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日本の家が寒い理由

実家が寒くて、帰省して風邪ひく

お正月、両家の実家に3泊づつして思ったこと。
日本の家、特に古い家は本当に寒い。
風邪をひいた理由は、これしか考えられません(笑)。

二年前、マイホームを建てた時に、
譲れなかったポイントのひとつが
暖かい家にすることでした。

暖かい家にする方法をいろいろ調べて
分かったことがたくさんあったのですが

家が寒いのは古いからだと思っていたけど
原因はそれだけでもないんですよね。

「今の時代に家を建てれば、暖かい家が建つだろう」
そんな風に思っていましたが
それがそうでもないんですよ。
なので、これから家を建てる人には
本当に暖かい家を建てる方法をぜひ知っておいた方がいいのです。

日本の家が寒いのは断熱・機密の基準があまいから

外国に比べて、日本の家(北海道以外)は
暖かくなるように作られていない、ということ。
法律の規制があまいので、
安くて寒い家がどんどん建ってしまう。

前に住んでた高級マンションも寒かった

例えば、引っ越す直前まで住んでいたマンション。
築15年くらいで、そんなに古くもなく
どちらかとういえば、高級マンションの部類。
なのに、めちゃくちゃ寒かったんです。

原因はいろいろあると思うけど、
致命的だったのが、
廊下の窓がルーバーになっていたこと。

ルーバーとは
複数のガラス板やアクリル板を組み合わせて作る窓。
少し開けるだけで効率よく換気できることがメリットの用ですが
デメリットは、気密性が低いこと。

ルーバー窓のイメージ

締めても完全にはすき間を防ぐことはできず、
つねにすき間風が吹き込んでるんだから、寒いに決まってるんです(笑)
冬には何度も雪が降るような地域(5地域)なのに
なぜこの窓を採用したのか?
本当に謎です(笑)。

施主が正しい知識を持っていないと暖かい家はできない

こんな寒い地域でも、こんな窓をつけちゃったりする事実から分かることは
施主がよほどこだわらないと、暖かい家はできないってこと。

我が家は、気密性と断熱性にこだわり
かつ、家全体が暖かくなるように
床下エアコンの全館空調にしました。

今日は今年一番の寒さになると言ってるけれど
家の中は暖かくて快適です。
寒くなってくると、本当にこだわってよかったと思います。

収納が充実してることや、デザインにこだわることももちろん大事だけど
やっぱり一番大事なのは、
快適で健康的に暮らせることではないかと。

『冬に暖かい家であること』がいかに大切か
寒い実家で風邪をひいて、あらためて感じたのでした。

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