました。その人は僕を短編ドラマの出演に誘ってくれました。そしてそのドラマのために曲をつくる機会もくれました。作曲をしたこともプロデューサーをしたこともありませんでした。ピアノを売ってお金を作り、そのお金でマイクとか、部屋の壁に貼る防音のフォームなど必要なものを買いました。

僕はユーチューブで曲のプロデュースの仕方を探しました。そして、僕も出演したドラマ、HeSheItのための曲が出来ました。初めての曲で、1日でできました。自信を持ってお勧めしますよ(笑)。ここで大切なのは、僕の中の音楽への火が戻ってきたことです。僕も音楽ができるじゃないか。自分の曲をプロデュースすることができたじゃないか、って。

Learn: 鍵をはずす。仕事の視点を変える
以前は僕は完全主義者でしいた。良くない結果を出すことが怖かった。だからやってみる勇気が出ませんでした。何事においても制限し、自分を閉じてしまっていました。でも曲を作り始め、演技を始めてみると、鍵を外して自分を引き出すことになりました。ドラマの曲を作ったり、広告の曲を作ったり、演技の仕事など新しい仕事に挑戦してみることが増え、ある日、僕にはスキルがあると思いました。そしてシングル曲を作ることになった。

火は強かったです。できる、と自分に言いきかせました。何が起こっても、誰が何を言うが言うまいが、視聴数がいくつであろうが、自分は自分のために曲を作るんです(笑み)。仕事に自分自身を投影するに従い、勇気が出てきました。仕事が楽しくなりました。Warner Musicと仕事を始めると、皆さんがアーティストでした。化学反応が多く生まれました。仕事がとてもハッピーでした。

過去10年間と現在を通して僕が学んだことは、今を生きることです。失敗してしまうこともあるかもしれない、でも目の前のモメントに戻ってくるのは早いほど良い。同じメニューのご飯を食べても、ゆっくり噛んで、ゆっくりディテールを見ていれば、よりおいしくなると思います(笑み)。今を生きるということは、物事の詳細がより詳しく見えることです。古いものの中に新しいものが見えます。

LOVE: 自分であることに誇りを持ち、愛すること
自分を大人の中の子供と定義します(笑)。何事も楽しめるし、冒険、アドベンチャーが好き。僕はまだ子供です。ただ責任は増えましたが。僕は何が起こっても自分自身を捨てなかったことを誇りに思います。世間が期待する流行に乗らなかったことも誇りに思います。必要のないことを捨てたことも誇りに思います。自分自身がさらに良くなりました。

愛とは、誰を愛しても、その外見がどうかということは関係ないです。ある日その人が髪形を変えたからと言って好きじゃなくなった、なんていうことはないでしょう?その人であることを愛さないといけません。純粋な愛です。こんなふうであってほしいという期待は必要ない愛です。自分の面倒をみてほしいですか?一番大きな愛は親の愛です。彼らは何の期待もしません。

僕のスペックははっきりしません。でも僕の感情気持ちは、母なるものです。年上かもしれませんね。どんな話もできる。仕事の話や哲学の話を楽しくできる人。

とても楽しいに違いありません。


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