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【エッセイ】読書感想文(800)
後1ヶ月もすればこどもたちは夏休みだ。
こどもの頃、夏休みの宿題で大嫌いなのがあった。
「読書感想文」だ。
数年前にTwitterで見たある漫画家さんのツイート。
娘さんが
「なんで誰も読みたくない誰かが書いた本の感想なんか書かなきゃなんないんだよー!」
とコミカルなイラストと共に「娘よ、それを言っちゃおしまいだ・・・」と共感しつつも戸惑う母親たるツイ主の心の声が描かれた一コママンガがバズっていた。当時もまさにその通りだと思った。
読書感想文ほどふざけた宿題はない。
まず興味もない本を読まなきゃならない。課題図書は例外なくびっくりするくらいつまらない本が勢揃いだ。当たり前である。内容の偏った魅力的な本は自称「まともな」人間から(まともなのに)「異常な」批判が噴出するからだ。
賢い子ならまえがきとあとがきと帯やら表紙やらに書かれたあらすじから想像力を膨らませ、原稿用紙数枚の感想なら適当に書くことができるだろう。もしかしたらそれで賞まで獲れるかもしれない。
変に真面目な私はまず全部読まなきゃならないと思った。まあ日本人は真面目だからほとんどの子がちゃんと読むだろうが。当時から本当に遅読だった。なかなか読み終わらない。そして大抵夏休みの最終日を迎える。やっと読み終えても感想文の書き方を教わっていないので全く書けない。今ならいくらでも書けるが、それは当時に比べれば著しく文章を難なく書けるようになったからだけだ。
大人はこどもが考える感想文を書く難解さをわかってくれない。自分が簡単に書けるからって先生も親も身近な大人も誰もがこう言った。
「感想文だから感想を書けばいいんだよ」
何をアホなことをほざいているのか、と思った。そんなことは訊いていないのだ。私が知りたいのはどうゆう手順を踏めば書けるのかを説明して欲しかったのだ!
そうだ!!当時の苦しんだ自分に向かって大人になった私から読書感想文の書き方を教えるように記そう。それは今のこどもたちの役に立つはずだ!
小さなお子さんがいる親のみなさん!乞うご期待✨
近日、読書感想文の書き方を大公開いたします!!