医・食・農(4)
秋も深まって参りましたが、皆様お元気でしょうか?
旅行・食事・スポーツなど、何をやっても楽しい季節です。
今回は旬の果物である「柿」を特集します。
柿は体に良いと言われていますが、どのような成分が身体に
どのような影響を及ぼすか、という話題になると実際はあまり
具体的な答えが出てこないのが普通です。
柿には様々な有効成分が含まれています。
● βカロテン 抗酸化作用 粘膜保護
● βクリプトキサンチン 骨粗鬆症予防
● ビタミンC コラーゲン生成に関与
● 葉酸 アミノ酸・核酸の合成
● カリウム 塩分排出 心筋収縮の正常化
これだけでもスーパーフードを名乗る資格充分ですが、
じつはもうひとつ、極めて重要な成分があるのです。
● 柿タンニン 動脈硬化予防 LDL コレステロール低下
ウイルス感染予防 アルコール分解促進
柿は風邪の予防にもなり、二日酔いにも効く。そして、血管や
心臓の働きを守ってくれるのです。
しかし、一つだけ注意点があります。
食べすぎると柿胃石という固形物が胃の中に生じるリスクです。
これはシブオールという成分が胃酸に反応し、このとき食物繊維を
巻き込んで固めてしまうらしいのです。
一日一個くらいでは、この症状は起こらないのですが、一日に
3つも4つも食べていると、危険なので注意してください。
食欲の秋、楽しい暮らしを心掛けましょう。✨(^^)✨