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人は変わらないから自分が変わる、ということ
Gallup認定ストレングスコーチのキキです。ストレングスファインダーに関連したことを日記のように書いています。
今日は日常的な夫婦の会話にひそんでいた資質のちょっと困った出方に気づいた話です。
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スーパーで夫と買い物をしていました。
新商品のチョコレート菓子が出ていたので「これ美味しそう」と言ったら、その隣の商品を手に取り「こっちがいい」と言われてびっくりしてしまいました。私の目をつけたお菓子のことは無視でした。
びっくりした私の様子を見て後から「どっちにする?」と言われましたが、
すでに私は頭に来ていたので「どっちでもいいよ」と言ってその場を離れました。
私も「これも買う」と言えばいいのですが
だんなさんは影響力の資質が多いせいか圧力があるので、私は自分の欲しい方を主張できません。そもそも私の欲しいお菓子のことはノーコメントで無視されたように感じて嫌でした。そしてどうせ主張しても却下されてしまいます。
このパターンが非常に多いです。
食品の買い物なのですから、私の判断の方が正しいに決まっている!笑 なのにいつも「これがいい」と言って譲りません。お菓子に限らず、食品材料についてもそうなので、料理もしづらいです。
「なんで料理しないのに決断したがるのだろう」と思うのですが一緒に買い物して、自分が欲しいものを買ってそれを料理してもらう、と言うことが大事なのでしょうか。
割高だったり、美味しくなかったり、さらにいろんな事情で私が買いたがらないものなのです。
そこには微かに私に言うこと聞かせたい!という圧力を感じます。
人の多い中で揉めても、と私は思うので、結婚以来ずっとその小さな意見の食い違いを私が折れることで収めてきました。
でもなんだか疲れました。
たかだかチョコ菓子でなぜ私の要望はいちいち却下されないとならないのでしょうか?どうしていちいち勝負を挑んでくるかのように、私の欲しいものではないものを買おうとするのでしょうか。
今日はそのもやもやをふと傍に退けることができて、これはくだらなすぎる、と気づきました。
クーポンも出ている新商品を買うのは今しかない。変えばいいんだ。
そう思って、後戻りし、
「やっぱり買う」と言って商品をカゴに入れました。
夫は「買うの?」と言ったきり特に怒ったりしませんでした。
そのことでようやく気がつきました。
私は結婚して23年ですが、23年来、
「欲しいな」と言ったら
「いいね」と言って買うことにして欲しかったようです。
買い物に誰かの許可や同意が必要なのです。反対されたものはわざわざ買う気がしない。
これは調和性です。同意がないとGoを出せない。なのに夫は私の同意がないのに夫自身にGoを出す。それは許せない。それで怒ってしまう。
調和性は周囲の同意があってはじめて動けるところがあります。それを破る人のことは許せません。
今までこのことに全く気づかず、いつまでも依存心の抜けない自分、とちょっと自分を責めていました。
そしていつもだんなさんが決断してしまうことに密かに怒っていました。最初のうちは密かに怒っていましたが、溜まりに溜まっていて、一緒に出かけることが決まると憂鬱なほど。
だんなさんに何度となく伝えていますが、いざとなるとだんなさんの決断が優先されます。その場で言い争いになるのは嫌なので、その前に私が折れるからです。
それで長年諦めていました。
トラブルには自分が折れるしかないと思い込んでいた私。
今日は「やっぱり買う」と踵を返し、買うことで自分の機嫌を自分で取ることができました。
そしてこれが
人は変わらないから自分が変わる
ということか、と思いました。私が今回変えたのは
「同意がなくても自分で動いて良い、と自分に許可したこと」
です。
私が変わることで気分良く帰ってくることができた日曜日でした。
後で話を聞くと「甘すぎそうだと思ったから嫌だった」とのことでした。
その場で言ってくれればいいのになあと思うのですが、確かに私は「美味しそう」と言って同意を求めたのでした。
「これ買いたい」と言えば「甘すぎそうだから嫌だ」と答えが返ってきたかもしれません。
となると
これ、私の聞き方が悪かったのでしょうか?
本当にそう?
私ばっかり歩み寄らなくてはならないことに疲れています。
そんな熟年離婚につながりそうな、すれ違い、見事ストレングスファインダーは解決してくれたのでした。