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SNSの功罪【エッセイ】七〇〇字

現代が抱える問題点は、情報過多ではなく、意見の過多である。

「Think clearly」ロルフ・ドベリ(サンマーク出版)

大した数の本を読んでいないが、何度も読む価値があると思う本のひとつにこの「Think clearly」がある。この本は少なく見積もっても一般的な本の1000冊分は価値がある。だがひとつだけ注意点がある。かなり著者の主観が入っているので共感できない項目は参考程度というか無視する方がいい。それを差し引いても大変示唆に富んだ書物であることは確かだ。

さて、この本の中に冒頭の引用文が記されている。意見を述べることについての章だったが、これはまさにSNSに当てはまる。

昨日、ネットニュースで「ラーメン風呂」をやってみるという告知をTwitterで行った銭湯がカスどもの批判を受けてやっぱりやめるとなったっていうニュースをみた。

反対した人間はどういう責任を取るつもりなのだろう?あまりにも理不尽で可哀想だ。若い人が考えたとてもユニークで楽しい企画ではないか。ラーメン好きの私からしたら夢のようなものである。入りたいとは思わないけれど(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

このお風呂のお湯をスープにラーメンを提供するっていうなら完全アウトだが、とんこつラーメンみたいなお風呂っていうアイデアなら食品衛生上なんの問題もない。中には飲むバカもいるだろうが、それはそいつがクソバカなだけの話である。

SNSはうまく使えば自由な発想の発信の場ではあるが、つまらない群衆が多数意見を言えてしかもその意見の方が強いので時にこのようなクソくだらない媒体に成り下がってしまう。

全てのSNSから匿名性を排除するようにすべきだと強く思う。

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