歌川国芳はイイぞ!
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こんにちは。
僕は西洋絵画で好きな画家は?と聞かれると迷ってしまいます。
アンリ・ルソー?カラヴァッジョ?クリムト?
悩んでも答えは出ません🤔
しかし日本画家なら迷わず歌川国芳です。
パワフルな画風、ダイナックな構図、大胆な色使い。
今日は江戸時代のポップアート画家・歌川国芳の魅力について書いてみました。それでは行きましょう。
歌川国芳
歌川 国芳(うたがわ くによし)
寛政9年11月15日(1798年1月1日)生まれ
文久元年3月5日(1861年4月14日) 63歳没
江戸時代末期の浮世絵師です。
日本橋の紺屋(染物屋)の家に生まれ、
幼少の頃から絵が好きだった国芳は、7歳の頃には北尾重政【絵本武者草鞋】や北尾政美【諸職画鑑】などをみて絵の描き方を学んでいました。
12歳の時にその画才を認められ、当時の人気絵師・歌川豊国に入門し、
絵師として脚光を浴びたのは30歳過ぎ。
【水滸伝】を題材にした武者絵【通俗水滸伝豪傑百八人之一人】の出版がキッカケです。
下の画像のように、画面いっぱいに描かれる極色彩でパワフルな絵が江戸っ子の心を掴みます。
いわゆる、べらんめえ口調で情に厚い職人気質。
火事と火消が大好きな典型的な江戸っ子で、
多くの人から慕われ70人以上もの弟子がおり、大変な愛猫家でもありました。
歌川国芳は何がすごいのか?
水滸伝で名を馳せた国芳は勇敢な武者絵だけでなく、ユーモラスな戯画や風刺画も数多く描きました。
さまざまなジャンルの作品を描く中で共通しているのは、見た事もない構図、カラフルな色使い、画面いっぱいに描かれる大迫力のキャラクター。
また西洋の透視図法(遠近法)や解剖学に影響を受けた写実的な描写も特徴です。
だけど国芳に関しては、経歴と性格だけわかっていればいいと思います。
国芳の絵はどこがスゴイか?なんて説明しても意味無いですよね。
見りゃわかります、飛び出さんばかりのパワフルで奇想天外で極色彩な絵。
それだけわかりゃいいんです。
僕の好きな作品
それでは実際に8点ほど作品を見ていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
僕も国芳のようなダイナックな写真を撮りたけど難しいですね…
江戸時代の絵師でありながら、むしろ現代の方がその凄さが伝わる作風だと思います。
ドラマッチな構図と繊細でパワフルな筆使いは観る人をとにかく飽きさせず、観てるだけで勉強になります。
この他にも代表作は数限りなく、またいろいろな動物を擬人化した絵や、春画なども数多く残っていますのでぜひ画集を買ってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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