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「"ダンダダン"を ご存知で?」

皆様は「ダンダダン」という漫画をご存知だろうか。
最近アニメ化もしたので知名度はそれなりにあると思うが、一応簡単にあらすじを解説する。

宇宙人を信じ心霊を信じない男子高校生の高倉健(オカルン)と心霊を信じ宇宙人を信じない神社生まれの女子高生の綾瀬桃(モモ)がひょんなことからお互いの信じない方のオカルトスポットに行ったら両方存在!!なんやかんやで能力に目覚めて撃退するもそれがきっかけで宇宙人や心霊の事件に巻き込まれるように…といったホラーありギャグありバトルありラブコメありなんでもありのトンデモ能力バトル系漫画だ。ちなみにアニメ1期のOPはCreepy Nutsが担当している。俺得。

これが面白いのなんの。私がこの世で2番目に好きな漫画(1番目はジョジョの奇妙な冒険)である。
最近ジャンプ+で話題になる作品は比較的大人っぽいダークな作品(それはそれで好きではあるが)が多かったような気がする中で、「ダンダダン」はシンプルに子供の頃のワクワク感を思い出させてくれるいい作品だ。アプリで初回無料キャンペーンを確かやっていたはずなのでぜひ読んでほしい。

そんな激オモロ漫画である「ダンダダン」を読んでいたのだが一つ気になる話があった。177話だ。以下あらすじを簡潔に説明する。ゴリッゴリに團曼羅編のネタバレを含むので注意だ。

↓ここからネタバレ注意!

メルヘンカルタの抜けた呪行李。餃子屋で呪物コレクターのパヤセとカシモトに呪行李を引き渡し、小さくなってしまったモモを元の大きさに戻す方法を聞こうとしていた綾瀬星子。そんな3人の元に突然キョンシーが襲ってきて…!?

↑ネタバレ終わり

ここで注目して欲しいのは怪異でも登場人物でも登場人物たちの行動でもない。「餃子屋」の部分である。

皆様は「肉汁餃子のダンダダン」という店をご存知だろうか。2011年創業、「餃子とビールは文化です。」がキャッチコピー。全国展開している餃子屋さんである。
先述した漫画の方の「ダンダダン」177話に登場する「餃子屋」が「肉汁餃子のダンダダン 川越店」だったのだ。さながら「ダンダダン」同士のコラボと言ったところである。

これは行くしかないだろう。
週末の予定はこれに決定である。いざ行くぞ!


当日。
横浜生まれ横浜育ち、生粋のシテーボーイである私としては埼玉まで足を運ぶのは未知の領域に行くという感覚がしてワクワクしてくる。
そう、私は普段神奈川と東京くらいしか行かないのだ。経県値アプリとかやったら幕の内弁当みたいになりそう。

横浜から「肉汁餃子のダンダダン 川越店」までは京急で1本である。いろんな聖地までだいたい1本。IPPONグランプリに行ったらアンタッチャブル柴田と戦えるんじゃないだろうか。全ての道はローマに通ず、ではないが大体の道は横浜に通じている気がする。

冒険のお供にはもちろんCreepyNutsである。
「ダンダダン」の聖地巡礼。これほど「オトノケ」が合う状況はないだろう。2025年7月から第2シーズンが始まるが主題歌はどうなるのかな。CreepyNutsが続投してくれたら嬉しいのだが。

にしても京急は警笛がデカすぎる。枕じゃねぇんだぞ。大きくて分かりやすくて助かるのだが、イヤホンのノイキャンも普通に貫通してくるレベルなので分かってても心臓がビクッとなる。コワ〜…

とか電車に揺られながら書いてたのだが、どうやら乗っていた電車が間違っていたらしく、途中で降ろされてしまった。ん?時間もホームも合ってた筈なのだが…ホル・ホースみたいに時間がズレてたのかな?スマホ3台持てってか?

まあ予想外なことはいつも起こることである。少しお腹も空いたし自販機でおしるこでも…と思って探していたのだが全然ない。そもそもホームに自販機がないではないか。無いなんてことあるのか…

なんとか品川まで戻ってこれたので山手線に。
ここから12駅乗ってその後乗り換え…?長すぎるだろ。マツケンサンバIIのイントロか?
しかし餃子のため。星子が食べてた肉汁餃子を私も食べたい。諦めんなよと心の中の松岡修造も叫んでいる。

到着ゥゥーーーーーッ!!

なんやかんやトラブルもあったが無事川越まで到着。行きでもうヘトヘトの疲労困憊である。帰りもあるってマジ?腹ペコにもほどがある。略してはらほど。やくみつるに媚びて流行語大賞に入れてもらおうかな。

フレンドが合流出来るらしく、その時間まで駅をぶらぶら。朝から何も食べてないのでパン屋さんとか物産展の前通る度に買うかどうか悩んでしまう。しかし、餃子を最高のコンディションで食べたいので我慢…我慢…我慢……

おれはよわい…

空腹に敗北。スコーンおいしいね…
まあこのくらいなら朝ごはん。大丈夫大丈夫…まだ助かる…まだ助かる…

マダガスカル!そーれ⤴️っ!

あ〜あ、終わりだよ。プレッツェルもちょうどいいほんのりとした塩味でうまいし中に入ってるクリームチーズとの相性も抜群。おいっし〜〜〜〜!!!!

フレンド、しわすさんと無事合流。
おなかも空いていたので肉汁餃子ダンダダンへ向かうことに。

入店。原作のまんまだ~!!
飾ってあった漫画のシーンその1
飾ってあった漫画のシーンその2
龍幸伸先生のサインもあって良かった

いろいろオーダーをした後、待ち時間にお互いのboothの購入履歴を見せ合ったり。
しわすさんの購入履歴、俺の購入履歴の5倍くらいある…。これが大人の財力ですか…

注文したものが届いた。
まずは冷やしトマト。

撮影:しわすさん

お腹がペコペコだったので写真を撮る前に一切れ食べてしまった。
大体の居酒屋では塩がかかっていることが多いのだが、この店では特製のタレがかかっている。うまい。
マヨネーズが添えられていたのだが、タレトマトがめちゃめちゃ美味しく、一回もつけずにタレのままで食べてしまった。
今度家でも冷やしトマトをタレで作ってみようかな…

いよいよお待ちかね。主役の餃子である。

うまい!!

店員さんに「まずは何もつけずに食べてみてください」と言われたので言われたとおりに実践してみる。
口に入れた瞬間ジュワっと広がる肉汁。肉汁餃子のダンダダンの看板は伊達じゃないな。アクシズくらい肉汁で押し返してやる。
醤油をつけてぱくり。醤油自体は特徴的というわけではないが、肉汁との相性がベストマッチ。かなり美味しかったので一気に食べてしまった。コーラハイとよく合う。

馬刺しユッケも着弾。

箸で持ち上げてしまったので慌てて写真を撮った

濃~いタレと馬肉がよく合うのなんの。
こういうユッケは細切れになっているタイプが多いのだが、このお店のユッケはちゃんと馬刺しになっている。ちゃんと「肉」という感じの食感で新鮮な感覚だった。うまい…

その後油淋鶏やジャージャー麵を食べたのだが、コーラハイをがぶがぶ飲んだのでメモを取り忘れた。美味しかったのとしわすさんにネギを食べてもらったのだけ覚えている。いつもありがとうございます…

またまたほとんど払ってもらった…本当に申し訳ないです…エロ布送りますね…

せっかく埼玉まで来たんだからセイコーマート行こう!!ということで電車に乗ってセイコーマートまで。
駅から結構あるので歩きながら共通のフレンドの話とかもしたり。たまには日差しの下ゆったりのんびりお話しながら歩くのもいいね。

これが本当のセイコーマートか…

セイコーマートに到着。
VRCのセイコーマートのワールドでは店内に爆音BGMがかかっていたのでそれを想定していたが、店によるかもしれないがここのセイコーマートでは店内放送とかはあまりないようだ。ちょっとびっくり。

店内の写真は他のお客さんのプライバシーなどもあるので撮ってないが、ガラナやホットシェフやオリジナルカップ麺、オリジナルスナック菓子などもあってテンション爆上がりだ。ついはしゃぎすぎてメモを完全に忘れていたので店内の様子を描写する資料がなくなってしまった"メモを忘れた子供たち"と人は言う。

めちゃめちゃ長考した挙句、やき弁たらこバターとセコマオリジナルのカップ麺やスナック菓子、ホットシェフのベーコンおかかおにぎりとガラナとガラナサワーを購入。ガラナとやき弁は家族のお土産にしようかな。
家帰ってレシートみたけど般若心経くらい文字が書いてあった。めっちゃ買ってるな…

セイコーマートから歩いて大宮駅へ。
徒歩だと50分くらいかかるのでバスという選択肢もあったが、腹ごなしも兼ねてせっかくだし喋りながら歩こうぜ!という成り行きである。仲いい人とうだうだ喋りながら歩く時間が一番楽しいんだから。
「闇のVRChatter」の称号を押し付け合ったり、「もし俺に新しくお砂糖が出来たらどう行動したらいいのか」みたいな話をしていたら大宮駅に到着。しわすさんの方に予定があるので、名残惜しいものの大宮駅で解散ということになった。

大宮駅からの帰りの電車。横浜まで1本なので助かる。電車ででっけ〜レジ袋を抱えながら帰る姿はだいぶ浮いているように見えるかもしれないが、これがセコマの密輸である。なめるな。

酔いも覚めて心地よい気分の中電車に揺られて今日を思い返す。さながらアニメのエンディングのようだ。楽しかった…また遊ぼうね。

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