岐路メシREPORT|7/13 北川雄史さん
7/13、夜の岐路メシに登壇したのはいぶき福祉会専務理事の北川雄史さん。
障害者福祉のお仕事をされていますが、その福祉の枠に止まらない、福祉の強みを生かしたものづくりやコンテンツ開発を行っています。
「明日も講演」とお話する北川さん。
いろいろなところで講演やセミナーなどを多数していますが、ご自身のことを「1の質問に対して、10脱線する」と言うように、話し出したら止まらず、笑いも交えてトークが進みました。
(モデレーターは、みんなの沼 ぎふメディアコヌモヌ プロジェクトより、野口大輔が務めました)
北川さんの意外な(?)、岐路メシとは?
今までの人生を振り返った北川さん、何でも14回引っ越しをされているそう。そんな中、最初の下宿の時、お袋の味として覚えた「鶏レバーのしぐれ煮」。毎日のように食べたとか。
大日本印刷株式会社に勤務の後、社会福祉士の資格を取得し、お父様と同じ福祉の道に進みました。いぶき福祉会に入職後は、そのキャラクターから異端児扱いされることもあったとお話されましたが、「福祉は自分ごと」であり、また、「福祉はコミュニティそのもの」と北川さん。強みを生かした商品開発も、根本にはその思いがあり、仕事に対する情熱や、何より、その人懐っこさを感じました。
人付き合いは苦手!?
北川さんの人柄を知る人ならば、「いやいや、そんなご冗談を!」とツッコミを入れたくなるフレーズが。でも、「人は好きだけど、人付き合いは苦手」とのこと。商品を作るのも、地域の人とコミュニケーションを取る手段のため。それには、売れる商品が必要と思い、ブランドやマーケットにこだわり、生まれたのが、3つ目の岐路メシ「招き猫マドレーヌ」
手作り感あふれる、優しい味です。味も選べますよ!
これからの福祉の形
いぶき福祉会が地域に向けて開かれた施設やメッセージを打ち出すにつれ、「大多数の人が少人数の障がいある人を支える」のでは無く、その境界が曖昧になってきたとのこと。確かに、社会でマイノリティーと言われる人が増えてきたかも。「大変さは色々あるけど、みんな大変」な社会だと、みんなが当事者で、みんなが支える社会が必要。その入り口にコミュニケーションツールとして、マドレーヌがあったりする。戦略家としての一面も覗かせて貰いました。
今まで、いぶき福祉会を切り盛りされて、時に大変な時もありましたが、「自分は楽観主義」とおっしゃられる通り、明るく楽しく何事にも取組される姿勢が印象的な会でした。
いぶき福祉会の商品を買うことができる「ねこの約束」はこちら。こだわったジャムや手土産に使えるかりんとうがお勧めです。
北川節全開の「岐路メシ」、実は終わった後も、スタッフからの質問も続き、とても贅沢な会となりました。いぶき福祉会の活動は、誰でも応援できますので、チェックしてみてください。
岐路メシを振り返るには?
6月20日から7月18日まで、行われた岐路メシ。ALLDAYSPASSをお持ちの方はアーカイブ配信で引き続き楽しめます。イベントレポートも上がっているので、是非、お楽しみください。
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