国際結婚して変わったこと⑦政治への関心
結婚して子どもをもつと、政治への関心が以前より高くなったと思います。特に、子育て政策に関することには敏感です。
私の大学の友達も、結婚して子どもを持つようになってから政治の話をするようになりました。学生時代は全く政治の話をする仲ではなかったので、それを考えると信じられない思いがします。お互い、大人になったのだなあと思います。
しかし、子どもを持ったことだけが政治への関心を高めたのかと言われると、私の場合は少し違います。
中国人の夫は、私以上に政治への関心が高いです。日本の政治はもちろんのこと、海外の情勢にもアンテナを張りめくらせています。特に中国の情勢について、何かしらニュースがあると「『恐らくこういうことだろう」と深読みすることもしばしばです。
私はニュースを深読みしたことがなかったので、夫の話を聞くととても勉強になります。
夫と出会うまでは、政治に関心がなくはなかったのですが、世の中は善悪の対立で成り立っていると思っていました。
しかし、『三国志』や中国ドラマを見ていてもわかりますが、利害関係が絡んでいれば、敵同士でも手を組むことがあったり、利害が一致していれば仲間になるということもあるのだと知りました。また、表で起きている出来事はほんの一部で、裏で様々な暗躍があったり、意図があってわざとこういう行動をとっている、と読み取るということも知りました。
「世界史を学べば、今の政治や人間関係に生かせることがたくさんある」と夫は言います。私も世界史を学んできましたが、夫のように深読みするには様々な知識と洞察力が必要だなと思います。
そう考えると、やはり社会の勉強は疎かにしてはいけないな、と思うこの頃です。