映画刀剣乱舞黎明の感想。途中からネタバレ入ります(文章内に記載有)
はじめに
この感想は、映画刀剣乱舞の1作目を見て、刀剣乱舞に出戻りした審神者が
2作目の黎明を見た後、パンフレットを読んでから書いています。
あと他の人の話とかもちょっと見た。人からの感想はまた違う視点が生まれていいですね。
この黎明を見て私のように思った人もいれば、まだ映画を見ていなくてプロモーション動画見て刀剣男士ってかっこいい!ちょっと見てみようかなって入ってくる人もいると思うし、映画を見終わってもう一度見たいな!って思った人もいると思う。もう一度見たいって思えるのは素敵なことだと思うので、それは大事にした方がいいと思います。周りのノイズに躊躇して見に行けなくなるのは悲しいので。
この記事を読んでお気持ち文じゃねえのって思う人もいるかもしれないし、今作、黎明を見て手放しで喜べる!うわー!すごい!何度でも見に行っちゃおう!!って思う人はこの記事を読んだらムッとするかもしれません。
いいこともそうでないことも書いてあります。でもいいとこだけを述べるのもなんかそれって視聴者としてどうなの?って思ったのと初見で思ったことを書いておきたかったので。
好きなジャンルだから絶賛したいけど、映画というコンテンツから見たら何とも言えないモヤモヤ感を書いていこうかなと。書き出すことでまた見てみようかなって思うかもしれないから。
ネタバレなしの率直な感想(この下の小見出し1~7の項目はネタバレあります)
結論から言うと楽しかったけど惜しい!
「うわー!!すごかった!ありがとう!」ってなるのが映画が終わって
その後、疑問や言い表せない思いがたくさんこみあがってくる。これみてしょんもりする人いたらマジで本当にごめんなさい!!1作目とは違うのはわかってるんです!!わかってるんですけどそれとは別に映画の作り方として思うことがあったので。
いいところとして、仮審神者のキャラの作りこみ
刀剣男士としてのキャラのカッコよさや、前作の映画、2.5ジャンルのステ、ミュとも違う別本丸での殺陣の違いは見るものがありました。
だから本当に色々と惜しかった。
見る層が何となくわかりましたが、わかった上でもう一回見に行くかなって言われたらどうだろ…いく…かなあ。いや見たいところはあるんだわ。でもたぶん1回目見た時より感動は半減するかなあ。見たいものはあったが故にリピートするか迷うっていうこの…やるせねえところ。見たら細かい点に気づくなんてこともあるし、また変わるかなあ。
※結局この後色々考えて見に行きました。たぶん色々情報を入れたおかげか2回目見た方が楽しかったです。
一緒に映画を見に行った友達と話してこれはこうだったのでは?
って話す内容がいっぱいあった。一瞬でもテンションが上がった!と思ったのは事実だし、ありがとうと一瞬でも思ったのも事実なので、私のこの感想だけで見に行くのをやめてしまう人がいるならそれはそれで悔しい。実際に私も「うわー!!よかったです!」って思える部分があったので。人の感想はそれぞれだから。
見てきた人の感想だけをみてわーわー言うのではなくて、実際にこの目で見てから感想言ってほしいけど物価もいろいろ上がってるし、日々忙しい現代社会だと時間とれなくて、見るの躊躇するよねー。
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以下バレなしでのおすすめしたい人や思ったポイント
※目次の方を押すとネタバレ文章に飛んでしまうので項目だけ見てね!
特撮が好きな方、現代で刀を振るう刀剣男士が見たい人
VFXの技術と2012年という再現
ストーリー重視の人には向いていない
我々が脳内補完する部分がたくさんある
見たかった刀剣男士の姿。(VIPあげるなら長義)
やりたいことの詰め込み方。
個人的にだけどみるなら数人で見にいってほしい感
映画を作る方は全然わからないです。専門家ではないので。
でもまあ最長2時間くらいしかない映画を作るにあたって、ここを削らないといけない。ここは出したい。そういうのはわかります。わかるんですけど
今回の映画は特撮が好きな方、現代で戦う刀剣男士が好きな方向けに作られているなあという印象が大きかったです。
あと勧めにくい理由が、前半、中盤、後半のつなぎ方について、なんとなくわかるんだけどこう、いきなり階段をすっ飛ばす感じがちょいちょいする。小説書いてて読み込んでるうちに「いらないなこの描写」ってなっちゃうやつ。その部分もうちょっとこう、ほしいんだよなー…
上記のような感じなので、ストーリー重視の人には向いていないです。でも後半部分は熱かったので見てほしいという気持ちはある。1作目もそうだけど、映画刀剣乱舞は人めっちゃ選ぶ。全部が全部受け入れられるよ!なんて人はいたとしても少数だと思うので、取り入れられるところだけつまんでいきましょ。ブッフェスタイルでどうぞ。
ここまでネタバレを避けて話しています。これから見に行く人は下部分からは読まないことをお勧めします。ネタバレがあります。
気になる人はそのまま劇場に行って浴びてくるといいです。
先ほど箇条書きにした順番に書いていきます。
めちゃくちゃ長くなると思う。
1.特撮が好きな方、現代で刀を振るう刀剣男士が見たい人
ここめっちゃ熱い展開!!ってなるシーンがありました。
今作の目玉として、現代で刀剣男士達が戦うんです、私たちがいつもすごしている現代で、あんな場所や、そんな狭い場所で戦うの!?わー!!すごいなー!すごいなー!!って素直に思いました。
ステやミュを見ている方だと今回出てきている刀剣男士は演じている人は同じだけど性格が違う。
長義は最初から政府って言ってたからわかってたけど
最初全部同じ本丸からの出陣かなって思ってたんですけど違いましたね。
三日月、山姥切
今回の映画でのメイン本丸から現代へ
山姥切長義
政府から派遣
膝丸、髭切
二振り入れられる+極からして上ランカー審神者から派遣
長谷部
きっとここの主が大好きなんだな。上記と別本丸からの派遣
ステやミュ本丸とは違う個体だから、殺陣の仕方もちょっとずつ違っているという点はとても高評価でした。うん。描いてたらちょっと確かめたくなってきたな…
刀剣男士達のやりとりも別本丸から来ているので面識がない=仲良くなかったり協力しようという感じになったりで面白い。その違いを楽しむのはいいと思うんですよ。あー!ここの刀剣男士は、その組み合わせだとそう戦うんだな!って。
特撮っぽいなーって思うシーンが何個かあったんですよね。
見慣れてる人はあーそんな感じか!って見れるかも。
まあ、非日常的な人物が現代にいるっていう時点でぽいなー!ってなるんですけど。
特に途中伊吹君が使うアイテムとして、手のひらに収まるくらいの顔が付いた丸い小鬼みたいのがでてくるんです。(スーモの手足がなくて、ふさふさしてなくて一本角が生えてるゆるキャラっぽいの)それが人々の心を奪い取って、伊吹の弟へ運んでいくんですが、なんだか姿がファンシーなので、そこでいきなり現実に引き戻される感がすごい。
確かに小鬼のモチーフにすることで弟君の布石にしていたり、伊吹君の思いとシンクロしてーってのがあると思うんですがそれが明かされるのが後半の怒涛の畳みかけでなんで、感情輸入する前にああ、そうだったんです?ってなっちゃうので、もうちょっとこう、冒頭辺りに一瞬でも組み込んではいただけなかったかなあと。毎週放送するべきだよ。尺が足りんのよ。
最後のラスト辺りでその小鬼を伊吹が取り込んでくのも小鬼がわーって吸い込まれてくのでうーん…もうちょっとなんか光の演出とかでよかったんじゃないですかねって思っちゃった。
※追記:後でオフィシャルガイドブック読んだらなるほどーってなったけど最初のイメージはそんな感じでした。
あとはラストシーンの本丸が危うくなって刀剣男士達の色が消えてくんだけど灰色になるだけでそこもなんだか作り物感があって違和感だったかな…消えかかってるっていう表現にしてはうーん…とおもう。
2.VFXの技術と2012年という再現
今の時代より少し前の、震災から1年後の2012年。まだガラケーが残ってて全員スマホを持ってなかったり、ビルの並びだったりは力が入っているなあって思った。
ドローンを使っていたりワイヤーアクション等、前作でもっとやりたかったことにチャレンジしているのは何となくわかりました。音とかも力入れてたかも。前回の予算よりもおそらくお金を使ってるのでこれをやってみたい!っていうのが制作側であったんだろうなっていうのが伝わってきました。でもちょっとやりたいことやりすぎ感は否めない…
3.ストーリー重視の人には向いていない
私の場合誰一人共感できる子がいなくて終わりました。仮の審神者も刀剣男士も歴史上人物もいたんだけどなあ。
終わった後、フォロワーと補完でこうだったかもしれない、ああだったかもしれないって考える(特に後半)と映画の深みは出てくるなあと思ったんだけど、それを映画でお出ししていただきたかったなあ。映像でしか見れない部分もあるんですよ。起承転結が何度も途中で放り出されていまいちうーん…ってなった状態でのクライマックスだったんですよねえ。
制作者の方がかっこいい刀剣男士、現代で刀を振るう刀剣男士を見せようとしていただいているのはパンフレットを読んでわかってうれしかったです。
刀剣男士を演じる方々も冒頭に出てきた歴史上人物も役に入り込んでいてよかったんです。あとは2012年のディテールに凝ってたところかなあ。
でもそこだけじゃなくて中身の方も力を入れてほしかった。
映画を作るにあたって脚本は本当に大事だなって思う。
美味しい素材や設定、伏線たくさんつくっているんだからもうちょっと一声ほしいんですよ。
例えば冒頭の清明と藤原道長。源頼光、そして退治される酒呑童子。歴史ちょっとかじった人でもテンションちょっと上がっちゃいそうな感じがしませんか?ぜってーこれ物語に関わってくるでしょ!!源氏が極なのも複線!?ってワクワクしたんですけど冒頭数十分で退場。
えっ…そん…もうでてこないの?
2012年の介入が難しいとはいえ、でもここでもう退場するのはちょっと惜しいなと思ってしまいました。私の学習能力が低いせいかもしれない。
※ここも後で色々聞いて人とモノの対比がしたかったんだろうなって判明したんだけど最初こう思ったよっていうのは残しておこうと思います。
酒呑童子が妖ではなく人間で(話の進行で妖怪化しますけど)鬼退治は実際は都にいらない人々をただ捨てるためだけに行ったとされる表現の仕方、調べたら大江山絵詞から持ってきたんだろうなって思った。そこは純粋にうまいなあと思ったんだけどなあ。
歴史上人物がこれだけいるのにもったいない…。
絶対物語に関係ある!って思ったんですけどね…いやたぶんあるけども、説明そこそこに消えちゃうから何とも言えない感がありました。
最後の琴音と伊吹が向き合うシーンもそう。ずっと琴音は伊吹に語り掛けるんですけど琴音ちゃんの環境がそこまで困ってない感じなのもあって、なんだかなーって見ちゃう。
今の時代映画を作るにあたっていろいろ言われてしまうからなのか上からの指示なのかわからないんだけど。
きっとこれ後半のいきなりの設定の出し方とかセリフでの説明が多いからだと思うんだ…もう少し手を加えてもらえてれば感動シーンになったであろうにもったいないです。
最後の、全部なかったことにする。っていうのは未来で歴史が変わってしまうかもってことなのかと思いましたが、あのときの仮審神者達の気持ちはどこ行っちゃったの…全部なしですか。刀剣男士は知らないけどなんかこんなこと誰かに言われた気がする。っていうのがあったらなーなんて思うんですよ。最後に琴音が三日月の名前を呼ぶのであれば、審神者の素質が全員にあるというのならば、ヘッドフォンつけるときに三日月に言われたことをふと思い出して(誰に言われたんだっけ?みたいな)立ち止まるとかさあーそれか将来大きくなった琴音とかさー見たかったんですよねえ。そこも我々の想像でしょうか。
4.我々が補完する部分がたくさんある
今回ストーリー上で中心としているのが女子高生の琴音ちゃんと伊吹君なんだろうなっていうのはわかるんです。
刀剣男士視点の活躍がめちゃくちゃ見たいな!ってひとにはノーサンキューな映画になってしまうんですけど。こういう切り込み口もありかなとは私は思えました。そういう描き方ができるようになったんだなって思ったが故に惜しいんだよ!!
パンフレットを読んで琴音と伊吹が主人公枠になった理由の一つが1995年生まれという点。それを表現したのが995年から1増えて止まるだけの演出なんだよな…それさらっと見てたら気が付かないんだわ。パンフ見て補完するのはなんかちがう…映画でお出ししろ…パンフや書物で情報を補うのはほんとに気が付かないとことか制作陣のここ知ったらもっと楽しいよってところじゃないんですか…本筋に関わる部分を関連書籍で出すのは違うと思うんだよなあ…ここが許せるか、許せないかで見た方の評価だいぶ変わると思います。
今後の審神者につながるように描くならもうすこしあったでしょって思ってしまうんですね。きっとこの話は人間の心が鍵で、刀剣男士はあくまで物。ものだからこそ仮の主だけれどもどうするかは人間に選ばせるっていう展開にしたかったんだよね?最後は誰もが審神者になれるよって言うのに繋げたかったんじゃないかな。違う?
でもそうするなら、人間側のもうちょっとこう、感情輸入させられるシーンが欲しかったってくらい視点があっちこっちいっちゃってどこを軸にしていいのかわからなかった。刀剣男士との出会いも琴音以外は端折られてるし、一番思ったのが、仮の審神者達の生活や、思っている気持ちの部分が女子高生含め雑なんですよ…見た側が脳内で補完すればいいって問題じゃないと思う。
映画の中でその情報早めに出してもらえてたらってのが多くて。刀剣男士がモノ扱いなら刀剣男士が直接主人公枠に口出ししたりするのを控えてたのはわかるけどだったら人間側がもっとこう!!映像として出すべきじゃないですか。ここどこ軸にしたらいいのかっていうのが見えてこないんですよね…
私からしたら、普通の一般の人間の気持ちや関係性なんて描かれなかったらわかるわけないじゃん!書いてるけど映画でちらっとお出しされた部分で補完するにはピースが足りなすぎるんだよなあ。あと出す順番がそこじゃない。怒涛の後半に詰め込まれても「?そうだったんだ?」になっちゃうんです。ちょっとずつでもいい、うまい塩梅にピースがほしかった。セリフだけで完結させてしまうから言わされてる感が出ちゃうんだろうなと。映像なんだから映像で出してくれたらいいのになって思うんです。
例えば琴音ちゃんは古いものから声が聞こえるというのがあって苦労したんだなあという回想が欲しかったし
神主さんの設定も神主だけで終わってしまってもったいない。女子大生の実弦は初っ端から長谷部とあまり仲良くないけど、長谷部になんて言われたのか。(映画ではすでに夜行バスで向かっている描写から始まる)からそこがほしかったんです。勝手にファンが脳内補完するのは楽しいけれども!でもそれ公式で観たかったんだよなあ…仮の審神者達、キャラはすごく立っているのにあんまり…今回の出来事に危機的に思ってなさそうだったんだよね。
お出しされてない部分もあって、伊吹君はいったいどういう立ち位置だったのか。酒呑童子の生まれ変わりか?それとも虐げられていたところに目をつけられたのか。弟が死んで山に埋めに行った時酒呑童子の角を拾ったのか?でもその記載はなかった気がする。私が見落としてるだけかな…見落としてたらごめんなさい。伊吹という名前は伊吹山に関連してるみたいなんですけど(多分他の仮の審神者も名前に意味があったんだろうなと思う)でもその部分もなんだか明確ではなくて、全部視聴者側にぶん投げすぎている気がしてついていくのが難しかった。2回目見たらわかるんでしょうか。
酒呑童子もそう。本来酒呑童子が切られるはずではない山姥切国広が童子切を切ってしまった(切られてしまった)から記憶が歪んでしまった?ってなるのかなあっておもってたんですけどそんな表現なかったな。これ誰でもよかったんですかね。よくわからん。なんか知らないうちに伊吹を主として支えて…?
伊吹君に心を操る能力があるっぽい感じでしたがそれ時間遡行軍にもらったやつかな?それとも酒呑童子の怨念?ねえそこまでのストーリー視聴者側で補完するの??重要だと思えるピースの小ささも相まって、こうかな?って拾って拾ってつなぎ合わせていくから考える部分多くてめっちゃ疲れてきたぞ…
パンフレットでは中山咲月さんが「酒呑童子と伊吹はどこかでつながっている。似た者同士だと思う」って言ってるけど、そこ、我らが考えるんです…?ってなってしまった。
ラスボスに関わるキャラだったので、そこはもうちょっと明確にしてもよかったんじゃないかな。恨みの動機で誰もが悪役になるっていう感じで描くならば顔まで一緒にする意味はなんだったんだろうとも思うのです。
個人的になんとなくまんばちゃんに似ていたので伏線があるのかな?っておもってたけどそれは無し。後半に行くところで弟がーてはじまるからついていけない…先ほど書いた記憶がないまんばちゃんとどうやって知り合ったの?っていう疑問がが飛び交いまくる。
これHPの記載でだけで説明終わらせていませんか?そこを描かなくてどうする。端折るな!…そうだね時間が足りないんだよねやっぱり前編後編でやろうよこれ。
グダグダ描いたけど、
後半であーこういうことがあったからなんだねってちょっと思えるのに、中途半端にセリフとして「〇〇で、〇〇だった」と差し込まれるせいで「うん?だから?」ってなっていまいちストーリーに入って行けなかったのと
こちらが脳内保管しないと進めない部分がたくさんあったんだよなあ…視聴者側が考えて想像してくださいっていうのはよくあるけれどもその空白がでかすぎるが故に中途半端になっちゃう。惜しいなあ…
あとコメディ要素が入ってるからなのかうーんってなるところもあったんだけど刀の扱いはマジで…大事にしてくれ…抜き身で落ちるな…持ち歩くな…それはもともと武器なんだよ!!!鉄なので錆びて朽ちて行くはずの刀がなんで現代まできれいに残ってるんですか。人が大事にしてたからですねえー!!!ってなっちゃうとこもあった。
5.見たかった刀剣男士の姿。(VIPあげるなら長義)
刀剣男士の方々については本当によかった。
確かにメイクやウィッグはもうちょっとどうにかしてくれがすごいんですけど、でもそれでも頑張っていたのはパンフレットから伝わってきた。いやパンフ見て分かったっていうのもなんかおかしいけど。
キャラの設定ブレはほぼなかった(個体差はまあある)ので、格好いい刀剣男士を見たい人にはお勧めです。というか最後のシーンにが本当に良かったんだけど、それがわかってしまうと2回目見るか躊躇する。
長義君はいろんなメディアミックスに取り上げられているキャラの1人。
慈伝や花丸、刀ステ、まだ始まってないけど今度は刀ミュにも来ましたね。誇りを持っているキャラゆえに、環境によって扱いがだいぶ変わるのでこういう長義君が見たかったんだけどな…って思えるのがあるのとないのの差がすごくて。
今回は政府側からの派遣ということで、上から指揮を執る長義君が見れたのはうれしかったですね。三日月とのやりとり、政府の秘密の場所での指揮を執る言い方、椅子の座り方が本当にかっこよくて。これ!私見たかったのこの長義君!!!ってなりました。かっこよかったねえー!
長義が「誰しもが審神者になる要素がある」って言ったセリフが本当に良かったですね。だからこその分岐点で2012だったのかなあ?
長谷部君とギャルの会話はもうスピンオフで見たいくらいだった。
この派遣されている長谷部君主のこと大好きすぎるでしょ。でも大人っぽい対応してたから主の前ではめちゃくちゃ頼ってください!!!見てください!!ってする長谷部君じゃなくて、頼まれてひそかに桜を散らす長谷部君かなあって見てました。そんな長谷部君だとしたら、こんな危機的状況で主の元を離れるのは最初渋ったんじゃないですか?でも主からの命名なので従ったところとかそういうのがありそうですね。
実弦ちゃんと険悪ムードからちょっとずつかわる長谷部君。めっちゃ展開早いからまじでバス乗る前からやってくれ!!ワイプでいいくれ!!!そっちみたいんだわって思っちゃった。尺が…足りねえ…
三日月は個体的にまだレベル的に若いんですかね。他の本丸と比べてだいぶ自由なおじいちゃんだなって感じだった。でも人間のことは大好きなんだね。このシーンちょっと長いんだけどね。好きですよ。写真撮られまくってるのにニコニコしてんの。人間大好きなんだなって。(まあここで伏線につなげてくれたらよかったんだがそこは置いておく)
抹茶ラテマキアートを気に入って頼みに行く姿。可愛かったですねえー。
別本丸だったからかもしれないけれどもメイン本丸の堀川君と山姥切国広の絡みがなかったのはその本丸が特有なんでしょうかね。兄弟が消えたのに、三日月さんが言ったから大丈夫だよね!って言っててもしかしてあんまり心配してないですねこの堀川君…って見てました。2回目見たら表情とかでまた変わるかな。
一番テンション上がったのがスクランブル交差点ですが同時に製作者側の感じもちょっと見えてしまった気がしてもにょってしてるとこはある。
けども!!!カッコよかったのとありがとうございます!!!っていう気持ちはありました。(だけど毎回これやっていいでしょ?って視聴者の御機嫌とってんじゃねえぞという気分はあります!!!)
助っ人の刀剣男士が来たのが本当にうれしくて。
鶴丸が二振り出てくれたのも、倶利伽羅江がいたのも印象的でしたね。本当に各本丸から出してきているんだなあって
映画の中で送り出せるのは1振りずつがやっとだと話していたので。その妄想をするのは純粋に楽しかったです。(中の人のスケジュールの都合は置いておきます)
ちなみにこれは今回の映画を消化しきれずフォロワーと話しててはたと気づいたので思っていることを話し合ってみるのはいいよなって思いました。自分だけでは気が付かない視点ってあるよね。
各本丸での審神者の志向もさまざまですし、こんな危機的状況なのです、信頼している子ならばなおさら。近侍に傍に置きたいと思う審神者もいるし、未来のことを思って送り出す審神者もいるでしょう。
どんな基準で選ばれたのかはわかりませんが、(きっと俺の本丸の〇〇なら現代でサポートしてくれるだろう。とか私の一番頼りにしている子を出したのよとか、はたまた俺のことはいい、お前ならやれるだろうと初期刀を送り出した審神者もいたかもしれない。)
男士達が審神者の意志によって送り込まれている点において、各本丸への妄想がやみませんね(そう、本来ならこういう隙間のところの脳内補完が楽しいんですよ…本編を補完させるのは間違ってんのよ)
最初に病院で鶴丸が顕現するじゃないですか、そして琴音のことを笑わずに聞いてくれ、信じてくれた親友の子に語り掛ける。もうそれだけでテンション爆上がりしました。これ!!!こういうの見たかった。だからこそ人間側の掘り下げがですね…いやこれは一旦横に置きます。よかったところも言いたいので。
加州清光がサラリーマンっぽい人の前へ現れてさらに脳内が混乱するえっつまじでまじで???この後いっぱいくるの?
登場の仕方も大変良かった。人間に対して笑いかける加州清光ー!!!!!!!!!!!好きー!!!!!!!!!!!
この後推しが来たのでなんかもう後半が怒涛だった。冒頭でシルエットだけ見えてひぇ・・・ってしてたのに。拝んでしまったのに最終戦で?京都に??舞妓さんの前に!???推し!!!!!!ありがとうございます!!!(終わった後ツイッターのフォロワーに大丈夫?って言われた。大丈夫じゃない)1作目の継承を見に行ってまんまと沼に落ちた不動行光が!!!!京都に!!!!各本丸1~2振りしか出せないのであればこの不動行光は別本丸の不動君だと思いますが!しかも舞妓さんの前に!!セリフまであって!!!
ダメだ語彙力が消失する。若干泣きそうになったのはここ。
でももっと前でもシナリオが良かったら泣いたかもしれん。
スケジュールの都合上なのか(いやまあほんと戦わない組の扱いが一瞬だし東京枠、スクランブル交差点以外の扱いが雑なんで思うとこあるけど)戦わなかったんですがめっちゃうれしかった。
刀剣男士の扱いがよかったなとおもえるのがここで、組み合わせや各本丸から来ているから協力して戦うところとか、が見れていつぞやの大侵寇のようで(これはゲームのイベントなので映像はないですが)大変良かったです。
でもシナリオの内容と全体的に考えちゃうと
制作陣の最後にいっぱい刀剣男士入れたからいいでしょ?って言われてる気もして素直に喜べな…い…私がひねくれてるんだろうなこれは。
いやかっこいい刀剣男士をいっぱいだそうって思ってくれるのはすごくいいんだ。実際めっちゃよかったので。
私お金払って見に来てるんだよなあ…シーンが良かったが故にこう…思うところがね。ありますね。
6.やりたいことの詰め込み感
まあ今書いてきたこととダブっちゃうんですけど色々やりすぎて軸がいっぱいで中途半端なんですよ。
映画の尺とか、やりたいこととかもあると思うんだけど、だから明確に柱を1本に絞って…っておもっちゃった。上からの指示もあったと思うんですけども。
やりたいこといっぱいやるぞー!!!って取り掛かる意気込みはいいけど、だからっておいしいものもいっぱい詰め込んでいいってわけじゃないと思うんですよ。
素敵な部分もたくさんあった。でも惜しいなと思うところの方が多くて、さらに最後で全部帳消しになるのがなんだかなー…という感じ。私が読み取れてないという可能性もあるので全部は否定できないけども。
7.個人的にだけどみるなら数人で見にいってほしい感
これは個人の話なので、1人だけで見に行ってたらおそらく最後の衝撃もあって映画館出られたかな私…とふと冷静になりました。
共通の刀剣乱舞が好きな友人と話すことやツイッターで出されている感想を見て、私はこう思ったけどあなたの考えはいいねと思えることもたくさんありました。わいわい見に行くのも一つの手かなと思います。
円盤が出たらどうしようかなあー。買うか悩んでるんですよね。スピンオフバージョンで未収録部分とかあったら見たいなあなんて。もしかしたら追記するかもですが、言いたいことはこんな感じです。
マジでここまで読んでくれてる人がいたらすごいと思う。文章の書き方へたくそだしね…
本当に読んでくださりありがとうございました。
刀剣乱舞というコンテンツ自体は好きなので、第三弾がもしあるのならば、またちがう本丸を見せてくれるのではないかなあってひそかに願っています。でも映画で出せるものはちゃんと出して…映画内で完結して…
もしかしたら追記するかも?
追記しました(微バレ)
もうすでに追記ですよ!冒頭部分で、専門家が一般人に説明する感じっていうのが冒頭の部分
鬼という者の定義
世間一般は鬼はファンタジーで、悪いもの扱い。
ですが実際過去の話とか見ると鬼の定義って広いんだよっていうのがそういえばありましたねーと…人から鬼になるなんてのもあるね。
現代では原因がわかっている病や伝染病のことや見たことも聞いたこともないもの。例えば当時は外国とのつながりがあまりないので海外から来た人をを鬼っていうのもそういやあったなあ…うん。誰しもが悪になるという要素がストーリで伝えたいことにあったのかな。
でもこれ一瞬だと気が付かないね……
後から他の方で平安時代に知識ある方のお話を聞いて、なるほどそうかと腑に落ちた部分もあるんですけど、その部分を知っているか知っていないかでだいぶ差が出まくるのも惜しいですね…
我々が知識不足なのか、って落ち込むのもなんか違うとは思う。
映画って最終的に人に見せるんだからある程度はわかりやすく作るっていうのも必要じゃないのかなあ。
専門知識を持っている人だと映画初見で見て気が付けるからすげー!作りこまれている!ってなるだろうし、一般知識の人だとだいたい映画って1回見て満足するのがほとんどだろうから、見てわからなかったら疲れてリピートなんてできない。
ジャンルが好きで、なんとか制作陣の思いを読み取ろうとして、そこからがんばって調べてもう一回見てみようっていうスタンスを挟んで見る層がどれだけいるのかなあっていうのはある(オタク調べがちだからこちらに投げられている感はありますね…)
感想はそりゃ二極化しますよね…
なんだろう、例えるなら一般人に専門家が専門用語使って説明しちゃった部分がちょっとあるところは否めない。よくよく見たらヒントは落ちてるんだろうけど小さすぎるかなあ。
先に見た人たちがいいところを上げてるのとか、脳内補完やパンフレットを見てからから再度見に行ってるの、楽しんで見たいからそうしているのはわかるんだよー!私もどうせなら楽しく見たいもん!!見たいけどこう、ぶん投げられた感はあってしょも…ってする。うん。
次回作があるなら今度はもう少し説明やスピンオフプラスでお願いします…本当に。本当に。