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【エッセイ】母の愛(700)

平日は単身赴任なので大阪の郊外都市の実家に身を寄せている。

年金暮らしの実父実母の元で食住の世話をしてもらっている子供部屋おじさんです。どーもすみません。

先日りおさんとの飲み会が楽し過ぎて最寄駅に着いた時は日が変わっていた。

最近、LINEの通知を切っているので自分の好きなタイミングでメッセージを確認するようにしている。

これはかなりオススメで無駄にアドレナリンを出さないためのライフハックだ。

若くはないので恋人やスキピからのメッセージに秒で返信をするようなことをする必要はないのだが、通知でスマホが震えるとつい、若い時の条件反射で無用に脳が反応する。

メッセージの通知やSNSの通知の時の脳波が覚醒剤接種時の脳波と類似するって多少エセ科学っぽい説もあるが荒唐無稽というほどの説でもない。実感としては正しい気がする。もちろん、覚醒剤を使ったことがないので依存性という観点の話をしている。

繰り返すが、LINEやSNSの通知はオフにして好きなタイミングで見る方がいい。例外は恋愛中のもうすぐ確実に落とせる異性がいる時くらいかな。

さて。遅くなると言って家を出たのに母からメッセージがあった。12時を過ぎて「最寄駅に着いた。大丈夫」とLINEしたのだが・・・。

寄生するマンションに近づくと自転車のおばちゃんが近づいて来る。こんな時間に、まさか母か?と思ったら母だった。

「どっかで倒れてるか思て。」

と母。

「もうええって。43歳のおっさんやからなんとかするし、倒れてたとしたらそれまでやからほっといてええで。」

と私。

過去にも同じことが数回あった。

母にはおっさんになっても息子はいつまでも心配なのだろうか?

それにしても過保護だな。


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