「マーケティングの仕事と年収のリアル」を読んで
最近twitter上でバズっていたことに加え、
マーケティングの仕事をしているわけではないが、
自分自身最近今後のキャリアについて悩むことも多く、
「マーケティングの仕事と年収のリアル 」を手に取りました。
本を読む前は、
他のメンバとの間を狙ったポジショニングを狙うこと、
錯覚資産をうまく活用するといった感じの話、
うまくマーケティング業界でやっていくためには●●が必要、 みたいな。
しかし実際に本を読んでみると思ったよりも泥臭く、骨太の内容。
年収という仕事をする上で意識せざるを得ないものを切り口に、
「やりたいこと(業務内容、キャリアステージ)」
✕ 「市場(事業会社、支援会社)」
と言った形でまとめられています。
山口さんが日々の苦労に加え、付き合ってきた方々との体験をもとにした
人物像、仕事像が細かく描写されており、素晴らしい本でした。
また山口さん自身のキャリアは謙遜されながらも、
軸をしっかり持たれていて、環境が大きく変わりながら、
その経験をもとに自らの軸を太くされている部分が感じ取れました。
この本の良いところは、
・キャリアステージで具体的にどのようなレベルまで到達すればよいのか?
・そのためにどういったことをトレーニングするべきなのか?
どういった心持ちで仕事に向き合うのか?
までが書かれていて、他の業界でも十分に活用できると思います。
特にこの本にリアリティがあるところは日頃の経験から、
具体論からうまく抽象論や一般解をあぶり出すことで、
読者に理解を深めさせてくれ、行動を後押ししてくれるところを
書いてくれているところかと思います。
私自身の経験ですが、キャリアステージが上がってすぐのタイミングには
自分自身がどのようなアウトプットを出すべきなのかがわからず、
迷いがあったが、この本をそのときに読めればよかったなと。
山口さんの経験をもとにですが、
キャリアステージでの水準や要求はあるものの、
自分の軸や価値観といったものを大事にしながら、
行動することの重要性を再認識させてもらえました。
キャリアの棚卸しを再度行い、自らの理想像を明確にするとともに、
更に成果を意識し、仕事に向き合いたいと思います。
「キャリアには一律の解があるものではなく、
読者一人ひとりの方の個別解がある」
「自分なりの理想を掲げ、未来に向けて努力するだけでなく、
自分の価値観や気質をしっかりと認め、現実も受け入れる。」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?