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副業

副業のお誘いを受けた。
かれこれ10年近い友人の誘いで、今の本業の経験を応用してほしい、みたいなテーマ。

いまや、日本でもビジネスパーソンの2割ぐらいが副業をやってるらしい。調べてみて驚いた。
こちとら本業だけでもギリギリなのに、そんなに余裕とやる気が余ってる人がいるのか。

とはいえ、そんなご時世の昨今、せっかく振ってもらった話だし、どんなもんか、と話を聞いてみることにした。

結論、色んな要素があってお断りに至ったんだけど、なかなか学びになった。

なんで副業するんだっけ

そもそも、ここが自分でわかってないとマジでLose-Loseになるな、と感じた。
スキルの切り売りで小銭稼ぎするのか、タダでもいいぐらいで経験を得るのか。
上下はないとして、自分は何を得たら満足するのか、金か?経験か?は定義しないと馬鹿を見る。

今回振ってもらった話は、若手の転職アドバイザー事業を立ち上げるからメンター役やってほしい、っていう趣旨。
今のスキルなら余裕で価値発揮できるけど、それをやって小銭稼ぐよりは本業コミットの方がリターンが大きいと判断した。

で、それやりたいんだっけ

これもある。
本業の経験を活かせるのはいいが、あまりに同じことだと気持ちにメリハリがつかない。
本業の補完(スキルorメンタル)が大きな目的だとすれば、「やりたくないけどスキルは活かせる」副業はコスパ悪い。素直に本業注力が正解。

今回の話だとあまりに仕事内容が変わらず、レベル低い仕事の再生産だったので、あまりにもモチベーションが湧かなくて困った。

何が、どれぐらいできるんだっけ

ここがズレるのも悲惨。
稼働時間とか、生み出せるリターン(売り上げ)とか。
副業なのにやたら結果を求められたり、本業以上に時間を取られたらストレス度合いが本末転倒。

今回のケースは、まずは1人の転職希望者を担当して、軌道に乗ったら増やして…という、雪だるま式に稼働が増えるのが見え見えだったので断った。
次の項で書くが、ビジネスやったことない人に工数の見積もりされると、経験ある身からするとぞっとする。

誰とやるんだっけ

ここが今回大きかったかもしれない。
繋いでもらった相手も副業として事業責任者を張っている、しかし人材ビジネス未経験という方。

ここはまぁ、思想の問題だろうと思う。正解はない。
彼がお金をもらっているのは俺とは違う世界での話で、それをとやかく言う筋合いは俺にはない。

ただ、
・自分はメンター役をやらず、あくまで事業企画に専念。プレーヤーはおまかせ
・自分は人材ビジネス未経験だけど金払えば案件はあるので、経験者集めたらなんとかいけそう

という甘えた思考が見えて、途中から
「なめんじゃねぇよ、やってみろよ」
と思ってしまった。

責任者として人の上に立つことになるなら、自分が率先して汗をかいてほしい、と思ってしまった。
雇われる身だとしても、そこはプライドがある。
(繰り返しになるが、彼も、話を持ってきてくれた同期も、決して悪いわけではなく、副業に求めるものの違い。)

そんなこんなで

副業はしないことになりました。
不器用な自分に、二兎を追うのは無理だというのが今の結論。

本業、きっちりやっていきましょう。気がつけば4年目、中核人材として。


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