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好きな物☆ポケット

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この人の文章は、かっこよくってズルイ☆裏山 C! なんじゃコレ、素敵じゃないか! そんな風に おもったものを。お気に入りをぽんぽんいれていく「おもちゃ箱のような 宝箱☆」をかねて…
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#エッセイ

デートでジェノベーゼを食べてはいけないと知った男

以前私は「しろ」というアカウントでnoteを書いていた。ただそのアカウントをちょっとした勢いで消してしまい、今は「くろ」というアカウントで文章を書いている。「しろ」の頃から読んでくれている方、「くろ」になってから知って下さった方がいて、そんな出会いがとても嬉しく、皆さんに励まされながらnoteを楽しんでいる。 ただ「くろ」というアカウントになってからは心身の調子が本格的に悪くなり、特に最近は救いのないような内容を書いてきた。名は体を表すというが、私の心の白い部分の比率が少な

3時間後にイオンに行くワニ

年末である。のんびり、漫然と過ごしている。 子どもたちが使っていない間に、ニンテンドーSwitchの「あつまれ動物の森」で海の幸を採集するくらいしかやることがない。 ひたすら海の中に潜り、カニや貝などを集めて、それをタヌキの商店に売って、ゲーム上で買ったマイホームのローンを返し続けている。 高い海の幸が採れると嬉しい。これでローン完済に一歩近付いたとテンションが上がる。 ただ、冷静になって考えると、これは普段の生活とまるで変わらないということに気が付く。 現実でも働

制限ゼロで「理想の3年後」を描くと心のエンジンが全開になって夢が加速する!【未来を引き寄せる10の質問】

年末年始は本当のあなたと出会う年に1度の魔法の時間。 あなたの理想の3年後はどのようになっていますか? あなたはどんな3年間をに過ごしていますか? 今回は年末年始に徹底的に自分と向き合う特集第7弾です! このシリーズはこちら。どの記事もパワフルな記事です! 記事を読んで実践して頂ければ2025年が間違いなく加速します! ※どこから読もうか迷ったら最初の2つ「好き」と「情熱」の記事(ワーク付)がお薦めです! オンライン講座セールはこちら! 今回のテーマは、制限ゼロで「

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◆気狂いピエロ

差し出された指先には、黄金色の輝きが放たれていて、大きな粒の光は眩く小さな粒の光はまるでソーダ水の泡がユラリユラリと空に登るように舞い上がる。 あなたの笑顔は片時も曇らずに僕へと視線を送り続けては、知らず知らずに僕は心の奥底から眠っていた感情さえ、意図も簡単に顔を出しては微笑みを返す僕が居た。 空を舞う人々の色の鮮やかさはまるで春の花びらの風との営みにも思うように、右や左と回っては登り・・・跳ねては踊る。僕はただそこに座っているだけの人形なのに、心は目の先の空に漂う。 張り巡

[エッセイ]バイク人生

僕が社会人になったのは 日本の誰もが知る某有名大手企業に入社した時でした 真面目に努めてさえいれば 将来には何の不安もなく 福利厚生も充実した 良い会社であったことに間違いはありませんでした でも、2年、3年と経つうちに これって、自分の人生じゃない・・・ そう思うようになりました 単純に計算すれば、人生の3/1を職場で過ごすわけです しかも会社の寮に住んでいたこともあって 大袈裟な言い方をすれば 休みの日に外出する以外は会社または会社の寮にいるわけなので 会社のために生活

子供たちの声に耳を澄ませて、何度でもそこに戻ってこよう。

誕生日の夜に妻と息子たちから手紙をもらった。 長男の手紙は「21年間愛情を注いで育ててくれてありがとう。もう僕は、社会人になります」との言葉から始まっていた。 便箋にびっしりと書き込まれた言葉を受け止めて、嬉しくて、切なくて、涙が溢れて止まらなかった。 幾つもの子供たちとの思い出が浮かんできた。 私はADHDの性質もあり、感情の扱い方には一際苦労してきた。 自分自身に対しても。家族に対しても。 でも、子供たちにはできるだけ マイナスの影響を与えたくなかった。

、ということに気づけたじぶんにマル

ぼくが日記を書くときによく使う使う構文です。 「きょうをよかった」で終われます。 何を書いてもいいのが日記のいいところです。 どんなドロドロした感情を吐露した場合でも、最後にこの言葉で締めてみると、「よかったね」になる不思議。 理由は、感情に距離感をつくれる技だからです。 たとえば、「〇〇にめっちゃ腹立った」と書き殴ったとします。 そこで終わりにすると、外(紙の上)に吐き出したようで、実はまだその怒りの成分は体内に残っています。距離ができていない… しかし、構文を使っ

所詮、バイクはバイク

バイクはどんなにお金をかけても手を尽くしても 結局はバイクでしかありません。 何ひとつ誤魔化すことはできないし、 運転を間違えても何のサポートもないし、 冷房も暖房もなく、 雨が降れば濡れる、 夏はいくら風を切って走っても 暑いものは暑い どんな高級バイクだろうと転べば怪我もします。 運が悪けりゃ命も落とすかもしれませんが、 そういうことに一切の忖度も遠慮もありません。 所詮、どこまで行ってもバイクはバイクでしかないのです。 だからバイクが好きなんだと思います。

いい服を着るより、いい気分をまとうことを優先する

週末、小学生の娘がGUに行きたいというので一緒に買い物に出かけました。 どうやら秋冬のスカートが欲しかったようで、あれこれ試着していました。 ついでに夏に着まくったよれよれTシャツを入れ替えようかと、ぼくは白Tシャツを数枚購入。なぜか謎に消えていく次男くんの靴下も買いました。 新作2,980円のスカートの色を迷う娘と話しながら、ふと、思い出したことがあるのです。 「GUってやっぱコスパいいな。庶民の味方。」 ということではなくて。 独身の頃は、服を買うならビームスや

マクドナルドに大迷惑をかけた、マジで記憶から消したい話

記憶から消し去りたいのに定期的に思い出して、うわあああああああああってなる話を供養します。 高2の土日、自分以外の家族がでかけていたので昼ご飯をマクドナルドで食べることにしました。 ハンバーガー2つとチーズバーガー1つ。質より量と安さを重視した、高校生らしい頼み方です。6月で暑かったので、マックシェイクのストロベリーも頼みました。 お待たせしました、と若いお姉さんが食事を乗せたトレーを渡してくれます。ありがとうございますと受け取って、イートスペースのある2階に上ろうとし

【エッセイ】秋の空気

秋晴れの日の朝の空気を吸い込むと── 寒さとともに訪れる 寂しい気持ちを感じながら 心の温もりに敏感になっている自分がいた。 おぼろげに頭に残った今朝の夢は 日ごろ人前にだしている 外交モードの自分のときに 打ち消してきた不安が もやもやイメージとして 出てきたようなものだった。 無意識に感じるいろんな経験がある 会話のなかの何気ないひと言で、 自分の心が傷ついたり 同じように相手の心を傷つけたり こんなこと、どうってことないさ、 と、意識したことを押し殺して 無意識

死にゆくおじいちゃんの4つのお願いが胸に染みている話

前に母方のおじいちゃんを看取ったことは書いたけど、今回は父方のおじいちゃんの話です。 僕が20代半ばの話。 「◯◯ー、今日は◯◯の人生に、言いたいことが4つあるんだよ」 80を過ぎて寝たきりになり、もう大往生が近いと認めざるをえないおじいちゃんに顔を見せにいったら、理路整然と物を言われてびっくりしました。 おじいちゃんも、もう孫と会える機会が少ないことをわかっていたのだと思います。 「うん、聞くよ」と僕は、身構えながら。 「まず、就職しなさい、、、」 いきなり火の

頑張る基準は誰が決めるのですか

頑張るってどういうことだろう 何をすれば頑張っているのだろう どこまでやれば頑張っているのだろう 頑張る基準は誰が決めたのだろう 私はどうして罪悪感を持ってしまうのだろう 胸を張って頑張っているとどうして人に言えないのだろう どうして人の頑張っている姿を見て 自分なんてと落ち込んでしまうのだろう 生物の中で 他者と共存していくうえで 比較してしまうのは人間くらいだろうか 人と比べて 落ち込んでしまうのは人間くらいだろうか 大事なのは 自分が自分であること 比べる対象は自

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おばあちゃんに前髪を切ってもらった日