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竹冠に夭
全てが私を否定して笑ってる様に思えた。
晴れた空も占いのランキングもお菓子の袋に書いてある一言も聞こえる会話も空気の音も全て全て全て
ムカつく位に嘲笑われていると感じた。
焦燥感不安感希死念慮全てを掻き立てた。
もう全てが嫌だ。全部全部嫌いだ。
心と体に傷を負うたびに自分の弱さを感じて嫌だ。
隠したい。なくなりたい。消えたい。
不安を煽るばかりの気持ちの悪い生きる価値のない世の中だと思う。
諦めた。全部全部諦めた。
不快な言葉はミュートした。
耳を塞いだ。聞こえないフリをした。
ほっといてくれ。
どうせ救いは無い。
他人のくだらない言葉に耳を傾けるわざわざ傷付きたい訳が無い。
耐えられない。
独りでいい。
なんでもない大丈夫な私を作るのに疲れた。
気持ち悪い不細工な笑顔ももう見たくない。
お酒で投薬して煙草を吸って意識が朦朧とする。
ふわふわして心地好くてその身体から血が流れるとなんだかほっとしてあたたかくて救われた。
ほんとはこんなはずじゃなかった。
もっと昔に死ねるはずだった。
あの時失敗しなければ良かった。
そうすればこんな苦しくないのに。
そうすればこんな気休めしなくて済むのに。
早く会いたい。攫ってくれる天使に。