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<PiA-Ausbildung>座学14日目!手が震えた筆記試験!
今日はヤバかった。現在ドイツ時間で21時26分。実習先の保護者会に参加して、お酒を飲んだ。ほろ酔いって感じなので、とても気分が良い。笑
何と言っても今日のハイライトは「ドイツ語の筆記試験」である。ドイツ語と言っても、文法とか単語のドイツ語ではなくて、「子ども達のドイツ語をどのように育てていくか」という文脈でのドイツ語である。
ドイツは移民国家なので、子ども達の中にはドイツ語を話せない子も多い。そして、それを放置してしまうと、その子自身がドイツ生活をうまく出来なくなったり、その子が親になって子どもが出来た時に、その子どもも苦労するというような悪循環が生まれる。
なので、ドイツではドイツ語教育に対する熱心さは高い。特に、幼児期は言葉を獲得する時期であるから、その責任が重くのしかかってくるのである。
そのドイツ語の筆記試験が今日行われた。自分としてはドイツで受ける初めての筆記試験である。
自分としては6年越しの夢舞台としてPiA-Ausbildungに取り組んでいて、その中で行われる初めての筆記試験である。あがらない方がおかしい。
準備は自分なりにはしてきた。筆記試験が始まる前に行われた「宗教」と「健康」の授業では、隙があれば筆記試験の準備をした。
ドイツ語の筆記試験は、日本の筆記試験とはわけが違う。ドイツ語で書かないといけないのは言わずもがな、日本語だったら分からない問題に対しても頭をフル回転させて何かしらを導き出せることがあるかもしれないけど、ドイツ語だとその作業に”翻訳”という作業が出てくるのでめちゃくちゃしんどくなることは目に見えていた。
だからこそ、自分の書きたいことは全部ノートに書き出して、それを筆記試験で書けるように準備していた☟
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大学生時代にドイツ語のスピーチコンテスト(5分くらいのプレゼン)で総合優勝したことがあるし、トビタテの面接でも同じようなやり方をして合格することが出来たので、この”長文の暗記”は結構得意である。
ドイツ語の筆記試験が迫るにつれて、ドイツ人の同級生さえも、「不安だわ~」と言っていた。これまでの学校生活で筆記試験を主にやってきたであろうドイツ人がそんなことを言うのが、自分としては意外に思えた。
筆記試験の時間が来て、問題用紙が配られる☟
飲み物とペンと自前の解答用紙は机上に置いて良いとのこと。
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先生の合図とともに、問題用紙をひっくり返す。なぜか物語調の文章が最初に出ていたけど、質問自体は、先生が事前に言ってくれていた範囲から出ていた。
自分は”武者震い”というか、やっと本格的にスタートできるということで、ポジティブな緊張をしていた。自分の夢への第一歩になるという喜びから、しっかりとやり遂げなければというプレッシャーがあった。
「ヤバい、どうしよう、何も分からん。準備がちゃんと出来てないから結果が悪くなるかも…」みたいなネガティブな緊張はしなかった。
質問に取り掛かって、書くべき答えの方向性が見えたので、それを解答用紙に書こうとしたのだが、手が震えて大変だった…笑
自分は31年間生きてきて、日本では大学を卒業したので、ある程度の試験の数はこなしてきたけども、試験で手が震えたのは今日が初めてだった!!!
これは結構自分の中で衝撃だったし、それと同時に、そこまでの思いを持っている自分を客観視して自分を可愛く思ってしまった…笑
あと、回答の道筋が何本も思い浮かんだので、「この回答よりも、もう一方のやつが良いか…」と思ってしまい、どの回答を書くかという選択に結構迷ってしまった。
結果として、筆記試験の序盤に2枚の解答用紙をボツにした☟
いずれも序盤でボツにした。
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2回のボツを経験したことで、やっと精神的に落ち着いたので、震える手で回答を書いていくことが出来た。
テストが終わった後は完全に力が抜けてしまった。体中の感覚がマヒしているからこそ、右の掌のヒリヒリした感じ(ペンをぎゅっと握りしめていたのが原因で起きた筋肉痛?)や右手の小指側一体の痛み(その部分を机に押し当てながら書いていたのが原因)を色濃く感じた。
テストの出来としては、自分が準備してきたことを(完ぺきではないにしても)しっかりと出せたと思う。どんなテストの結果を貰おうとも、自分としてはやり切った感があるので、なんでも受け入れることが出来る気持ちである。
まぁ、この余韻に浸ってる場合じゃなくて、来週は2つの筆記試験が控えているので、勉強をしていくしかない。
今回で何となくドイツの筆記試験の概要が掴めたし、どういう準備をしていけば良いかが見えてきた。今回は手探りの準備だったので、取り敢えずなんでもやって準備してきたけど、今後は効率良く準備できるようになると思う。
今振り返っても、試験で手が震えたという衝撃が大きすぎる。31年間生きてきて初めての経験だった。