都知事選よりも、最年少市長

7月7日の東京都知事選。

Xが盛り上がっていたので、蓮舫か?石丸ワンチャンあるのか?と思っていたが、
蓋を開けてみれば普通に小池氏再選だった。
いや、「普通に」というのは微妙な表現だが、20:00の速報を見た瞬間にまず浮かんだのは、「普通かい!」だった。全然サプライズじゃない。
なので、この記事では特に触れない。都知事選の話はおしまい。

サプライズだったのは、同日に投開票のあった埼玉県比企郡鳩山町長選挙。
埼玉県生まれだけど、まさかYahooニュースで鳩山町の名が登場するとは思わなかった。

こちら、28歳の小川友也さんが当選して、全国最年少の町長になるとのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7509158dede17b044164d4cbe6a9df3285310fc

想像するに、若者の減っていく町で、「俺がなんとかしなきゃ」という思いが募って、議員秘書→出馬、という流れだろうか。
意志の力が強すぎる。

2019年卒って、1歳年上なだけ。
「野球部の先輩が勢いで生徒会長になった」みたいな距離感の話だ。
しかも、現役の町長とマッチアップして1000票差つけてる。

この迫力と勢いは、男として見習いたい。
何かにつけて「できそうかどうか」考えるのが先立ってしまう悪い癖があるが、小川さんはそんな事考えちゃいなかったと思う。
「やるしかねぇだろ!」ザッツオール、だ。

よくよく考えてみれば、出馬するのにそんなに難しい要求はない。民主主義国家だから。
年齢と居住地、あと供託金あたりの準備があれば動き出せる。

そこから先、大事になるのは公約よりも、意志と気迫だろうなと思う。

「老害に未来を任せておけぬ、俺がこの町を変える!」という意志と、
公約が実現できるかなんて誰にも見通せない中で、「俺にやらせてください!」と叫び続ける気迫。

心の底から自分を信じ抜いて、訴え続けることで信じてもらって、
その積み重ねでしかないんだろう。特に、小さい町ならなおさら。

自分の仕事にも相通じる魂だなぁ、と思った。
「明確な根拠はないけど、こうしたらいいと思います!信じてください!」と、折れない心で言い続ける仕事。
一切の照れも、ためらいもなく、自信満々で言い切れるだけの自信が必要。
人として成長して、これができるようになって、
最終的には政治参戦を目指すのも素晴らしいかもしれない。

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