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越冬植物の生命力

だいぶ雪は溶けてきましたが
まだ畑は一面の雪。

凍ってしまい
なかなか溶けてはいきません・・・

しかしながら
雪の下で葉が潰されても
極寒の気候でも
春になると一気に花をつける
雑草の生命力には
いつも感動します。

ロゼット植物

秋に発芽して春に咲く多年草や越年草は
寒い冬も冬越しするそうです

そのために
茎がなく
葉っぱだけが広がる形態になっているとか。

ちなみに、草花には
地面から茎を伸ばし
葉っぱが付いてくるタイプと
茎がなくて
放射状に葉っぱが広がるタイプがあります。

茎がなくて
地面から直接葉が出ているように見える
この葉のことを根生葉といい
この形態がロゼットと言われるようです。

ロゼットの特徴は
茎が短く葉が密集するので
葉っぱが重なるのを防ぐため
放射状に配置しています。

茎をつくるためのエネルギーが節約でき
そのエネルギーを葉や根に回して
子孫を残すための栄養にします。

冬の間に光合成によって
じっくりエネルギーを蓄え
春になると
昆虫たちに授粉してもらうために
花を目立たせたり
風などで種子を遠くに飛ばしたりするためには
花の位置は高くないと困るので
茎を長く伸ばすそうです。

春に種がおちで成長する植物より
早く花をつけることができるので
子孫繁栄の面で
ロゼット植物の方が有利とされます。

たんぽぽやオオバコ
よもぎなどはロゼット形態です。

自然の中で子孫を残すための
機能的な生き方なのでしょうが
不思議ですね。

しかしながら
あの強烈な寒波や雪で
押しつぶされても生きる力いうのは
本当にすごいと感じます。


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