【エッセイ】心(400)再掲
*2023年4月19日に公開して削除したものを再掲です。
「心」とは?
永遠の命題のひとつである。未だにその答えは出ていない。この先も絶対に出ないだろう。だが、追求するだけの価値のある数少ない、あるいはほとんどない命題のひとつではある。
さまざまな解釈がある。最もしっくりくる解釈は中島みゆきさんの名曲「命の別名」の歌詞に出てくる一節。
「いのちにつくなまえをこころとよぶ」
余談だが「命の別名」のカップリング曲が彼女の代表作「糸」である。
我々は限りある「命」があるからこそ「心」があるのではあるまいか?嫉妬し、怒り、また、たまに喜び、あわれむ。全て「命」に関わることにだけ感情が揺さぶられ「心」がしめつけられ、あるいは解放される。
人工知能がどれだけ発達しようが「心」だけは宿せないと断言する。逆に、もしそいつに「心」を宿せたら大したものだ。手塚治虫さんの名作漫画「鉄腕アトム」のように。スピルバーグ監督の映画「AI」のように。