見出し画像

きょう、梨むいて たべる


いつもね、梨たべるとき、
思い出すことが あるんだ。


宮沢賢治 だっけ?

カニの親子が、 水面の下から
みあげているの。


浮いている 梨の実

( あれは、やまなし っていう
 もすこし 小さい実だよ)

もう ちょっと したら、
あの 梨の実は おいしい お酒になって
降りてくるんだ


そんなふうに、カニのお父さんが いうのね。
たしか。


お酒は のんだ事ない 時期だったけど、
みょうに その文章の イメージだけ おぼえてて


よく わからんが、
きっと お酒って おいしいんだろう

きっと、梨って おいしいんだろう


そう おもったよね。



小さい頃は、梨より りんごが すきだった。

梨って、ちょっと 派手さに 欠けるというか

シンプル過ぎて、、、


って 思ってたけど


大人になってさ おもうのよ。

梨 さいこう だ!


味が うすい ところも
みずみずしい ところも

派手さがないところも


ま、高いんだけど。

それは、さておき



去年の夏 かな?

道端で おばあちゃんから 梨をかったの


食べきれないくらい たくさん。

ホワイトリカーが 余ってたから

切って 漬けてみたんだよ。


浮き上がって、 色が 茶色になっちゃって

なんだこりゃ? に なったけど


美味しかったように おもう。
あ、ウソ?
あんまり、味 してなかった かも。



大事なものって いがいと シンプルなのかも。

つい、派手さとか インパクトの強さ
みたいなものを 求めてしまうけど


そこまで、味は 濃くなくって いい

あるか ないか わからないくらいで

ささやかで いいんだ。


カミツレだか ははぎく だか が
入った お茶をのんでいる。

やさしい 味がしている。


大人になると なんでもない物が
すごく ありがたいんだ。


どくだみの 花が 咲く前の
茎を 束にして、

乾燥させて から
焼酎に つけてみたり

どうやら、万能薬に? なるんだって。


お茶にして おいた方が、よかったかな?
もう 時期 微妙かな。

や、まだ いける??


急に ふと、


なんか、漬物☆つけんば!

 もぉと 塩み 効いた 青菜さえ、 あーれば、
 もう ほかに のぞむ物は なーい♪ 

って WANDS か! (1:10あたり)

そんな 気に なってみたり。


いや、ファン☆に 失礼だからね?
そういう事 やめなさいよ ひー。
石 とんでくるよ?


いやー 良かった☆ ん だよ
高速でさ、ベストアルバム ノリノリで
かけちゃったり なんかしてね?

 時の扉 とか、 恋せよ乙女 とか
 世界が 終わるまでは とか

 きゃー、 上杉さん カッコいー☆


車内は なぞの 盛り上がりを見せて
(連れは  YMO世代だから 置いてけぼり)

見えない マイクを片手に 熱唱しつつ
長野県を 進みましたよと。

んで、
ひーは、さらに アクセルを ふんだとか
踏まなかったとか。


ええ、がっつり 踏みましたね。
アルバムの 後ろの方の 曲、
悲しい事に 知りませんでした けども、、、

今は ボーカル 上原君でしょ? 
何回か 変わったんだよね?

うん、上手☆ 今でも こうやって 聞けるなんてね
今の人達も 良いよね! って おもうし

今でも こうやって 聞けて
ちょっと 正直、 嬉しい ♡


ちょっと、バンダナ 買って
カラオケ 行こうかな~☆


 あ、大きく 話それちゃった。

****************************************

シンプルな もの、 昔ながらの もの

派手なものは もう 要らないんだ。


どんな 空も きれいだと おもうし。
晴れていなくても かまわないし

雨や くもりも すきだし。


ただ、それだけで いい。


街も いい
刺激も いい
花火だって お祭りだって すきだけど


年中 さわいで いなくても いいかな。


****************************************
今日、はじめて? みにきてくれてた 
とある noterさんの 記事を読んでて

 中原淳一 展か、、、
 渋谷? も、終わってんじゃん。

今は、フェアね。 9/23日まで
銀座かぁ って おもった。
*******************************************

むかしの 女性雑誌
『 それいゆ 』とかに のってた
イラストレーターさん


美しい言葉を はなす 三輪さんが
お気に入り だった 気がするな。


観に 行こうか?

いや、まだ 7℃台 あるし


いくら、上げ底 履いてみて 
ズル休み したとはいえ


山手線の 人々を、
楽しい 週末を前に
風邪ひきに するわけにも いかんし。


しょうが ない
今日は
『センス・オブ・ワンダー』でも

おとなしく 読んでいよう


昔の 絵って いいよね

竹久夢二さん も すき


浮世絵? 昔 キャラメルに 入ってた
ちいさな イラストも 好きだった。


レトロで おしゃれで 新しい


時代の 空気感と
なにがしかの 存在感と



昔ね、女の子の 友達がいたんだ。

すごく、引っ込み思案で

あんまり 前に出ては 話そうとしない子


すごく、中原淳一さんの 描く
女の子に 雰囲気が似ていた。


すごく、お洒落だって おもったんだ
その 目元


でも、彼女は じぶん自身のことが
好きではなくてね

いつも 前髪で 隠すように してたんだ



ひーが メイク・アップ 教室に
通っていた時の 話。

ずっと、前に住んでた 街だよ


彼女の カオが すごく好きで
美しいって 思ってた


でも、
彼女は、じぶんに 魅力がないって
おもってて

なんか知らんが、
かたくなに そう 思ってて。


それ、払拭☆ したかったんだ。

一緒に 卒業だか、文化祭だかの
コンテストに 出てほしい

わたしの モデルとして。
そう 口説いた。


彼女の 魅力を
彼女に 認識して ほしかったんだ。

彼女が、
彼女自身を どう思っているか
なんて ことよりも

彼女が 美しくて
輝く そういう 場所に


彼女を 連れて行きたかったんだ。



色々あって、
ひーは そこへの 進路をとるのを
やめて

彼女との 約束は
そのまま 立ち消えに なった。


(まだ、その頃、
 夢への道というか 方法って 
 一個しかないって 思いこんでたから )


それから、
別の物を 見はじめたん だけど


ずいぶん、遠回りした

色んなものが 見えなくなってさ


安定をとれば、
みうしなう そんな世界が あるんだよ


安全とか、正解とか
そうやって
見えなくなって いくんだよ


そして、
そうやって

夢に 向かっている人を

うらやんだり


じぶんを 比べて
色々 ね。



まぶしい存在は

光の中に 生きているよね


その中からは、
どんな 世界が みえるんだろ?


こっちからは 見えない風景も
あるのかな?

なんて おもったり するけど。


いつか、
そういう所 歩いてみたい


いつか、
じぶんが 自分に あきらめているもの

もう一回、探しに 行きたいんだ。


生きている うちにね。


誰かを だいじに することも
大事さ。


後先 かんがえず
無謀なくらいが ちょうどいいのかな?


大人になると、
そういうの、臆病に なってしまうからね


いつか、
だれかの 心に メイクしたい

だれかを 笑顔にして
笑わせて みたいんだ。


自分の顔、
すきじゃない

そんな時期 あったからね。


人の為の ようでいて
ほんとうは、

じぶんのためだよ 全部。


優しさより、安定より
傷ついても ある種  わがままに
突き進んでいく 力

ほんとうは 持っているのかもね。


でも、
いまの 生活
いま 見えている世界


好きなんだな。 これが

気に入って いるんだな、 これが


こまった ことにね。



友人の家から 帰る時、
持たせて もらったんだ  梨。


ちいさな、紙袋に はいってさ
ふたつ。

持って帰ってくるときに、
ちょっと   痛めちゃった  けどね

その梨 たべてると

やさしい 気分になるんだよ。


たぶん、わたしが
まわり道を しなければ


きっと、ここには
たどり着け なかっただろう。


もうすぐ、食べおわる。




ごちそうさま。