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あっという間の秋学期とその後の怪我

9月の第1週から始まった秋学期が終わって、気づいたらもう1週間が過ぎていた。
思い返すと課題、TA、リハーサルに追われる日々で、コンサートでは膝を怪我するというハプニングもあった。毎日必死に過ごしていたら、いつの間にか秋学期が終わっていた。

コンサートの3日後に大学附属の学生クリニックへ行ったら、「膝蓋骨亜脱臼」と診断された。1ヶ月ほど安静にするように言われ、松葉杖とシンプルなコルセットを渡された。でも、痛みがなかなか引かず、動ける範囲もかなり限られていた。そんな状況を見た同期のSが、「学生クリニックだけじゃなくて、ハークネスセンターのダンサー専門病院に行ったほうがいい」と勧めてくれた。

英語が話せないわけではなかったけれど、「アメリカの病院代は日本とは比べ物にならないから行ってはいけない」という固定観念があって、専門病院を予約することにどうしても躊躇してしまっていた。
保険が効かなかった場合、高額な治療費をどうするのかという不安も大きかった。でも、Sが「私が予約の電話をしてあげる」と言って、費用の確認もしてくれるというので、そこまでしてくれるなら、、とお願いすることにした。

その後、Sは電話で予約を入れてくれ、12月6日に診察が決まった。元々は違う医師に診てもらう予定だったのだが、念の為ABTの先生や学科長にも相談したら、学科長が病院の院長と知り合いだったおかげで、「大切なダンサーだから」と話してくれて、院長に診てもらえるよう連絡を取ってくれた。

それまでの2週間、痛みを抱えながらなんとか乗り切るしかなかったけれど、サンクスギビングホリデーが近づいてきた頃、別の同期のMがメッセージカードとウーバーギフトカードを渡してくれた。

「膝が痛くて外に出られないかもしれないから、ホリデーはこれでウーバーイーツでも頼んで。タクシー代にも使えるから、必要な時に使ってね」と言ってくれた。
本当に本当に、ありがたかった。

メッセージカードをくれたレッスン後(私は見学)


専門病院診察の日、Sは朝8時から付き添いでブルックリンから来てくれた。
私が英語を話せないわけではないことをわかっているのに、「アメリカではもっとpushyにいかないとダメだからついていってあげる!!」と言いながら、診察中にすべてしっかり確認してくれた。

診察ではDr. Roseが膝を無理やり曲げ伸ばししながら、「関節が小学生並みに柔らかい」と笑いながら驚いていた。触診の仕方が豪快なので痛くて叫びたくなるくらいだったけれど、Sと研修医が横にいてくれてなんとか耐えられた。

レントゲンと診察の結果、松葉杖は不要になり、バレエも少しずつ再開して良いと言われた。ただ、念のためにMRIを撮ることになった。

今日撮りに行った撮影結果では、骨挫傷や靭帯付着部の浮腫、関節の動きの異常が確認され、さらなるリハビリが必要とのこと。学生クリニックの先生方も優しかったは優しかったが、学生クリニックで「1ヶ月安静にしていれば治る」と言われたのは、正直甘すぎる見通しだったと思う。Sの言う通り専門病院に行って本当に良かった。

Sと診察後🫶💕︎︎



冬休みに入り、最近はSの助けを借りず一人で病院に行くようにしている。でも、Sは毎日のように「調子どう?」と連絡をくれる。同期のMやS、そして学科長やABTの先生たちがいなければ、ここまで乗り越えられなかったと思う。

本当に、みんなからの愛でいっぱいだ。
みんなの支えに、心から感謝。

p.s.怪我をしなければ、病院へ個人的に連絡を取らない限りアメリカの病院を見に行く機会もなかなかなかったので、看護師の様子など見ることができてよかったのかも、と。
冬休みの間は、リハビリにアメリカの看護師国家試験勉強をがんばろう🔥
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