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山中慎介さんから学んだ勝ち続けるために大事なこと

今年3月に引退を表明したプロボクサー山中慎介(帝拳)さんの引退パーティーへ参加してきました。


山中選手は日本歴代連続防衛2位の記憶を持つ偉大な世界チャンピオンです(ちなみに1位は具志堅用高さん)

山中慎介さんについて 詳しくはこちら(wiki参照)

ボクサーというと減量がつきものですが、
試合を重ねるたびに体がリバウンドを繰り替えし大きくなっていくので、
体重を維持するためには日頃の節制が不可欠です。
それを何年も続けていくのは本当に気が遠くなる作業です。

私は同じジムだったので近くで山中さんを見ていたので
話も聞かせてもらう機会が多々ありました。

その中で特に印象に残っている話は、

先を見ないということ

一戦一戦が勝負なので目の前の試合に集中する。
それが積み重なって長期の防衛記録に通じたと話していました。

テレビで見る世界戦には臨場感はありません。
そこには選手のストーリーはなくただ試合が行われます。
しかし、世界戦を迎えるにあたっては、
厳しいトレーニングがあり減量を乗り越えてこそそこに到達できます。

調整が順調にいかない時もあるし、
時には精神も肉体もズタボロになりながら試合に向かっていきます。
私自身もそのような状況を乗り越えてリングに上がっていました。
そして試合になると相手も死に物狂いでやってきますし毎回凄まじい緊張感です。

勝ったら人生が変わる

自分が勝てば勝つほど知名度も上がり、相手にとって勝てばおいしい相手になります(一気にオセロがひっくり返る感じ)
リングの上は本当に過酷な世界で、
少しでも気を抜いたり、恐怖があると相手の気迫に呑み込まれます。
そりゃ〜そうですよね。
だってラッキーパンチでも当たれば自分の人生が変わる状況なので...
文字通りその一瞬に人生が掛かってます。
そんな緊張感あふれる過酷な世界戦のリングで
12回も防衛を重ねてきたというのは本当に凄いことです。

山中さんの武器は「神の左」と言われていますが、
あの人自身が神のような存在です。
防衛を重ねる度に応援団も増えていき、王者としての風格をつけていきました。身近で見ていてその成長ぶりに目を見張りました。
まさに立場が人格をつくる。それを目のまで見させてもらい私自身も参考にさせてもらいました。

人間的にも尊敬できて余計な事は言わず背中で教えてくれる山中さん。
そんな偉大なチャンピオンと一緒の時期に一緒に練習できた経験は本当に貴重ですね。これから第二のステージがスタートしますが、山中さんの人柄で活躍してほしいです。引き続き頑張ってください!
そして感動をありがとうございました!


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