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後悔しない家づくりのために、理想の家を具体化する3つの方法

3年前、マイホームを建てるチャンスは突然やってきました。

マイホームを建てることが長年の夢だった私。
家づくりが始まった頃は「ついに夢が叶うんだ」という期待で胸がいっぱいでした。

ですが、一方で
「でも、本当に満足できる家はできるのだろうか……」
という漠然とした不安があったこともよく覚えています。
家づくりを急に始めたこともあり、どんな家にしたいのか? のイメージが夫婦の間で明確になっていなかったのです。

実はあなたも、どんな家にすればいいのか分からず、不安を感じながら家づくりをしている一人ではないでしょうか。

もしそうだとしたら、私の経験が役に立つかもしれません。そんな思いから、理想の家を具体化するおすすめの方法をまとめてみようと思います。
後悔しない家づくりのヒントになると思いますので、ぜひ読んでみてください。

①過去に経験した暮らしのストレスを洗い出す

理想の家を具体化する方法として最初におすすめしたいのは、これまでに住んだ家で感じた暮らしのストレスを書き出すことです。

"新築マイホームでの新生活"と聞くと、今とはまったく違うものをイメージしがちですが、本当にそうでしょうか? 冷静に考えると、家が新しくなっても毎日の行動はそれほど変わらないのでは?
新築マイホームでの理想の暮らしは、今までの生活と全く別ものではなく、これまでの暮らしの延長線上にあるものと捉える方が自然です。

ということは、これまでに経験してきたストレスが解消される家なら、確実に理想の暮らしへと近づくはず。
「これまでの暮らしをどんな風にバージョンアップしたいか?」と考えると、理想の家のイメージが見えてくると思います。

ちなみに、私が過去の暮らしで経験したストレスの一例をご紹介します。

これまでの暮らしのストレス(一部)

  • 家が寒くて、落ち着かなかった(ストレス度★★★★★)

  • 雨の日、洗濯物をリビングに干すしかなく、洗濯物を見ながら過ごすのが嫌だった(ストレス度★★★★☆)

  • 駐車場と玄関が離れていて、荷物を運びだす/運び込むのが大変だった(ストレス度★★☆☆☆)

それぞれにどれ程のストレスなのか、ランクづけしておくと優先順位が明確になります。ストレスには季節限定のものもありますので、注意しながら書き出してみてください。

私が「家を建ててよかった」と思うのは、家が暖かくて快適だと感じるときや、車から荷物を運ぶのが楽だなと感じる時。つまり、過去のストレスが解消されたことを実感する瞬間なのです。
これまでの暮らしのストレスは、満足度の高い家づくりのカギとなります。抜け漏れのないように書き出しておきましょう。

②「こんな家にしたい」という願望リストをつくる

「家を建てるならこんな風にしたい」と望んでいるアイデアをリストアップしてみてください。あなたの夢と希望を盛り込んだ願望リストが出来上がります。家を建てるならやりたいと以前からあたためていたことや、雑誌やモデルハウスを見ていいなと思ったものなど、マイホームに取り入れたいアイデアを全てまとめていきましょう。

無理かも? と思うことでも、ひとまず書き加えておきましょう。出来る出来ないは一旦置いて、まずは自分の願望を出し切ることが大事です。「検討したうえで諦める」のは、後悔しない家づくりにおいて必要な作業。きちんと検討せずに諦めたものは、一生後悔する可能性があるからです。

リストには「なぜを取り入れたいか?」の理由や、それによって「どんな暮らし・感情を手に入れたいのか?」も書き出していきます。

私の例を一部ご紹介すると……

こんな家にしたい願望リスト(一部)

  • パントリーが欲しい⇒買い置きの日用品や食材を一か所に収納し、在庫管理がしやすい状況にしたい

  • 書斎が欲しい⇒リビングとは別の場所で、集中して仕事をしたい

  • リビングは広くしたい⇒解放的な空間でリラックスしたい

実現したい理由や得たい感情を書き出すことで、本当に必要なのかを判断しやすくなります。

願望リストには、これまでの生活で気に入っている家の仕様も追加することを忘れずに。リストを完成させてから、取捨選択をしていきましょう。

③本で家づくりの基礎知識を学ぶ

理想のイメージを膨らませる作業とともにやっておきたいのが、家づくりの基礎知識を学ぶこと。土地探し、家の性能、住宅会社選び、間取りや設備など、家づくりには幅広い知識が必要です。知識がなければ、この先に何度も訪れる決断の場面で、正しい判断ができません。

短時間で一通りの知識を学ぶには、書籍がおすすめ。客観的で信頼できる情報を得られるのは、ハウスメーカーのパンフレットではなく、設計士や建築士が書いた本です。

私のおすすめの一冊は、一級建築士げげさんの書かれた「後悔しない家づくりの全て」。

家づくりのすべて

この本の魅力は、とにかく簡単でわかりやすいこと。
専門的な内容もありますが、難しく感じないようにイラストや箇条書きが多用されていて、文字情報もコンパクトにまとまっています。素人でも大事なポイントを把握しやすく、最後まで読みやすい本なのです。

多くの人が迷う、吹き抜け、2階トイレ、ゲストルーム、バルコニーなどの間取りや設備。それらについて、メリットとデメリットとともに、著者の見解がズバッと書かれているので、採用すべきかの判断にとても役立ちます。
私はこの本のおかげで「家が寒い」を解消する方法が学べて、工務店選びにもかなり役立ちましたし、「リビングの広さ」の考え方も学べたことで、どんな家にすべきかが明確になっていきました。

今はSNSでも家づくりの情報を入手できますが、情報が多すぎるため、どの情報が大事なのかを判断するのは至難の業。家づくりの初期段階に、重要な知識を効率よく集めるのなら、本にまさるものはないでしょう。

まとめ

今回は、私の家づくりを振り返ったとき、理想の家を具体化するのに役立った手法をまとめました。

家づくりの基礎知識を勉強し、自分の理想を具体化した状態で住宅会社に相談すると、話がスムーズに進むので、打合せ時間も短くなります。
モデルハウスを見学する前に、ぜひやってみてくださいね。

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