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【エッセイ】メディアリテラシー最貧国エキゾチックジャパン(1200)

数年前の話である。山奥にある我が家は近くに陸上自衛隊の演習場がある。ある日集落隣接の山林に自衛隊の演習用空砲の残骸が飛んできた事故が発生。そこは自衛隊の敷地外でちょっとした問題になった。

向かいに住むIさんは当時勤めていた会社の同僚でよく知った仲だった。京都新聞にIさんへの事故に対するコメントが載った。Iさんは自治会の区長だったので記者から電話取材を受けたのである。

「家や人に当たっていたらと思うとゾッとする」と〇〇地区自治会区長Iさんは怒りに声を振るわせた。

と言うような文面だった。Iさんとその件で話した。

「へぇ、こんな怒ったんや」

「いや、俺別に怒ってへんで。確かに電話取材受けたけど話を聞いてただけや」

京都新聞はそこそこマシな地方紙だと思っていたが、やはりマスゴミの端くれ。新聞が売れなければ主収入源である広告収入が入らないので過激な表現に話を盛りまくったのだろう。

人気芸人松本のスキャンダルにはじまり、スーパースターメジャーリーガー大谷の通訳賭博問題、超優良企業小林製薬の紅麹問題。これらの異常な加熱ぶりはマスゴミは広告収入を得るために平気で先述のように話を盛るからである。善良な地方紙で詐欺メイクくらいに盛るのである。ネットに至ってはキャバクラ嬢くらいに盛っているだろう。これらの話題はハッキリ言ってそんな大きな問題じゃない。人々の射幸心を煽って終わりである。いずれ忘れ去られる。

このように営利団体がバイアスのかかった報道をするのをわかっているから税金で運営するNHKと言う特別なメディアがあるのに。そのNHKは税金で運営してるから一番公平性を保たねばならない政治の報道が操作されているという矛盾がある。NHKは恥ずかしくも公共放送と自らを紹介している。

だから日本のメディアリテラシーは北朝鮮・中国・ロシア並みだ。政権批判をしても処刑されない代わりに無視される。反対意見を甘受するが無視は処刑より酷いと私は思う。

現内閣の支持率は20を切った。これは危険水域30を大きく下回り実質的に0である。国民の知性や問題意識が地に堕ちているのも事実だ。総選挙の投票率で50ちょっと。4割以上のみんなは選挙の日にいったい何をしているのだろうか?安売りのネギでも買いに行くのに忙しいのかも知れない。期日前投票もあるのでどうか期日前投票をして日曜日はゆっくり安売りのネギを買いに行っていただきたい。病人やお年寄りもいるので一定数は仕方ないとして70は欲しい。

あんな面白い選挙っていうイベントに行かない人はどうして参加しないのだろう?どこかの国は棄権には罰金があるらしい。それくらいすればいいのにとも思う。選挙に行ったら投票所でマイナポイント配ったらいいのに。自民党は皆が選挙に行くと絶対に議席が減るのでそれはしないだろうが。

自民党の寿命はあと1年半弱。その間にこれ以上酷いことをしないように監視することと、まともな政党が育つ、つまり、国民の意識がまともになることを真に願う。

(2024.4.12 一部内容訂正)


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