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番長役 Romanさんインタビュー:初演は15年前で自分は高校生。運命を感じるというか。
きまぐれポニーテールが、15年前の名作『King of Rock'n Roll』をこの夏、お届け。ぬるま湯の青春を謳歌しようとイキがる高校生や、それを取り巻く奇天烈なキャラクターたちが魅力の、ちょっと変わった学園ストーリーです。
個性的な登場人物を舞台に立ち上がらせるのは、きまぐれポニーテール初出演の方も含めた、10名の札幌俳優たち。
エネルギーに満ちた稽古場での姿とは少しモードを変えて、役者たち自身や作品について“しっとりと”伺ってみました。
今回は、高校の生徒会長・手芸部部長の番長を演じるRoman(ロマン)さん。
演劇公社ライトマンに所属し、大きな体をパワフルに操るRomanさん。今作でもそのダイナミックな表現に、思わず目を奪われます。
そんなRomanさん。高校時代はどういう生徒だったのでしょうか。さっそくお話を聞いてみましょう。
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ーーー番長役 Romanさんにインタビューします。よろしくお願いします。
(Roman)よろしくおねがいします!
ーーーはじめにこの台本を読んだとき、どんなことを思いました?
とてもリアルでしたね、自分にとって。
これの初演は15年前で、ちょうど自分が高校生のとき。そう思うと、ちょっとした運命を感じるというか、感慨深いものがあります。
ーーー高校時代のRomanさんは、どんな生徒だったんですか?
部活動、命!ってカンジでしたね。演劇部だったんですけど、盆と正月、あとテスト期間以外は休みなし。毎日暗くなるまで稽古、土日は朝から晩まで稽古でした。
文化祭でも、クラス展示そっちのけで、芝居の稽古してました。
ーーーもし高校時代に戻れたら、どんなことをしたいですか?
そういう毎日だったんで、友人と遊んだ記憶があまりないんですよ。普通にゲームしたり、ご飯食べに行ったりしたいなあ……。
ーーーここからは稽古場でのRomanさんについて伺います。まず、よく話す共演者さんはいますか?
泰雅と寺地さんかなぁ。泰雅とはよくゲームの話をします。お互いゲーム好きなので。寺地さんとはご飯とか、おいしいものの話。
ーーーRomanさんが舞台に立つときに大切にしていることはなんですか?
俺自身の性格が天邪鬼なのもあって、キャラクターの2面性を大事にしています。
たとえば優しい人を演じるとき、人に100%優しい人はウソくさく見えるので、どこかに怒りや悲しみを入れたり。その人が優しくする理由を考えて、その逆の理由から出る優しさに見えるように気をつけたりしています。
ーーーでは、今作を演じるうえでのこだわりはありますか?
登場人物のほとんどが高校生で、しかも皆、現実にいそうだったり誰かに似ているようなリアルなキャラクター。なんですが、俺が演じる番長だけダンガンロンパのキャラみたいな言動をするので、正直困っています。(笑)
逆に現実離れした動きや喋りの方が説得力あるかもと思い、手足が千切れる程動いてます!
ーーーRomanさんの活躍がいちばん楽しめるのは、ずばり開演何分後?
45分後!!何故なら、このお芝居の登場人物が遂に全員が揃うから。
ちなみに俺は、緊張で口から出ようとしてる心臓を抑えるのに必死だと思います。(笑)
ーーー今作ではだらっとした高校生活のウラで、じわじわと戦争の気配が近づいてきます。もしいますぐにでも戦争が始まってしまうとしたら、Romanさんなら今日なにをしますか?
ワラにもすがる思いで亡命先を探すか、カミさんにめちゃくちゃおいしい料理を作ってあげるでしょうね。
ーーーRomanさんへのインタビューでした。ありがとうございました!
ありがとうございました!舞台で動き回る俺の姿、ぜひ見にきてください!
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きまぐれポニーテール『King of Rock'n Roll』
ここは童立桜ン坊高校貞球部、その部室。
俺らの活動は交流と麻雀、それからグラビア考察。
部室では自堕落教師が牌をつかみ、番長が胸ぐらをつかむ。
女子も時折やってくるが、あれはつかめない生き物だ。
これが青春。36度の、平和な青春!
ダラダラしながら流れてく、流されていく。
俺たちの戦場って、ここじゃないのか!?
足達泰雅(劇団怪獣無法地帯)、百餅、岩波岳洋、長谷川健太、
寺地ユイ、吉田諒希(劇団イナダ組)、石川哲也(わんわんズ)、
Roman(演劇公社ライトマン)、池江蘭、サイトータツミチ
演出:遠藤洋平
脚本:ミヤザキカヅヒサ(絶対鈍器)/脚色:里美ユリヲ(絶対鈍器)
◎上演スケジュール
7月31日(土) 16:00/20:00
8月1日(日) 14:00/18:00
8月2日(月) 19:30
8月3日(火) 19:30
8月4日(水) 19:30
8月5日(木) 19:30
8月6日(金) 19:30
8月7日(土) 13:00/17:00
※開場は開演の40分前を予定しています。
◎会場
演劇専用小劇場BLOCH
札幌市中央区北3条東5丁目5岩佐ビル1F
TEL:011-251-0036
◎チケットについて
一般前売り:3,000円(税込)
学生前売り:1,500円(税込)
※日時指定、全席自由席、未就学自動入場不可
予約サイト:https://ticket.corich.jp/apply/112579/
[お問い合わせ]
MAIL:kimagure.pt@gmail.com
TEL:080−4042−5510(きまぐれポニーテール制作)