NY武者修行記 7

7日目
10月19日(土)

 SOB'sに行った。

ここはラテン、アフリカ系音楽の超有名クラブ。
今日はアフロ・ブラジリアンのOGANS。

2ndステージは11pm~って書いてあったのに、やはりオシたようで、前のステージを演っている。(前のステージなのか、どのステージなのかはナゾだけど・・・。)

 とにかく入ったらものすごい熱気!

東京の某クラブで、某人気パーカッショニストが毎月やっているグループのライブを、100倍の迫力と心地いいグルーブにした感じ。(どんなだっ!でもそれだけ良かったの!)(※当時のどのクラブの、誰のグループのことか不明…2020年3月)

 まず最初から説明すると、場所にびっくり!

地下鉄駅の階段を上がってすぐ、お店はあるのだが、地下にあるのではなく、普通のビルの一階!ドア一枚で大音量!!
もちろん外にも聴こえてくる。窓だってガラス一枚だし・・・・。NYってすごい・・・・。なんで苦情がこないんだぁ・・・・?

 中はかなり広いスペース。そして明るい(日本のクラブじゃ考えられないよなぁ)。

 後ろと奥にバーカウンターがあって、ステージ前には踊るスペース。
そこではまたまた日本では考えられないほど、みんな踊りまくっている!
日本のクラブじゃ、ゆれるって感じでしょ?これはダンス!

 一番前の中央にリーダーらしき人がいて、その人に合わせてみんな踊っているのだが、かっこいい!!!

みんなダンサーか?!

ダンサーもいるかもしれないけれど、それにしてもみんな上手い。毎週通って覚えたのか?

ステージももちろんパワフルですごいんだけど、お客さんがものすごく反応がいい!だからレベルも上がるのかな?

 一応1stらしきステージが終って、DJがまわし始めた。

 つなぎはけっこう荒いけど、雰囲気は最高!音もいいんだな。大音量なのにいやじゃない。
日本のクラブに行ったら、その音のうるささに具合が悪くなる私だが、もうノリノリ!
スペースの広さかなぁ。
いや、それに合わせていい音を創るのがプロだよなぁ。やっぱり日本のクラブのPAヘタすぎ。

 2nd が始まったくらいに、白人の(まさにアメリカン!って感じの)にいちゃんに声をかけられる。

ああいう所で、なにか言われてもいまいち理解できない。
後で、なんだ、あんな単純なこと聞かれていたんだ。って思うくらい聞き取れない。なんでだろ。でも、それでよかったかも。良く考えるとナンパっぽかったし。

 その後、ラテン系のおっちゃんに踊ろうと言われて、踊る分には私も踊りたかったので踊った(キケンかしら・・・。)。

リードがうまい。私は超初心者だけど、かなり楽しめた。
でも、その後ヘンなことになるといやなので、飲み物を飲みに行こうと言われたのを断り、撒く。

でも楽しかった!ありがとう、ラテンのおっちゃん!

 トイレに行ったのだが、やはりここも見張りがいて、チップを払わなければならなかった・・・・・。
そのお礼だかなんだか、トイレでもらうガムって、びみょー。。

 そうそう、初めて本場のカポエイラを見た(本場って言ってもここはNYだけど・・・)。

 前に人がいっぱいいて、ちらっとしか見えなかったけれど、すごかった!
ヒトとして不自然でしょ!ってかっこう。
飛ぶ、飛ぶ。
やってみたい・・・・・・。

 と、言うわけでものすごく楽しんだ後、2am頃にSOB'sを出て、Blue Noteのセッションを下見がてら見に行く。

 噂通りつまらなかった・・・・・。

なのでそのままSmallsに流れた(懲りずに!)。

3つハシゴってすごいかも・・・・。

 入り口で日本人女性のRさんと友達になった。(けど、それっきり会うことはなかった。)

 今日も人がいっぱいだった。
入れたはいいけれど、Jamな雰囲気はない。土曜日は遅くまでライブをやっているのかな?

 眠くなってきたので4am(5am?)過ぎに帰ってきてしまった。ま、充分か・・・・。

 今日思ったこと。

 やっぱり私は4ビートよりもラテンの方が燃える。楽器柄当然と言えば当然だけどね。
もちろんすばらしい演奏ならジャンルは関係ないけど。

 そんなことを改めて感じた日だった。


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