2日連続の家飛び出しと、カッターナイフを突きつける行動

おなかがすいていた、そうです
罵倒することばを吐き
その場からいなくなる
そしてアピールするかのように
ずぶ濡れになって帰ってきます

ごめんなさい、とあやまります
けれど、消えない恐怖が残ります
カッターナイフをカチカチと鳴らしながら
睨み付けられるあの恐怖
もはや体も大きくなり
そして少しの刺激で誘発される
突然の敵意、暴言、暴力

きっと、すっきりとするのでしょう
かつては勝てなかった親に勝てることに
征服したという感覚を得るのでしょう
恐怖に顔をゆがめ
涙する母を目の前にして
優越感を得るのでしょう

このような恐怖を
世の中の親も味わっているのでしょうか

私の父は言います
お前みたいなやつに育てられれば
そんな子どもになると

義母もいいます
甘やかしすぎるからそうなるのよと

私が悪いと言います
そうかもしれません
子どもが小さいころに
定型発達の子のように
怒らなければならないと思い
厳しくしたこともあったから
そのせいかもしれません

こどもは仕返しをしているのかもしれません
理不尽に攻撃されたと
思っているのかもしれません
恨まれているのかもしれません
憎まれているのかもしれません

そして満足するのでしょう
そんな親の絶望した表情をみて
きっと

本人がどうにかなるのも
親がどうにかなるのも
どちらも構わないと思います

けれど
関係のない他人を傷つけられると
もうどうしようもありません
それだけは何とかしたいけれど

飛び出していかれたら
追いかけようもないです

あとは
諦めて待つだけです
もしも他人になにかをしたら
わたしは償いきれないでしょう
自ら命を絶つ以外は
取るべき行動が見つからないでしょう

多くの親が
この苦しみにあると思います
誰も助けてなんてくれません
世の中は冷たいのです
他人の事は所詮、世界の外の
出来事なのです

打開策なんてないのです
綱渡りの人生を過ごすしかないのです

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