楽しくお口と飲み込みの機能を鍛えよう
お口や喉の機能のを鍛える場合、嚥下体操や呼吸訓練はあるけれど、定番の訓練が多く、なかなか楽しくできない。
最近は、某団体さんで、歯科、介護、リハなどの関連職種さんと開発した地域のサロンなどで競技みたいにできるプログラムも開発されています。講習を受けることで開催することができるけれど、なかなか講習のタイミングが合わず受講できず。
であれば、自分で考えよう。ということで、リハ室で患者さんと二人でもできるものから、定期的に行なっている患者会の講師でも実践できたら良いなと競技形式のものまで、思いつくままに考えてみた。
◎紙ずもう
土俵(毛糸の端を結んで丸を作る。簡単に紙に丸を書く。等)
厚紙等で力士を作る
ストローまたは口で吹いて相撲をとる
◎吹き矢
細いストローを折ってテープで止めてくの字にする
大きなストローの飲み口とは反対側に差し込む
大きなストローを吹く
距離が遠く飛ばせるほど良いとか、点数をつけた的を作るのもアリ
◎発声持続
「あー」って誰が1番長く出せるか。
これは普段の訓練でも集団だと楽しくできているので、このままでも良いかもしれないです。
◎大きな声を出そう
騒音計で大きな声を測ってみる。
最近はアプリでも騒音計があります‼
◎口にスプーン
よくOTさんが豆とかを箸で動かしてもらう訓練をされますが、それをプラスチックのスプーンの持ち手を口に挟んで行ってもらいます。豆では難しければ、落花生や小さいスーパーボールなどでも。
首も動かすし、スプーンを挟んでいる口もかなりの閉口力を使うかと。
移動にかかった時間を競ってみてはいかがでしょうか。
◎ボール動かし
舌骨筋群を鍛えるリハで代表的なのが、シャキア法やおでこ体操。それをアレンジして。
ゴムボールを顎と首の間で挟む。チーム形式なら、反対岸まで挟んだまま運ぶ。
◎笑う
大きな口で:あはは
意地悪そうに:いひひ
可愛らしく:うふふ
悪戯っ子のように:えへへ
声高らかに:おほほ
他にも、ぐふふ・げへへ・がはは・わはは などなど、色んな音を使ってもらえると、構音訓練・舌の訓練にもなるかと思います。
それぞれ、役になりきって大きな声を出してみては。そうすることで、抑揚がつくので発声訓練としても意味があるかと。
思いつくままに7つ。
きっと、各専門職が知恵を出し合って考えだしたら沢山挙がると思うから、周りにも相談してみたいところ。
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