ESPwroom02からGoogle検索をするまで
前書き
この記事は私が実際にものを動かして動作が確認できたものの記録です。
最後まで解決しなかった問題や、理由がわからないまま解消してしまった問題も極力記載します。
また、専門家ではないので、用語や理解が間違っている可能性もあります。
こうしたらこう動く、程度での活用をお願いいたします。
あくまで記録であるため、痒いところに手が届かない読者様もいらっしゃるかと思います。
相談などは乗れますが、ここに記載されていること以上の情報はあまり期待できませんのでよろしくお願いいたします。
この記事へのコメントよりはTwitterへのリプライの方が反応できるかと思います。
ラズパイpicoで遊んでいた時に、なんとかしてインターネットに繋がらないかと探してみたとろESPを見つけました。
無線が使えるラズパイpicoWはまだ技適が通ってないそうです。
ESPは通っているらしいので、ラズパイpicoWの技適が通るまでの代替品として使えそうなので、一例として記事を書きました。
概要
ESPwroom02は無線通信を実装できる電子工作モジュールです。
今回はこれをインターネットに接続してGoogle検索をするまでを記したいと思います。
Google検索と言ってもWebブラウザのようなものを作るわけではなく、Googleサーバーに検索ワードを投げかけて結果が返ってくるまでを確認します。
もう少し具体的に言えば、
・ESPwroom02とラズパイで通信確認
・ESPとルータ間のコネクション
・インターネットに接続
・ESPとGoogleサーバーでコネクション
・検索
となります。
なお、私はHTMLもJavaScriptも読めないので、"yonezu"と検索して返ってきたデータに"kenshi"の文字列が含まれていればちゃんと検索できているとします。こんなもの何に使うんですかね。面白かったから何でもいいんですよ。
検索結果を受け取ることは成功しました。
しかし、同じようにgoogle以外のwebページを取ってこようとしたところレスポンス400エラーが返ってきました。
成功したのはgoogle検索の結果を受け取ることだけです。
また、補足情報としてESPwroom02のファームウェアをアップデートします。
ESPモジュールでは母艦(ラズパイなど)との通信にUARTを使い、ATコマンドと呼ばれるコマンド文字列を渡すことでESPモジュールを操作します。
ESPモジュール購入時に用意されているATコマンドは(少なくとも私が購入したものは)最新版ではないため、マニュアルには載っているのに実際には使えないコマンドが存在します。
そのコマンドを使えるようにするには最新版のファームウェアを書き込んでやる必要があります。
今回は古いバージョンでも問題なく作成できたので、補足情報としました。
やり方さえわかっていれば数分でできる作業ですし、知っていおて損はありません。
プログラム:RaspberryPi 3 model B
母艦:RaspberryPi pico
言語:microPython
他 :ESPwroom02
:その他配線部品などは部品リスト参照
資料
ESP8266 Non-OS AT Instruction Set ATコマンドやファームのアップデートについて書かれています。
ESP-WROOM-02 Datasheet Version 2.6
低損失三端子レギュレータ
部品リスト
全て秋月電子通商で購入可能です。角括弧は秋月の通販コードです。
・[K-09758] ESPwroom02 DIP化キット
・RaspberryPi 3 model B
・[K-16149]RaspberryPi pico
・[I-00534] 低損失三端子レギュレータ 3.3V 1A
・電解コンデンサ(33μF)*1(上の三端子レギュレータに同封されています)
・積層セラミックコンデンサ(0.33μF)*1(上の三端子レギュレータに同封されています)
・[P-00315] ブレッドボード
・[R-16103] カーボン抵抗 10kΩ*4
・ブレッドボード用短絡線
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