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花束みたいな恋をした。
映画「花束みたいな恋をした」を観てきた。
いろんな恋愛映画を観てきた僕にとって、一番現実に起こり得る内容だったのではないかと感じた。ごく普通のありきたりな2人という意味で。
(ありえないぐらい2人の趣味が合ところなどはのぞいて。)
だからこそ観客は彼女の方にも彼氏の方にも親近感が湧きやすく、今とても人気が出ているのではないかと思う。
この映画は、大学生の2人が出会い、そして付き合い、その後どうなるのかという3年ほどの恋愛模様を映した作品になっている。
僕はこの映画で印象に残っているシーンがある。
それは、彼氏が仕方なく「絵を描く」という仕事を諦めて、就活することを決めるという場面で彼女と話し合いになり、彼女が
「私は、やりたくないことはやりたくないよ!」
と叫ぶシーンである。(こんな感じのことを言ってた。一語一句あってはいないと思う。)
ここで大学生である僕はとても考えさせられた。
将来仕事をすることはほぼ確実に決まっているのだが、それは果たして本当にやりたいことなのだろうかと。
まず自分のやりたいことはなんなのだろうかと。
映画での彼女は、変わっていってしまう彼氏に不安や戸惑いなどがあり、このような発言をしたのだろうし、彼女の言っていることは間違っていない。
しかし、彼氏の2人で幸せに暮らしていくためにはやりたくないことも我慢しなければいけない時もある。という意見にも賛成はできる。
まあだからこそ、この映画は面白かった。
ただの恋愛映画でキュンキュン!!だけではなくて色々考えさせられてしまう。
また別のシーンで印象に残っている場面は、彼氏が社会人として働いていて大変な時に、昔読んでいた小説を手に取り、
「もうこの小説を読んでも、何も感じなくなっちゃったのかもしれない」
とつぶやく場面である。(これもこんな感じだったってくらい。)
昔2人が読んでいて心が躍るような感覚を持っていた小説に対しても、彼は変わってしまい、何も感じなくなってしまったというのである。
ここは観ていてかなり寂しさと怖さを感じた。
それは自分も最近、子供の時のようにただ何も考えずに遊んでいて、それが楽しいということができなくなってきていると感じていたからだ。
まあ大人になるってそういうことなのかなとか考えてみるけど、本当にそうなのかな。
いつまでも子供みたいに何でもかんでも楽しめたほうが、楽しいんじゃないか?とも思う。
まあこの映画は恋愛的な面でも思うところはあったけど、普通に色々考えさせられた映画だったな。
長く書いてしまったのでここで終わります。
もうすぐ未成年ではなくなる大学生の呟きでした!!笑
以上!