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つまらない、それがいい。

久方ぶりに、恩田 陸(おんだ りく)の小説を読みました。実に数年ぶり。しかし書き方が大きく変わっていて、戸惑いつつ読んでいましたが、終始「つ、つまらねぇ」という想いに包まれて、そのまま読み終えました。最近読んだ本の中で最上位クラスのつまらなさであります。

なのに不思議。また、恩田 陸の小説を買いました。そのことを彼女に語りながら、恩田 陸は「つまらないけど、それがいいのかも」と思ったのです。

文字の並びが醸し出す空気感は今も(あんまり)変わらず。同氏の世界観に浸る事が悦なのです。今、平成11年にリリースされた本を読んでいますが、やはり、前の方が良かったな、なんて俗なことを想いながら。

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