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好きな物☆ポケット

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この人の文章は、かっこよくってズルイ☆裏山 C! なんじゃコレ、素敵じゃないか! そんな風に おもったものを。お気に入りをぽんぽんいれていく「おもちゃ箱のような 宝箱☆」をかねて…
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#私の作品紹介

詩 「すてきなふたり」

わたしの すてきじゃないものを みつけてくれたひとの わたしの すてきじゃないものを みすてなかったひとの あなたの すてきじゃないものを わたしもみつけて あなたの すてきじゃないものを わたしたいせつにする そうすれば わたしたち いつかきっと すてきなふたり

詩 「その人」

その人を その人たらしめる その人らしきものは その人が どんなことを しているか よりも その人が どのように それをするか に宿る その人が どこにいて なにをして どんな外見で どんな家に住んで どんな人生だったかを いくら聞かされたとしても その人を みつけることはできない その人が どのように それを感じ どのような 考えを歩いたか その答えは その人だけが 知っていて その答えの 外側だけが その人をみつける 手がかりになる その人は そのようにし

詩 「命を舐めるな」

国家よ大人よ人間よ 命の誕生は 国家のためなんかではなく 親の人生設計のためでもなく 生まれてくる子のためでもない 命は何かのためにあるものではない どんな理屈や意味をも超えた 独立した肉体と心の出現なのだ それがどれほど孤独で重いものか 生まれたことがあるならわかるよな 勘違いするなよ大人 命に責任を取れる者などいない 命はどうしようもないほど どうすることもできないのだ だからせめて無条件の愛を持て すでに生まれた命を 全人類は全力で肯定しろ それが肯定できなか

詩 「私の偏見集」

1. 私は三人兄弟の真ん中で 上に姉、下に弟がいます。 そして血液型がB型です。 この兄弟構成と血液型が 私とまったく同じ人は もれなく素晴らしい人間です。 私の人生経験上、彼らは皆、 私にとって「いい奴」だったので このような偏見が出来上がり 見ず知らずのいい奴らにも いつも心でオイッスしています。 2. コーヒーとかお茶を飲んだあとの はあぁぁ、の溜め息音がデカい奴は 人を見下す癖がありそう。 3. うれしそうな顔して 夢中でお菓子ポリポリ食べてる人は たぶん悪い人じ

そういうことにしておきたい

ちょっと 気持ちが 弱っている そう言いきっていいものか 判断がつきかねるところではある いつもとは ちがう それは 確かなところ 昨日のことが 原因なのか それとも そのほかのこと 食事のこととか 人とのこととか 達成されない数字のこと そうはならなくていいこと 漠然とした将来のことに対してか それは よくわからない とにかく ちょっと よくないよう いまの状態が ちょっと よくない と 理解できているのなら それでいいのかな 難しく考えず そういうことにしておきた

詩 「note」

今日もぼくは noteの重い扉を開け いつものように ここに来た noteというのは この図書館の名前で 今きみがいるところ さあ ここへどうぞ ぼくの隣の席でいいかな ぼくの今日のノートは noteについて書くつもり 「note」 noteには 何万 何百万もの 椅子とテーブルと本棚があり 人々は毎日ここにやって来ては 作業をしたりノートを読んだりする ここにいる人たちの大半は ノートの作者であり読者でもあるのだ ノートを読んでいて 気に入った作者や作品には

詩 「自問自答集」

1. 自分らしさ という型に自分をはめて 自分で自分のモノマネしてると いつかニセモノの自分になるかもね 2. 自分探しの旅に出て ついに見つけた自分は ろくでもないクソ野郎でしたので 自分なんて探さないほうがマシです 3. 客観的に自分を見ることができるなら 私は私であることに堪えられないだろう 4. 調子に乗る自分より 調子に乗らせない自分のほうが 圧倒的に強い力を持っているので 私が調子に乗れることは一生ない 5. エロくない女が エロくなさそうな感じで エロく

詩 「無駄」

人生には 無駄なことが たくさんある 無駄を 愛せば愛すほど 感性は豊かになる 無駄のチカラは 無駄が無駄として あるときにのみ働く 人生を豊かにするために 無駄を愛するようでは まだまだ無駄がわかってない 無駄の本質は 役に立たないことである その行為が 結果的に役に立ったとしても その行為を 役立てようとしない姿勢があれば どんなものでも無駄になり得るのだ たとえば きみが笑ったとして きみは笑ったことで 幸福感を得たとしよう きみに問いたい きみのその

詩 「死にたい国」

ようこそ 死にたい国へ ここは究極の安全地帯 人間にはひとつくらい そういう場所が必要です だからわたしはここに 死にたい国をつくることにした 死にたい人が 死にたいまま 生きられるように この国の門は開かれている 幸福の国では わたしに居場所はなく わたしの死にたいこころは 修正されるべきものとして扱われ 楽に息をすることすらできなかった 死にたい国では いまここにある わたしがすでに持っているこころを 愛することからはじめたいのです 人のこころにルールはない

Today's selections #2157

おはようございます😃 今日も良い1日になりますように🍀 #写真 #風景 #植物 #私の作品紹介 #最近の一枚 #アート #デザイン #自然

求む いいこと

買いもののおり あの角を曲がる いつかの雨の日 傘をさして曲がった あの角 自転車とすれ違った あの角 自転車の者がさしていた傘が わたしの傘に 強く ぶつかってきた あの角 自転車の者は 何も言わず 少しも振り返ることなく 行ってしまった あの角 まあ いいさ 許してやる 引きかえに わたしに いいことがあることを 強く 求める

再生

Slide show of my photos.

Moments in everyday life that we might otherwise overlook. These were taken by me going for a walk. For example, flowers, plants, and everyday life. . ------------------------------------------- .#自然 #写真 #風景 #植物 #写真好きな人と繋がりたい #カメラ好きな人と繋がりたい #動画 #youtube動画 #私の作品紹介 #やってみた

童話 「眠れない夜に」

眠れない夜に おじいさんは 絵本を開きました おじいさんは 眠れない夜があると きまってこの絵本を開くのでした むかしむかし おじいさんがまだ ほんの子どもだったころ おかあさんが読んで聞かせてくれた本 ぼろぼろの本は 今ではバラバラになって もう本とはよべないかもしれないけれど おじいさんはページをそっとめくります めくる手はしわくちゃで 震えを止めることができません その夜 おじいさんは この絵本の23ページの世界で 永遠に暮らすことができたら どんなに素敵だろう

詩 「私のnoteの作り方」

① まず文字で何かを書きます ② それを詩と呼んだり ホラーとしてみたり 小説や童話としてみたり 作った文に〈枠〉を与えます この決定がもっとも重要です ただの文がここで〈作品〉になります ③ 改行の有無は 人それぞれですが 私は このように 改行を駆使するスタイルですので 出来上がった文の〈見た目〉を見直します 文の内容ではなく 文の連なりが作り出した 文の〈かたち〉だけを見直します シルエットのようなものかもしれません ④ ここで〈かたち〉が 気に入らない部分を