見出し画像

~☆彡~☆彡~汚れを落とす洗剤を学ぼう!!!!~☆彡~☆彡~

第一部:せっけんと合成洗剤
 
洗剤の種類
 
~洗剤とは???~
一般的には衣類・器物などを洗うために水やお湯に溶かして用いる物です。
石けん・合成洗剤・複合洗剤の類では界面活性剤が配合されています。
洗剤は界面活性剤(せっけんも界面活性剤です)と助剤から成り立っています。
 
~界面活性剤とは??~
界面活性剤とは、本来は馴染まない物同士(例:水と油)の間を取り持ち、馴染ませ混じり合わせる事が出来る作用を持つ物の事です。
石鹸も界面活性剤であり、5000年もの昔から、石鹸という界面活性剤を私達の祖先は利用してきたことがわかっています。
泡が立つタイプはほとんどが界面活性剤が使われています。
界面活性剤は
合成洗剤
せっけん
植物抽出液(これは今後発表していきますね)
の3つがあります。
 
 
~界面活性剤はどうやって汚れを落とすの??~
洗浄に利用する際であれば、界面活性作用は、混じり合わないであろう「水」と「油汚れ」を馴染ませます。馴染んだ油汚れは水の中に取り込まれ、洗い流されます。
 
~洗浄の他にも効果を発揮します~
界面活性剤は洗浄以外にもこの様な使われ方をしています。

  • 乳化

  • 分散

  • 帯電防止

  • 殺菌

 
~洗剤の中でもせっけんが環境などに優しいとされる理由は??~
せっけんと聞くと安心な物であると感じる方も多いと思います。
せっけんが環境などに優しいとされる理由としては、他の界面活性剤に比べて製造方法が格段にシンプルである為です。
さらに、水に一定以上薄まることで界面活性作用を速やかに失う(生分解)という特有の性質を持っている為でもあります。
 
 
~洗剤にも種類があるの??~
洗剤には3つの種類があります。
合成洗剤・複合洗剤・せっけん洗剤
この3つです。
これらは界面活性剤の種類によって3種類に区分されています。
家庭用品表示法に定められた表示方法であり、界面活性剤の種類とその役割に応じて決まっています。
お使いになっている洗剤の裏表記を見てみましょう♪
裏面にある一括表示、「品名」という項目に、名称表示があると思います。
その名称が何と書かれているのかがチェック方法です!!
 
区分されるポイントは2つあります。
◎界面活性剤がせっけんかせっけん以外のものか
◎せっけんの配合量がどれくらいなのか
この2つが区分されるポイントとなります。
 
名称        界面活性剤
せっけん      せっけん100%
複合せっけん(洗剤) せっけん70%以上 その他の界面活性剤
合成洗剤      せっけん70%未満 その他の界面活性剤
 
せっけんの場合は『純せっけん〇〇%』という表記になっているはずです。
 
洗剤は3種類に分かれること、、、勉強になりますよね(^_-)-☆
 
~家庭用品品質表示法~
家庭用品品質表示法では、人間が作り出した界面活性剤を「石鹸」と「石鹸でないもの」に分けています。
「石鹸でないもの」は「合成界面活性剤」と呼ばれます。
 
~複合洗剤・複合せっけんって何??~
ここでちょっと気になった言葉として複合洗剤・複合せっけんという名前の物…
そんな商品見たことないな~~と思われる方も多いかと思いますが、意外と世の中にたくさんあるんですよ♪
例えば
「環境に優しい洗剤」とか「すすぎゼロの自然派洗剤」
など自然派ママとしてはすごく気になっちゃうキャッチーな言葉・・・
でもよく見てみると意外と複合洗剤であることが多いのです。
複合洗剤とはせっけんの成分が70%以上であり、その他の界面活性剤を使用しているということ。(上の表の通り)
ということは簡単に言えばせっけんの分類ではなく「合成洗剤」の区分に分類されるということです。。。。
 
え??安心安全だし、海にも川にも優しいとか、家中丸ごとどこでも使える洗剤とかって書いてあったけど??合成洗剤なの??
と驚きますよね(;’∀’)
 
驚くなかれ‥‥複合洗剤は合成洗剤の区分に含まれるのです・・・・(2度目(; ・`д・´))
70%のせっけん成分にプラスされているのは合成界面活性剤がほとんど。
(30%未満の物がせっけん由来の成分ならせっけんという表記になり、商品名はせっけんとなるはずです)
30%未満の合成界面活性剤が含まれているから『複合』なのです。

ということは体に良いとか環境に優しいとか使うことで海や川を守るとか思っていた洗剤がもし複合せっけん(洗剤)だったとしたら‥‥
 
30%未満の合成洗剤が含まれているということ。。。


合成界面活性剤は衣類に残るし皮膚にも影響を起こしますが、複合洗剤も同じと言えます。 

皆さんの食事が70%自然由来で、30%未満で使われている物が人間が作った人工的な合成物だったとしたらどう思われますか??
私なら100%自然由来の食事を頂きたいと思います…
 
 
脱線しますが・・・
界面活性剤は洗剤以外でも使われています。
食品
アイスクリームやマヨネーズ、マーガリンなどにも使われており、その際は界面活性剤という表記ではなく「乳化剤」と記載されます。
 
スキンケア製品
化粧水や乳液・クリーム、UVクリーム、クレンジング、ファンデーションなどほとんどの物に使用されています。
その際は界面活性剤ではなく「乳化剤」と記載されます。
 
その他、例えば農業で言えば農薬は水に溶けない油を水に溶かすために乳化剤が使用されます。
その他にも医療業界や多くの産業でも界面活性剤(乳化剤)は幅広く使用されているのです。
 
水と油という混じり合わない物を混ぜるための素晴らしい物ではありますが、せっけん以外は環境に負荷を与える可能性が高くなるということ・・・・
ご理解頂けたでしょうか・・・
 
せっけんでもせっけんの油脂がパーム油由来であったとしたらそれはまた別の大きな問題となりますが・・・・↓

パーム油と真剣に向き合う


第二部 そのせっけんの油脂は何を使用していますか???
 
 
言葉や表記が日に日に難しくなってきている現代。
たかが洗剤と思われる方も多いかもしれませんが、戦後合成洗剤が普及して土も海も川も大ダメージです。
たくさんの産業で使用されているという合成界面活性剤。
このおかげで救われた人もたくさんいらっしゃるはずですが、おうちの中ではできる限りシンプルに作られた物で自然なお掃除を愉しみたい♪
未来の子ども達に洗剤選びを正しく伝えていくためにもこれらのことをしっかり伝えていきたいですね♪
 
 
お勧め洗剤
ととのうソープ
種から自然栽培にて育てたセサミを非加熱未精製のまま抽出したオイルと野生のココナッツオイルで作ったソープ。
ソープを作る際も加熱はせず、コールドプレスという加熱をしない方法でけん化したとても貴重なソープです。
熟成に最低でも3カ月はかかるので熟成中に天然のグリセリンが発生し、洗いあがりのお肌がつっぱることなくお使い頂けます。

 
テバナスクレンジング
乳化剤等は不使用。
基本のセサミオイルにクレイを入れて汚れを吸着しやすくしました。
界面活性剤不使用なのでオイルは水と乳化できません。
よってトトノウソープで洗うことで乳化させることになります。
このひと手間がお肌を大切にしたい・環境に配慮したいと思う私達の選択です。

 
ecoソープ
お醤油を作る際に出る醤油油に着目して作った日本初の洗剤です。
世の中の洗剤のほとんどがパーム油脂由来の洗剤であることに疑問を持ちました。
私達のキレイを維持するためにはパーム油を取り続けなくてはならないのか??と…
パーム油脂を使用すれば安価に洗剤ができるのは間違いありませんが、このまま森林破壊や自然環境破壊を起こし続けて良いのだろうか・・・と悩んでいた時に、醤油油の事を知りせっけんにさせて頂きました。
液体としては硬すぎるので複合微生物発酵抽出物を入れ、使い勝手を良くしています。
家中に使えるし土に流れていくことで罪悪感を持ってしまいがちな洗車にも安心してお使い頂けます!
原材料は醤油のカリ石けんと複合微生物発酵抽出物のみです。

ハイセンス
どんな汚れでもハイセンスに任せて!!
汚れを落とした後の水は水と塩化ナトリウムとなり環境に負担をかけづらい有難い洗浄剤。
原材料は過炭酸ナトリウム(酸素系)と酵素のみ。
ecoソープとハイセンスを混ぜることでクレンザーのようなモッチリ泡でパックもできますよ♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?