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GQ Hype

2022年1月24日公開

Jeff Saturのアイデンティティを伝える、音楽で恐怖の囲いを打ち破る勇気

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自分自身の探求は今も止まりません。 恐れの境界を突破する勇気は楽しいものでなければなりません。 これが「Jeff Satur」または「ウォラガモン・サーター」の定義です。音楽とファッションの両方に才能を発揮する、(Warner Music Thailand傘下のWayfer Records所属の才能あるアーティスト。
歌、作曲、プロデュース、演技などのエンターテインメント業界での才能と経験により、フィリピンのVoice Point 2021でRising Foreign BL Couple of the Year 2020やGQ Popular Vote 2021など、多くの賞を受賞しています。 この非常にハンサムな若いアーティストのエナジー に、私たちは彼に起こった変化、そして最新のシングル曲について聞かずにはいられません。

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GQ: GQ Popular Vote 2021をとってから、何か変化はありましたか?
中学生のときからGQ Thailand のファンでした。格好良くしたいけどどうしたらいいかわからない時、GQは参考になりました。そこでガイドラインは得たけど、あのころはまだ子供だったし、おしゃれをする機会はあまりなかった。あの頃のティーンエイジャーはあまりおしゃれなどはしませんでした。GQ MAN (The GQ Gentleman Search 2021)の一人に選ばれたときは興奮しました。僕はGQのファンだし、そして僕にはサポートしてくれるファンがいます。大切なのは、夢見ていることに挑戦する勇気を持つことだと思いました。

GQ: 受賞はあなたがファッションに興味をもったり、ファッションを楽しむのに役立ちましたか?
とても変わりました。もし昔の僕のイメージを持っている人がいれば、別人のようになったと思います。楽しく服を選ぶことは僕の日常生活の一部になっています。セクシーにしたいとき、楽な格好をしたいとき、白と黒や、黒一色にしたり。これがスタイルを持つということであり、ファッションを楽しむことだと思います。そういう血筋かもしれない(笑)。今日の撮影もとても楽しいです。スタイルを変えたかったり、枠から出たかったり。ファンを飽きさせません。

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GQ: ニューシングルもあなたのファッションと同じくらい楽しいですが、Waifer Recordsでの仕事について教えてください
すべてが新しくなりました。Jeff New Chapterの挑戦です。以前のJeffではありません。悲しいバラードを歌うキュートな男の子ではありません。成長しましたよ。いろんな出来事があり、多くの経験を積みました。でもやりたいことを変える機会がなかったのです。

GQ: 自分を変えることはあなたのチャンスにどのように関係しますか?
とても怖くて、世界に対してJeffは変わったよと言う勇気がありませんでした。なので少しずつ変わって恐怖の枠を壊しました。新しいレーベルに移ったことは、Jeff Saturにとっての大きな変化です。これまで出会ってきた人たちから得た良い経験、良い機会をすべて洗い流します。偶然にも作業チームは同じビジョンを持っていました。チームの皆も手放す時だったんです。なので何もかもが楽しかった。

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GQ: 初めて“Highway”を聞いたとき、そのリズムから外国のアーティストの曲かと思いました。
タイ語でなかったら、どこの国の曲かわからないでしょう(笑み)。曲に対する英語のコメントが多いことに驚く人が多いですね。Uターンのないハイウェイという意味です。どこに行くかわかったら、ハイウェイに乗って真っ直ぐ目的地に行く。一般道路とは違います。普通の道だと交差点や曲がり角で行き先を変えるかもしれない。でもハイウェイに乗ったら目的地が決まっている。人生の最も大切なことです。ハイウェイに乗る勇気があるかどうか、です。

GQ: あなたは音楽は世界共通の言語だと言っていました。Jeff Saturの観点における普遍的なものとは何ですか?
制作する曲は外国語で書かれていることが多いです。意味はわからなくてもそこには感情があるのは同じです。音楽は世界共通の言語です。その言語がわからなくても、私たちはリズム、音楽の感覚を得ることができ、この音がどの楽器から来ているのか、ギター、ピアノ、ドラムか、などと推測することもできます。外国のファンたちは曲の内容が何であるかわからないでしょう。英語歌詞がまったくないこともありますし。でもそれが言語であるということはわかっているはずです。

GQ: この曲の制作について教えてください。Jeff Saturをどのように表現していますか?
実際のところ、インターナショナルであるかタイ的であるかはあまり考えていませんでした。でも好きな音楽のジャンルで実験してみたかった。ルールはないという僕のアイデアでね。実験的にドライブを試すレースコースのように。もしワーナーミュージックが遊びや実験を許してくれなかったら、生まれなかったことです。
曲を作り始めたとき、車の中で聴きたいプレイリストを考えてみました。自分のアイデンティティはどこにあるのか自問して入れ込んでみました。それがインターナショナルなオーラを持つ曲になった理由だとは言えませんが、自分が聴いている曲はさまざまなジャンルに渡りとても多いためか、「Highway」のような楽しい曲が完成しました。プロデューサーのP’Ben(Sirasit Tangboonduangchit 、Lussバンドのメンバー)も長い間これをやりたかったのです。それで、試してみたんです。歌うためのデザイン方法はありません。すべてが僕の気持ちです。P’Benが「まずは歌ってみて。そうしたら僕が選ぶから」と言ってくれ、僕は感じたまま歌いました。そうしてこのようになりました。歌うことは自分自身です。だからこのようになったんです。聞いてみてどうですか?(ジェフからの質問)

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GQ: 運動してパワーがあふれているときのような感じです。
ルームランナーで走りたい気分ですか(笑)

GQ: これがJeff Saturの曲を聴くもうひとつの利点ですね?
そうですね(笑み)。この曲を聴くと走り出したくなる、ダッシュしたい、自分を奮い立たせたい。今いる場所から飛び出す勇気を持ってほしい。僕自身も新しい僕になる勇気、オープンにする勇気を持てた。他人がどう見るかは怖くない。なぜスカートを履くか。僕にはフェミニンな部分がある。子供のころ、母は自分の服を着せることもありました。誰かに見せることはなかったですけどね(笑)。
女性ものの服を着る、バランスの取れた男性物の服を着たり。アイメイクやネイルをすることでからかわれるのも日常でしたし、X Japanのように唇を黒く塗ることもありました。以前はそんなことでからかわれて止めてしまいましたが、今はそんなこと気にしません。

GQ: からかわれてイヤな気持ちをどうやって整理しましたか?
怖かった。悲しくなかったですが、怖かったです。僕はその人といて、または社会にいて、100%自分である勇気が持てない。自分が50%くらい。社会においては45%くらい。それは、誰とどのくらいの時間いるかによりますが。。仲はいいんですよ。でも鎧で自分を守っているというか。なのでオタクに見えていたかもしれないですね。でも今は、僕はいつもエネルギーに満ちています。

GQ: アーティストになったばかりのジェフと、今のJeff Saturはどのように違いますか?
以前は僕はただの歌手でした。今はアーティストです。それは違いますね。歌手は、歌があって、それを1234と歌う。コンサートの舞台で歌い、観客を喜ばせて幸せを感じる。でもアーティストは、芸術作品を作り上げる人です。伝えたい、言いたい物語。僕は芸術作品を作り上げたかった。歌手が悪いわけじゃない。アーティストのほうが良かっただけ。僕の定義では、アーティストとは何かを経験し、自分の気持ちを表現する準備ができている人のことです。人を招いて、見て、聞いてもらい、その人はどのように感じるか。何をその人に与えるか。僕の作品を好きでない人もいるでしょう。または覚えてもらえるほど有名かもしれない。多くの歌手は歌うことが好きであり、それはその人の芸術作品です。

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GQ: 彼らには才能のある声(Voice)があると気づくでしょうね
もちろんです。すばらしい歌を歌う歌手は世界中にいます。歌手とは声で芸術作品を作り出す人かもしれません。デザインをするんですね。今は世界には間違いなどないと言えると思います。それぞれの人が自分の作品を作り上げ、自分を表現し、才能を出すことができるんです。

GQ: では、あなた自身は?
Jeff Satur自身ですか。。アーティスト(笑)。一言で言えばアーティストです。芸術と一緒に成長しましたから。僕は常に自分と過ごします。自問する、本を読む、映画を観る、漫画を読む、なんでも。一生懸命教科書を読む以外のことは、なんでも自分自身と一緒に時間を過ごしました。子供のときから曲を書いていました。でも機会がなかった。恥ずかしがりだったし。今、他人が望むスタイルに合わせてがんばらなくてよくなった。勇気が出ました。古い思い出から抜け出して、進むんです。“Highway”をよろしくお願いします。ランニングのときに聞いてもいい、高速道路を車で走っているときに聞いてもいい。みんな自分の人生を楽しんでほしいです。

GQ: 以前と変わったと聞いていましたが、曲だけでなく、あなたの周りの人を幸せにしていますね。何があなたを今のJeff Saturにしたんでしょう。
自信ですね(笑)。いつも身に着けているアイテムです。今ここにいる自分自身のための準備です。でも時々自身を忘れます。ここに来る前、一日中忙しくて、少しストレスを感じていました。なので好きな古い曲を聴き、少しテンポを落としました。空を眺め、周りの人を眺めて、少しずつ楽になりました。急がなくても信号は青になってくれる。今を生きましょう。それが一番です。

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