医・食・農(16)
画像:auntmasako 様
季節は晩秋から初冬へ向かっていますが、皆様、お元気でしょうか?
毎回、季節に合った食材を取り上げ、有効成分の考察をしています。
寒暖差が激しく、体調管理が難しくなった昨今。しかも、冬の入り口。
旬の食材を生かしながら、日々、健康を保つことが肝要と存じます。
今回は「ダイコン」に含まれる成分について考えてみたいと思います。
ダイコンの有効成分
ビタミンC……………… コラーゲン生成 免疫賦活
葉酸……………… 造血作用 貧血防止
カリウム……………… むくみ解消 心筋活動正常化
食物繊維……………… 血糖値上昇抑制 腸内環境改善
消化酵素………………
①アミラーゼ……………… でんぷん分解 胃もたれ解消 (ジアスターゼ)
②プロテアーゼ………………タンパク質分解 肉魚を消化促進
③リパーゼ……………… 脂肪分解 胃もたれ解消
これだけでも充分からだに良さそうな印象ですが、ダイコンの底力は
さらに優れた効果をもたらします。
イソチオシアネート……………… 肝臓解毒作用活性 細胞保護作用 がん予防
血栓予防 抗菌作用 食欲増進作用
イソチオシアネートは大根の辛み成分に相当するものです。アブラナ科植物の多くが含有し、ワサビやカラシナにも含まれています。
各大学や各研究所で様々な検証が進められていますが、まだまだ不明な点が多く、むしろ今後期待が高まる成分と考えても良いと思います。
ただし、一点だけ注意点があります。イソチオシアネートは熱に弱いため、
摂取の仕方としては「大根おろし」のような生食がベストと言えます。
とても体に良い食材なので、日々の食事に取り入れたいものです。
是非、病気に強い体質を獲得しましょう。✨(^^)✨