邂逅
少し前まで、コンテンツは食べ物のようなものだと認識していたが、違うかもしれないな、と思うようになった。
違うといっても、「味のするもの」という認識そのものは変わっていなくて、じゃあ何が違うんだというと、多分あれは食べることなんて出来ないんだな。という気付き。
これまで飲み込んだ、と思っていたのは多分勘違いで、実際にはどこかに置き忘れてしまっていただけなのだ。味がなくなってしまったわけでもない。いつだって、どんな時でも味わいなおすことができる。
しかし、万人が同じ味を感じることができないように、万人が同じ味を好きなわけではないように、昔の自分も、今の自分も、未来の自分も、同じ味を感じている訳では無い。
時が経ったからこそ理解できるようになる味があり、理解できなくなる味も存在する。味の好き嫌いだって変化する。これは決して悪いことではない。変わらない人間がいるなら、それは進化できていないだけだ。まあ、変わらないことが悪いことってわけではないんだが。
飲み込んでしまうことなんて出来ないからこそ、今の自分にはどんな味がするのか?見た目は好みか?食感は? と、考え、記録しておくことの重要性は増すのではないか、と思う。
オチなし。
追伸
食べ物と違っていつまでも腐らないのは、やはりいいことだと思うよ。
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