ニューヨーク大学院生活
気が付けば秋学期も残すところ1ヶ月となってしまった。
課題量も増えてなかなか記録に残すタイミングがなかった。(ただの言い訳にしか過ぎないが)
しかし毎日が楽しいので、やはり日記として残したいと思い、課題がひと区切りついたところでここへ帰ってきた。
来週はABT認定教師のプレプライマリーからレベル3までの認定試験があり、週末はNYUで舞台がある。
そのため、今週のABTでは、少し身体を動かしてから認定試験の事前勉強会尽くしだった。
夜になると舞台での照明合わせやスペース確認のリハーサルが毎日あった。普段は講義が終わってアシスタントへ行くか、少しゆっくりできた時間だったのだが、その時間がリハーサルに変わったので、休む暇もなく1週間があっという間に終わった。
タイトルの写真は、先週末振付家のダグラス氏のスタジオにて。そのスタジオでの最後のリハーサルだったので、振付のサブの先生をしてくれている方が写真を撮ってくれた。ダグラス氏とサブの先生方からは、カニングハムというモダンダンスの種類を学んだ。初めて踊ったので最初はかなり戸惑ったが、2ヶ月程練習したので動きにもだいぶ慣れてきた。いよいよ来週が本番。
色んなところでカメラを向けていると、「あなたがたくさん写真を撮ろうとしてくれるから、卒業した後に見返すものがたくさんあるんだろうなと思ってる😊」
と同期たちに言われた。たしかに、アラバマにいた時はみんなよく写真を撮っていたのに、ニューヨークに来てからはみんなどうも写真を撮らない。大人になると写真を撮ることが減ったと言う。私はせっかくみんなと出会った思い出なので、これからもたくさん写真を撮っていきたい。ちなみにハロウィンも沢山写真を撮った。
また、先週末はABTからアシスタントのお礼にと、オーケストラ席のチケットをいただいた🎫
舞台は『罪と罰』。難しい題材だったが、ダンサーの演技で理解することが出来た。
技術力はもちろん、演技力が本当にすごい。アメリカで活躍するダンサーたちは、どうしてこんなにも迫力のある演技ができるのだろう。
舞台の話に戻ろう。
今回私は3人の振付家の振りを踊る。
11人ほどの振付家がいるので、舞台で早着替えしないといけない、なんてことはないだろうな。と呑気に構えていた。
しかしリハーサルの休憩時間の時、今回NYUの舞台監督を務めているデボラ教授と受験時からお世話になっているアドバイザーから声を掛けられた。
「ごめんね!振りの関係で、少なくとも日曜日の通しリハーサルは3つとも続けて踊らないといけなくなりそう💦早着替えもしないといけないから、衣装は舞台袖に全て持ってきてね💦いや、もしかしたら日曜日だけじゃなくて、本番もそうなるかも…」と言われた。
(えぇ、、、そんなことあるんだ、、、)
と思っていると、顔が引き攣っていたのか、近くにいたアメリカ人や韓国人の同期が、「大丈夫!私たちが手分けして着替え手伝ってあげるから心配しないで!」「そうそう!パーテーションは私が持っててあげる」「じゃあ私は服がなくならないように手で持つ係してる」「じゃあ私は踊り疲れた🍎の着替えを手伝ってあげるね!」と口を揃えて、満面の笑みで言ってくれた。 良い同期を持った。みんなありがとう。
ちなみにNYU Steinhardtの1F入口にある、専用劇場はこんな感じ。
大学院が始まって2ヶ月。みんなとは打ち解けて、本当に仲が良い。
とある日、講義の関係でハーレムまで電車で行かないといけなかった。大学院かABTのスタジオに行く以外は基本的に部屋に引きこもっている私を心配して、電車に乗る時は必ずと言っていいほど、同期がみんなして「🍎はちゃんと後ろにいる?!ついておいで、ひよこちゃん」と声を掛けてくれる(笑)
私が英語が話せていないわけではないらしいが、あまりにも出掛けないので放っておけないこどものように思うらしい。 たしかに何回か電車に乗り間違えそうになったことがあるので、気にかけてくれるのは本当にありがたい。物騒なことも多いので、東洋人1人で歩かなくていいのは安心できる。
それから、今週決まった話。春学期からJKOスクールのアシスタント日を増やしてもらえることになった🩰😆
ティーチングアシスタントはみんなができることではないので、アシスタントとしての仕事を増やしてもらえるのは本当に嬉しい。しかも、昔から夢見ていたJKOスクールに教師目線で教えているということが未だに信じられない…。
他にも色々な出来事があってたくさん笑ったのだが、たくさんありすぎて忘れてしまった。忘れないように、来週こそはメモに残してまた日記として残していこう。
来週のABT認定教師試験とNYUでの舞台、楽しみながらもがんばろう💪