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[ADHD]聴覚情報処理障害(APD)の私にとって学校の授業は意味がなかった

たびたびADHD系の話題を出していますが、最近自分がAPDという病気?特性であることを知ったので書きたいと思います…!

ちなみに主治医から診断が下りたわけではなく、あくまで自己診断になります。
昔から会話への理解度が著しく低く、口頭の指示はほぼ理解できず勘違いをしたり、名前を呼ばれても気づかないことが多いので十中八九APDというやつだと思います。

先生の話が分からないから授業を聞いたことがない

基本的に授業を聞いたことがありません。
多分大学に入るまで一度も聞いたことがないといっても過言ではないくらい授業中に先生の授業を聞いたことがありません。
当時は周りの同級生がなぜ1コマ1時間椅子に座って先生の話を聞いていられるのか不思議でした。ただただ苦痛な時間で、ずーーーーっと妄想をしてやり過ごしていました。

お気に入りの妄想はアニメのかっこいいシーンを自分や同級生に当てはめて自分でストーリーを考えたりするやつです。中学生くらいの男の子がやっていそうなあれです苦笑。

ちなみに授業中あまりにも暇すぎて窓の草木と会話をしていました。先生の話がほぼ分からない自分にとって授業とは「目をつぶってなにもせずそこで1時間座ってろ」と同様の時間だったので、暇すぎて気がおかしくなってたんだと思います。

なぜ話しが頭に入ってこないんだろう?

日中はものすご~く眠くて授業中の眠気はとんでもないものでした。
当時は勉強が大嫌いだったのですが、今思えば椅子に座って先生の話を聞くスタイルの勉強が大嫌いだっただけで、学ぶこと自体は好きなので、ある意味もったいない時間を何年分も過ごしてしまいました。

なぜ人の話しが理解できないのかは今でも分かりません。特に、自分の興味のない、特に口頭での話はびっくりする位集中ができません。好きな話でも7割くらいしかわからない....。馬耳東風を体現しちゃってるなぁ~とよく人の話を聞き流しながら思っていますね。

先生の話を聞いたところですぐに役立つわけでもないので脳の報酬系が動かずやる気が全く出なかったのかもしれません。今なら子供のときに義務教育の範囲の勉強をする意義というのが理解できますが、自分が子供の頃はなぜ勉強をしないといけないのかそれもわからなかったので、意義を理解ができないこともやる気低下につながっていたのかもそれません。
他にも指示がわからないことによるそこそこ障害チックな行動をしていたエピソードとして、プリント返しのときに先生に名前を呼ばれても気づかないため怒られる、給食の残し方がわからずずっとトイレに牛乳を流していた、授業中順番に音読するやつで自分の番になった時に読む場所がわからない、運動会で自分の種目の場所の誘導が分からず全然違うところに行っちゃう、とかは日常茶飯事でした。

思い返しても、ここまでひどい子は女子ではまずいなかったので結構障害度ひどいのかもしれません。基本的に口頭指示は頭に入ってこないので学校生活についていくのが難しかったです。

学校で勉強できないなら家ですればいい

授業中先生の話を聞くことができなかったので、勉強はもっぱら家で教科書を読んで勉強ドリルを解くというのをしていました。
元々理解力は人並みにあるのと、学校で勉強ができない分だんだん自分なりの勉強の仕方を身に着けたため、基本的に自学自習でなんとかしてきました。

中学頃には帰宅後の少ない時間で一気に集中して教科書の内容を理解する方法を身に着けていたので、むしろ学校でダラダラ勉強している子よりも成績はよかったです。普通にテストの点は上位でした。宿題の出し忘れや授業態度が悪かったせいで通知表の点はあまりよくありませんでしたが…。

APDじゃなければこのような勉強方法は身に着けられなかったかもしれないので、APDであるからこそ身に着けられたことかもしれません。
大学受験の時も社会人になった今も役に立っています。


学校で友達もできなかった

未だに学校に行っていた時間が無駄だったとたまに思います。
学校は勉強だけじゃなくて友達を作るところ、といいますが人間関係がちゃんと築けなかったので友達ができないどころか小学生のころはたびたびいじめに遭い辛い思いをしていました。

ちなみにここで覚えた処世術は、「男子は優しくしてくれる」ということです。そして男子と仲良くしていると女の子も優しくなってくれました。
別に顔も可愛くなく、若干ネグレクト気味だったので平成にこんな子いるの?ってくらいには不潔でした。たまにしらみ湧いてたし不毛だらけだった…それでも男子は女子には気を使うのか、女子よりも優しくしてくれたんですよね~。

中学生になってからも友達が1人もできませんでした。
ある日クラスの帰宅部のヤンキーの女の子が私に声をかけてくれて、そこから同じように学校生活になじめないヤンキーたちと仲良くするようになってしまいました。

学校で勉強もせずまともな交友関係も築けず部活も入れず、自分の学生時代はなんだったんだろう?と思います。なんの意味もなかった、とまでは思いませんが、もっと自分に合ったことがしたかった、とは思います。
ただただ自信を失った学生生活でした。

学校会わないなら行かなくていいと思う

私のように、学校という集団生活にどうしても合わない子供ってどの時代もいると思います。
やるべきことがきちんとできているなら学校なんか行かなくてもなんとでもなる時代です。
ただし学校に行かない分、将来どのようにして食べていくかというのはしっかり考えないといけません。資格を取るなり何か人には負けない特技を身につけるなり。


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綠
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