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富樫役:寺地ユイさんから見る「ハッピーママ、現る。」の世界。----

きまぐれポニーテールが、コロナ禍の2020年に無観客配信で上演した「ハッピーママ、現る。」を、ついにこの夏、観客有りの舞台でお届け。

この作品は東京の劇団「艶∞ポリス」が2017年に上演した、小学校のPTAが舞台のママ、パパ、先生たちによるドタバタコメディー作品

個性の強い役柄を演じるのは、これまた個性の強い役者たち。
そんな役者たちの中でも特に個性の強い6人に、お話を伺ってみました。

舞台の見どころのみならず、小学生時代の思い出も合わせて伺ったので、是非、ご自身の小学生時代を思い出しながらご覧ください。

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第6回は周りに合わせつつ、円滑に会議を進めることを試みるママを演じる寺地ユイさんへのインタビュー

きまぐれポニーテールの主宰として今回も役者だけではなくプロデューサーとして関わっている寺地さんに、早速お話を伺ってみましょう。

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———きまぐれポニーテールの主宰で、演劇以外のイベントもされている印象ですが、普段はどんな活動をしていますか?

2010年に友人の誘いで演劇活動を始めました。活動を続ける中で、今後続けていくためにも自分がやりたいことをする拠点が欲しいと思って「きまぐれポニーテール」を始めました。
(きまぐれポニーテールについて詳しくは過去記事をご覧ください)
https://note.com/kimagure_pt/n/ncd236ae5d49f

普段はきまぐれポニーテールでの企画や出演のほか、他の劇団に出演させて頂いたり、飲食イベントを開催したりと色々やっています。
また、昨年からは市内の中学校で演劇部の外部指導員として顧問の先生みたいなお仕事もしています。
札幌のエンタメに関わりながら生きていけたらいいなぁ〜と思ってます。

———舞台やイベントを企画しながら、部活の先生もされているんですね!
それでは、寺地さんの小学生時代について伺います!小学校の1番の思い出を教えてください。

一番はコレ!ってのがどーしても思い浮かばなかったんだけど、5年生か6年生の時、朝のホームルームで担任の先生をクラスみんなで怒らせてしまい、先生が授業を全部ボイコットして、丸一日学級会になった日があったのを覚えてます。

みんなで謝りに行く?誰かが代表して謝りに行く?自習する…?などを話し合い、謝りに行っても先生は戻って来ず、給食も一緒に食べてくれず、その日は終わり。

家に帰って各々の言葉でその事件を家族に伝えたので(言葉足らずで変な伝わり方したお家もあって)先生のところに問い合わせが殺到したらしく、次の日ちゃんとお互いにごめんなさいして和解しました
でも今思えばそれってすごい勇気だなぁと。
問い合わせきたときは怖かっただろうなぁ…!

———きっと生徒側も先生に見放された瞬間は怖かっただろうし、先生にも怖い瞬間があったり葛藤もあったんでしょうね…!
寺地さんは食べることが好きな印象ですが、好きだった給食を教えてください。

トマ(ト)味噌ラーメンという、見た目は全然美味しくなさそうなラーメンがあって、でもそれが意外と美味しくて印象に残ってます。
私の地元では給食にパンが出なくて、麺類の日も必ずおにぎりが付いてきたんですよ。
なので、給食にパンが出るのは本でしか見たことがなくて、そんな時代は相当前に終わったんだと思ってました。笑
友達と話しているときに、給食のパンの話になると少し羨ましい気持ちになります。

———パンが出ない…!お米を食べることを重要視している地域だったんですね…!
ここからは、今回の舞台について伺います!寺地さんが演じる役の役どころを教えてください。

札幌初演につづき、富樫という役を演じます。
人を変えることは難しいから、嫌なこともよいしょっとスイッチ入れて乗り切ってく、そんなママです。
台本には書かれていませんが、子どもは2人。
中学生のお兄ちゃんと、小学5年生の娘がいます。

———稽古を見ていると、富樫さんは自分を押し殺しながら、周りに合わせ、円滑に人間関係を進めようとする、そんな密かに戦うママという感じがしました。
それでは、自分の役で注目してほしいポイントを教えてください!

みんなのバランサーみたいな役ですが、「自分は間違ってない」って一番思ってるのは富樫さんかもしれません。その辺り、ちと注目してみてもらえたら!

———富樫さんの無言のメッセージに目が離せませんね!
最後に、お客様へメッセージをお願いいたします。

この作品を上演すると決めてから、本当に本当にいろんなことがありました。
コロナウィルスに纏わる事情はもちろん、自分のプライベートも大きく進化したし、札幌初演の時のメンバーのなかには、結婚したり子どもを産んでママになった方もいたり…
いろんな変化のなかで、こうしてまたきまぐれポニーテールとして作品をつくり皆様にお届けできることを本当に嬉しく思います。

コロナ禍生まれの札幌ハピママは劇場でお客様に会うのが初めてです。
このシーズンに参加するにあたって絶対欠かせなかった札幌初演チームからバトンを受け取り、再演チームでも皆さまに楽しんで頂けるよう全13ステージ全力で走り切りますので、ぜひ劇場でお会いできたら嬉しいです。
お待ちしております!

———ありがとうございます!寺地さん演じる、円滑に人間関係を進めながら、密かに戦うママ、富樫さんに是非注目ください!

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▼公演用ウェブサイト
https://kimagureptinfo.wixsite.com/kimagure

きまぐれポニーテール
演劇シーズン2023夏 参加作品
「ハッピーママ、現る。」


ハッピー?ママ?我が子がためのスクールウォーズ!

■あらすじ
碑文谷小学校・美化委員会、ひも美。
くじ引きで集められたママによる、地獄のPTA活動。
やりたくない。思い通りに進めたい。だから、正論を振りかざす、立場が悪いと口ごもる。
自分のために嘘をつく。誰かのためにキレ散らかす。
委員⻑は誰だ。豚を飼うのは誰だ。いじめたのは、誰だ。
喧嘩のしかたを忘れた親たちの、それでも子どもを守りたい親たちの、
見るも聞くもみっともない教室大戦争。

■出演者
栗原聡美(劇団新劇場)
小林泉水
寺地ユイ(きまぐれポニーテール)
五十川由華(おかめの三角フラスコ)
五十嵐みのり
高橋雲(ヒュー妄)
松橋勝巳

以下、Wキャスト
A組
飛世早哉香(in the Box/OrgofA)
田村嘉規(演劇公社ライトマン)
増田もも華(ラポラポラ)
えいと(ゴマに)

B組
山崎亜莉紗
遠藤洋平(ヒュー妄)
田中杏奈(パスプア)
ホンザワ(ゴマに)

■公演日程
7月29日(土) 14:00/18:00
7月30日(日) 13:00/17:00
7月31日(月) 19:30
8月1日(火) 19:30
8月2日(水) 14:00/19:30
8月3日(木) 14:00/19:30
8月4日(金) 19:30
8月5日(土) 13:00/17:00

■会場
演劇専用小劇場BLOCH
北海道札幌市中央区北3条東5丁目5 岩佐ビル1F

■料金
一般:3000円
U-25:2000円
高校生以下:1500円
Wキャスト堪能チケット:4800円

▼チケットのご予約はこちらから!
ticket.corich.jp/apply/258378/

■お問い合わせ
Mail:kimagure.pt@gmail.com
TEL:080-4042-5510(きまぐれポニーテール制作)

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