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ミセスからのチャレンジ(1)はじめに
みなさんは、高校時代の夢を覚えていますか? それは、実現しましたか?
私の夢は一生独身で自由業。ジャーナリストか物書きになってあちこち旅して回ることでした。縛られるのが嫌だったし、文を書くのがとにかく好きだったので。
小さい頃から自由帳に物語を書いては楽しんでいました。読者は妹だけでしたが、いつも何か書くと読み聞かせていたのが懐かしい思い出です。
高校生の時の得意科目はもちろん国語。現代国語(現国と呼んでました)と古典の成績はいつも「5」。ぎりぎり滑り込んだ進学校だったので「5」を頂けたのは国語だけでした。
さて、そんな私ですが、国語で食べていくのは難しいと思い、大学で専攻したのは英語でした。まあ、海外に行くにも困らないし、やっておけば潰しもきくと言われていたので。
でも、大学卒業に当たって自由業を選択する心とお金の余裕はなく、堅実な公務員である高校の英語教師になることにしたのです。
そして、何と卒業間近に結婚までしてしまいました。友人たちにも驚かれましたが、一番驚いたのはこの私でした!
何が、一生独身で自由業だって笑われますね。まるで真逆の人生を選んでしまいました。
ところが! この結婚は大当たりでした。
夫に選んだ人は、どういうわけか数年後、世界にいくつも拠点をもつ大企業に転職し、すぐにニューヨークに赴任することが決まったのです。棚からぼたもち、天から降ってきた贈り物?
いえいえ、これにもちゃんと原因がありました。因果応報、自分のチャレンジ精神が招いたことだったのです。
そして、結果的に私の夢は遠回りをしながらも叶っていきました。
これは、その私の夢を叶えるまでの物語です。
(つづく)
フリーランス翻訳家(映像字幕、実務翻訳)
浦田 貴美枝
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Blog: 『アラカンからのチャレンジ』
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