【徒歩で冬のソロキャンプ】キャンプ道具まとめ〜調理道具編
今回の記事では、バーナーやクッカー、カトラリーなど愛用している調理道具をまとめていこうと思う。
私は夫婦で2人キャンプもしているが、ここではソロで使っているものにしぼって紹介していきたい。
バーナー:SOTO ウインドマスター SOD-310
バーナーはSOTOのウインドマスター。
キャンプ以外に登山でも使いたかったためどちらにも使えそうなこちらを選択。
良かった点1:風に強い
ウインドマスターという名の通り、風に強いことが売りのバーナー。
夏は海近くの公園で使用していた。
お肉を焼いたりホットサンドを作ったりと、わりとヘビーに使用。
風速3メートルを超えてくるとやや消えやすいので使い方をいろいろ試してみたところ、火を弱めすぎないことがコツだとわかった。
つまみを回すとゴーという音がするので少しビビってしまい弱火で調理をしていたのだが、これだと消えやすい。
弱火にしすぎず勢いよく火を出すようにすると、ウインドマスターの威力が発揮できる。
他のバーナーを使用したことがないので比較はできないのだが、海風のある公園でも使えていたので風に強いのは本当だと感じている。
良かった点2:寒さに強い
寒さに強い燃焼構造もとても助かる機能だ。
冬は冬用のバーナーを用意しておかないとガスがつかないということも起こりうる。
ウインドマスターは寒さに対応した構造になっているため、冬キャンプでも問題なく使用できている。
付属のゴトクは小さくてたよりなく感じたため、追加でウインドマスター用4本ゴトクSOD-460も購入し使用している。
残念な点1:点火スイッチの故障
残念だったのが、わりとすぐ点火スイッチが機能しなくなったこと。
なのでつまみでガスを出してから、ライターで火をつけて使用している。ライターを必ず使わないといけなくなったので少し面倒ではある。
メーカーに問い合わせすれば見てもらえるとのことだが面倒なのでそのまま使い続けている。
落ち着いたら問い合わせしてみようかな…。
残念な点2:長時間の使用はあぶなそう
バーナーとガス缶が直線でつながっているので、長時間煮込む料理などをするとガス缶に熱が伝わり危険な気がしている。
使い始めはあまり気にしていなかったけれどよく考えればあぶないかも。
現在は念のため遮熱板を購入し、ヒーターを使用するときには取り付けるようにしている。
また調理メインでキャンプしたいときは別タイプのバーナーを使用するようになった(SOTO ST-330)。
ガス缶と火元が離れていればガス缶への熱を気にせず安心して調理できる。
食材の量や調理時間が増えるふたりキャンプではST-330が活躍中だ。
だが、軽い煮込み料理や炒め物はウインドマスターでまったく問題ない。ソロキャンプでは充分に活躍してくれている。
いつもおしるこばかりなので、今度はスープパスタやスパイスカレーにも挑戦してみたいと思っている。
(おまけ:ヒーターについて)
冬キャンプではFUTUREFOXのヒーターと遮熱板を愛用しているのだが、ヒーターは結構な大きさだし遮熱板は意外と重い(2つで約230g)。
もっとコンパクトで安心して使えるものを探していたところ、なんと超軽量かつウインドマスター用のヒーターを手に入れることができた!
これなら遮熱板を持っていかなくても済む。
使用してみてまたレビューしていきたい。
ガス缶は対応しているSOTOのOD缶を使用。
冬キャンプでヒーターを使うときは230gを持っていくが、この230gでソロキャンプ2回分くらいはまかなえている。
クッカー:プリムス クッカー イージークックNS・ソロセットM
初めて購入したクッカーが、プリムスのイージークックだった。
クッカーに求めていた機能としては、
焦げ付かないこと
すぐにお湯が沸くこと
メモリがあること
一人分のラーメンが作れる大きさ(900mlくらい)
この4つだった。
そして見た目もかわいいプリムスを購入した。
良かった点1:すべての条件を満たしている
先ほど挙げた条件をすべて満たす優秀なクッカーだった。
内側はコーティングがされているので本当に焦げつきにくい。
お肉を焼きすぎたりスープを煮込みすぎても、クッカーにつくことなく、洗えばスルンと落ちる。
片付けが楽なのはとても助かるし、焦げつきを気にすることなく調理できるのは精神的に良い。
アルミなので沸騰も早く、500mlくらいなら5分以内に沸いてくれる。
メモリも地味に助かっている。スープを作ったりするときは必ずメモリが必要になるからだ。
900mlという容量はラーメンにスープにとなんでも作れる万能サイズ。
野菜をたくさん入れた一人分のお鍋を作ったときは、野菜がはみ出ることもなくおいしく煮込むことができた。
もちろんラーメンも作れる。
深さがあるので、食べながらお箸やスプーンを中に入れられるのも良い。
使い勝手がとてもよいので気に入っている。
良かった点2:スタッキングがしやすい
SOTOの230gOD缶が問題なく入るのでコンパクトにスタッキングできるのも高評価。
内側のコーティングに傷がつかないよう、手拭いをかましている。
残念な点:小さいポットはあまり使わない
大きい方のポットをメインで使っているので、小さい方はフタの役割しか担っていない。
本当だったら大きい方で煮込んで、小さい方で焼き物を、というのが理想なのだろうが、あまり料理をしない私は大きい方だけで事足りてしまうのだ。
小さいポットはフタの役割しかないわりにかさばるので、これなら別でフタだけ買えたらなぁと思ったりしている。
自分があまり料理しないと分かってくると、もっと軽量化したものでも良いかなと思ってくる。
エバニューのチタンマグポット900とか。
でも、残念なポイントを挙げてみたけれど、それでもプリムスのクッカーは使い勝手がとても良いので当分はこちらにお世話になろうと思う。
カトラリー1:ライトマイファイヤー スポーク
スプーンとフォークが一体になっているので、使い勝手が良いかもと思い購入してみた。
良かった点:万能
スプーンにもなり、フォークにもなり、しかも小さなナイフが付いている。
お鍋のときはフォークで具材を食べ、しめの雑炊はスプーンでと、一本で多様な使い方ができる万能なカトラリーだ。
一本持っておけば安心なので、荷物を増やしたくない私にとっては良い選択だったと思う。
残念な点:手が汚れる
フォークを使ってからスプーンを使おうとすると、使っていたフォーク部分が手について汚れてしまう。なので持ち替えるときはティッシュで軽く拭くことが必要。
もう少し手元部分が長ければ良かったのだが…。
いちいち拭くのは意外と面倒で、持ち手を変えずに食べ続けたりすることも。
こうなると、一番使い勝手が良いのは先割れスプーンではないだろうかと思っている。
次買うとしたらは先割れかな。
でも今のでもそこまで問題はないので、見た目もかわいいし、壊れるまでは使おうと思っている。
カトラリー2:モンベル スタックイン野箸
軽くて丈夫なお箸を探していてたどりついたのがモンベルの箸だった。
良かった点:軽くてコンパクト
このお箸を買う前は、ダイソーのキャンプ用ステンレス箸を使っていたのだが、倍以上重いしかさばるしで気に入っていなかった。
このモンベルのお箸を手にとってみて、一組15gという軽さにまず驚き。
中に箸先を収納できるので、一組2本の状態で持ち運びができる。ダイソーのは一組4本だったのでその半分だ。
軽い分強度が心配だったが、折れることなく使うことができている。箸先が木なので口当たりが良いのもお気に入りポイント。
残念な点1:乾きにくい
手元部分は箸先が収納できるように空洞になっているのだが、洗った後その空洞部分に入った水滴がなかなか乾かない。
家で洗って1日くらい置いておけば乾く感じだ。
空洞は細いのでタオルを入れることはできないがティッシュを細くすれば入るので、急ぎのときはティッシュを入れ込んで拭き取っている。
残念な点2:転がる
モンベルのロゴがある部分は少し平面になっているので、少しは転がりにくくなっているものの、何も気にせず置いてしまうとコロコロと転がってしまう。
スタックできるようにするため丸い形状になっているから仕方がないのだが、使用するときは気をつけないといけない。
スポークがあるならお箸はいらないと思いがちだが、意外と活躍するのがお箸。
麺類やちょっとしたおつまみにもなんでも使える安心感。
モンベルのこのお箸はやや気になる点はあるものの、つい持っていってしまうカトラリーになっている。
(おまけ)テーブル:FIELDOOR アルミコンパクトローテーブル
調理道具に入れるべきか迷ったけれど、料理するときに一番使っているのでテーブルも紹介。
とにかくコンパクトで軽いものを探していたときに見つけたのがこのテーブル。
良かった点:コンパクトな収納性
細長く収納できるので、リュックの隙間に入れやすい。
いつも寝袋とテントの間に入れ込んでいる。
コンパクトなテーブルは他にもたくさんあるが、ここまでスリムになるのは珍しいと思う。
残念な点:汚れが取れにくい
コンパクトな収納性を実現するため、ジャバラ状におりたたむ形状になっている。そのため板の間には隙間ができ、そこに汚れが入ってしまうのだ。
調理中にこぼれた汚れが入り込むと、拭き取りはとても面倒。
私は帰宅した際に、他の洗い物と一緒にこのテーブルも丸洗いしている。
スポンジで隙間をこすってしまえばすぐ取れるのでそこまで苦ではないが、SOTOのフィールドホッパーなどと比べるとメンテナンスは面倒だと思う。
実は、もう少し軽量化をしたくてカスケードワイルドのテーブルを購入してみた。
正直このテーブルでも充分まかなえそうだ。
火を使うのはちょっと怖いので地面でやろうと思っているが、コップやコッヘルを置いたりする分には充分使える。
まだ使用期間が短いので断言はできないが、徐々にこっちのテーブルに乗り換える予定。
自分の調理スタイルに合ったものを!
どんなものを、どんな風に調理して、どのように食べるのか。
それは本当に人それぞれだと思う。
私の場合は、汁物が多いのでクッカーは深型だし、凝った料理はできないのでバーナーは小さくてもいい。
カトラリーはおしることラーメンが食べられて、軽くてコンパクトなもの。
好みがわかってくると自分に合った調理道具も選びやすくなる。
キャンプ経験を重ねながら、お気に入りの調理道具を集めていってほしいなと思う。
私はもう少し料理の幅を増やしたいと思いつつも結局おしるこを食べるのがやめられなそうだ。