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[フィクション]脱法大麻成分リキッドで精神世界へ

※これらのお話はフィクションです。脱法大麻を推奨するものではございません。むしろ危険視しています。

いっとき、幻覚世界に強い興味を持っており、どうしても大麻とかLSDとかの世界を知りたい!どんな世界が見えるのだろうと好奇心でいっぱいでした。人生を生きることへのストレスも異常に高かった時期で、仕事では上司に嫌われて干され、プライベートで彼氏はいるもののただ未来もなく付き合ってるだけ、当時は今よりももっと性依存症の症状も強かったので、全てが嫌でどこか現実ではないところに行ってしまいたくて、なにか素敵な世界を見てみたい!と思ったんでしょうね。


この辺りの書籍を読んで気を紛らわしていましたが、さすがADHD、一度気になったら実際に体験するまで夜も眠れません。

ちなみに仕事で鬱っぽいときに色々試したのですが、セントジョーンズワートサプリが、なんとなくよかったです。CBDとかもやってみたのですがいまいち?でしたね。

https://amzn.to/41ROVYA


ネットで買えちゃう!大麻を模倣した合法成分

大麻成分を模した脱法成分は至る所に溢れており、以前はAmazonや楽天でも購入が可能です。マジで!?って感じなんですがマジで買えました。
法の規制が厳しくなったので以前出回っていたTHC成分を模したCCHをはじめとする、THCHやCCHCも現在は違法になり、脱法成分を販売しているところもほとんどないようですが…
当時はその辺の路上でも売ってたみたいですね。

大麻の精神世界とつながる

電子タバコにリキッドをセットし脱法成分を吸いました。
なにも起きません。

時間を少しおいて15分後もう1口吸いました。
ここから私の思考が完全に大麻に支配されていきます。ちなみに、吸っていたのは大麻ではなく、あくまで大麻成分を模倣した脱法成分ですが、なぜか大麻という存在に思考を支配されていました。

以下は体験中のメモ。



大麻を吸う人、特に依存してしまう人は大麻から神の声を聞いて、誰にも言わないしまた吸わされている状態ということではないか。

思考は共有されている

精神世界とつながる

今まで見ていた物質世界ではない

精神で繋がっている世界

自分の意識が自分から出ていき、精神が拡大する感覚

自分がいた物質世界の裏側に精神世界が存在することを知る

大麻は大麻自体が精神を支配する存在であり、ただただ物理的に訴えかけてくる有機物とは違い神秘的な存在である。

精神世界の存在を知らなかった

物理世界にのみ存在する物質と比べると、はるかに崇高な物質なのではないか。精神世界からのアプローチすることによる生存方法を兼ね備えた大麻は酷く神秘的な存在である。

寄生虫に寄生されて水辺に向かってしまう動物のように、大麻にも宿主を精神世界へ誘い、強烈な指示を出し、宿主を操る力があるのかも。

喋る気力が出ない

大麻は人に大麻の存在を知らしめさせない、禁忌でありかつそれを渇望させることによって現在まで生存してきたのだ。


何が起きたかというと、大麻はなんて神秘的な植物なんだ!こんな精神的な物質には生きててこれまでであったことがない!と感動しています。
この時の自分の考え方も分からなくはないですし、確かに完全に精神世界に入るという経験が初めてだったのですごくびっくりしてしまって、何か理由を着けたかった&違法ではないといえ脱法の成分を吸うという行為に罪悪感を感じてこのような思考になったのだと思われます。
そもそも大麻吸ってないし、完全に統合失調症でした。

でも完全な精神世界にいけたことは思い出です。物質世界の価値観しかありませんでしたが、精神だけの世界の存在を知ることができました。この部分が薬物の神秘体験に繋がってくるのかもしれません。

マクドナルドで異国を感じる

ご飯が食べたくなって、マクドナルドにテイクアウトしに行ったときの様子です。キメネコの漫画を読んで、薬物摂取したまま出かけるとかマ?って感じだったのですが、実際適量であれば一見普通の人と変わりありません。
動画などである、薬物摂取でおかしくなってしまっている、いわゆるラリッている状態は、過剰に摂取してしまっているか、元来相当身体が薬物を受け付けないパターンかと思います。
普通に買い物も行けますし、なんだったらそのまま仕事している人も結構いるんじゃないかという気がします。



マクドナルドに入ったら、海外にいる感覚に陥る
いつものマックなのに初めて見るかのような、初体験の衝撃を受ける。留学に行ったときに、全ての文字が外国語で人種も違う人たちがいるマクドナルドを思い出した。同じマックなのに全く知らない世界だった。

帰り道、夕日がすごくすごくきれいでびっくりする
これは、今日が普通に夕日が綺麗な日だったのかな?たまに夕日がすごくきれいな日あるよね。

水色とオレンジの夕焼けが混ざり合ってキラキラと輝いている。
雲がもくもくとしている。
原っぱに寝っ転がってひたすら空を眺めたい
綺麗すぎる

いつもの帰り道に何か懐かしさを感じる。
道の街頭がきれい
瞳孔が開いているせいか?光が綺麗に感じる

家に帰ってマックを食べてみたが満腹感を感じない。
味は普通のマックだった。


空の夕焼けが見たことないくらい綺麗でした。
今も昔もあんなに綺麗で輝いている空を見たことがありません。
やっぱり脱法成分の力だったのかな、、、?


音楽が響く

Drugについて学べるYouTubeちゃんねるの音楽を聴きながら寝落ちしてみる。いつもより音が響く気がする。こんなに深い音色だっけ?

絵画の幻覚?

厳密にいえば幻覚ではなく、自分の脳内で想像をしたイメージです。
マグリットのシュルレアリスムのような絵画のような何かを想像していました。幻覚ではなくいつもより濃い想像、程度です。
LSDとかだともっと強烈に出るのかな。 

バッドトリップ

バッドトリップはおそろしいですよ~、思考がループして抜け出せなくなると地獄です。薬物について詳しくないので間違っていたら恐縮ですが、天然の大麻であれば所詮植物の成分なのでバッドトリップに入っても成分が抜けるのを落ち着いて待てば大丈夫だろう、というある意味安心感がありますが、脱法はケミカルなのでどう身体が反応するか分かったものではありません。法律違反はしていないという意味では怖くありませんが、謎のケミカル成分により後遺症が残ってしまうのではないかという意味で恐怖でした。

バッドトリップ状態のメモはこちらです。



精神病患者が自殺する理由を完全に理解する

こんなにも他者とコミュニケーションが取れない自我の世界へ引き込まれていたら未来が閉ざされる。
私が何をしても他者への作用がなくなり(意識が自我にのみ行き、他者と関われなくなる)全ての物事が無意味となる感覚に陥る。
自殺して終わらせたいというのももっともだ。

逆に言えば私の鬱や不幸とはまっったく不幸のうちに入らないくらいの不幸であった。

意識を自分にしか向けることができない
外界と関わる術がない
1人で完結する存在となってしまった
意識が外に向かない
物質世界の感覚がわからない
この世界は他者の侵入を許さない
寂しい


え、どういうこと??って感じですよね~w
なんか、自我が自分の内側にだけ向いて外側に意識を持って行くことができませんでした。多分、重い統合失調症患者なんかはこんな世界を生きているのかな?と感じました。自分の思考を脳が反芻する上に意識が外に行かないため、少しだけ感じたことで思考が爆発ししかも外と完全に隔絶しているため、何も耳に入りません。聞こえはしますがそれを自分の中で咀嚼して自分の知識や経験と融合させるだけの力が出ないのです。
あんな世界が続くのが精神病患者の世界だとすれば、自殺するのも納得です。

重たい快感の世界

身体が相変わらず重い
身体の下側になっている部分におもりが集まる
布団に身体がしずむ

日焼けの痛みが気持ちいい
日焼けの痛みが快感


前日くらいに海に行ってとんでもない日焼けをして、肌がすごく痛かったのですが気づいたら快感になっていました。

ただの統合失調状態

全体的に統合失調症を彷彿とさせる状態でした。
思ったよりも楽しくなかった…。
私はかなり理屈で考えてしまうタイプなので、薬物と相性がよくないのかもしれません。

確かに夕焼けの空めちゃくちゃ綺麗でしたし、精神世界というのも初めて知ることができました。

ただ、どうしても統合失調状態にしか思えなかったです。
もっともっと幻想的で神秘的な体験ができるかと思いましたが、私はあくまで私でしかなく、私ができる思考や感覚を超えることはできません。
当たり前ですが、薬物というのは自分の身体の中の精神をつかさどる物質を狂わせて、感覚を通常と異なるものにするだけです。

逆に、理屈っぽくなく本能的に生きている人が摂取することで、自我が異常に内向きになり精神世界に行くことを何かの啓示と勘違いしたり神秘体験だとありがたがるのかもしれません。
私があまりにも現実主義過ぎて、薬物すごい!神秘!ラブ&ピースみたいな感覚にはなりませんでした。

世界には見えないものが存在する

思ったよりも大したものではなかったといいつつ、やっぱりこの世は見えているものだけが真実ではありませんね。
私は脱法成分で精神世界へ入ってしまいました。
これは成分の作用にすぎませんが、人間の脳みそは物質によってこんなにも簡単に左右されて、見えるものが変わってきます。

私はADHDでストラテラという薬を日常的に服薬していますが、やっぱりストラテラを飲んだ世界と飲んでない世界は全く別物です。初めてストラテラを飲んだ時も、自分は別世界にきてしまったのかと驚いたものです。

脳の分泌する物質が少し変わるだけでこんなにも見えている世界が変わってしまうのですから、見えているものが全てだと思いこまずに暮らしていきたいものです。
少し話は変わりますが、紫外線や赤外線を人間は見ることができません。どんな色なのか想像もつきませんが、虫たちは見ることができるそうです。世界は未知で満ち溢れていて、私たち人間には死ぬまで理解できない世界が実はあってもおかしくありません。

結局、薬物らしいちょっとスピリチュアル的な話になってしまいました。

普通にPTSDや後遺症残るから薬物はダメだよ

脱法成分だからこそ、天然大麻よりもPTSDや後遺症の危険性が高くなります。
バッドトリップ中に鼓動がとても早くなり、このまま心臓が止まってしまうのではないか?と感じた瞬間があったのですが、その思考がループしてしまい「このまま心臓が止まれば死ぬ」というのを頭で反芻した結果、寝るときに聞こえてくる鼓動の音が怖くなりました。今ではだいぶましになりましたが、たまに寝るときに怖くなります。多分こんな感じで軽いトラウマを抱える人結構多いんじゃないかな。薬物がきっかけでパニック障害発症したり、覚せい剤の後遺症で幻覚が見え続けて自殺してしまう人とかもいるらしいですしね。


薬物の世界を見てみたい人へ

私が薬物の世界で一番再現ができている、というかほぼそのもの?と感じたのはNetflixオリジナルのラブ、デス&ロボットseason3[死者の声]というエピソードです。
幻覚sceneは私には分かりませんが、もしかしたらLSDやMDMAなどの幻覚剤系ではあのような幻覚が見えるのかもしれません。

イオの星の説明が始まる部分や、そのあと思考が反芻するシーンなどはまんま同じです。あのような感じで思考の反芻と突飛な思考が頭を巡ります。また、それが自分の意識から湧いてくる思考ではなく、神や天の声として届いてくる感覚があります。



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綠
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