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<PiA-Ausbildung>実習19日目!絵描き!絵描き!絵描き!


今週は、朝は寒いけど、昼からは15度前後な感じが続く☟


霧が凄かった。ストレッチする場所からの景色が何も見えなかった。

段々と日が昇ってくる☟

めっちゃ光ってた☟


8時から保育開始。

今日は昨日の反省を生かして、テーブル周りで子ども達の自由遊びに付き添うようにしようと決めていた。


なので、小屋に到着したら、絵本を物色し、6冊くらい取り出してからテーブルに待機。

ボケーっと待ってるのはしゃくなので、絵本の内容を写真に撮っていた。

めっちゃ不親切なワニ
森の幼稚園の名前になっている「アストリッド・リンドグレーン」が描いた絵本。
これ以外にもたくさんあったので、後でまとめたい。


実はこれは作戦で、「子ども達をおびき寄せる為の罠」である。「何してるの~?」と近づいてきたらコチラのもんである。そしたらその子に合わせて、読み聞かせなり、子どもの読むペースに付き合ったりといった選択肢を選んで、関係性を深めるのである。


写真を撮っていたら、いつも一番最初に登園する年長のBeくんがコチラを見てくる。Beくんはどちらかというと体を動かして遊ぶタイプなので、自分はそこまで深いやり取りをしなかった。「何してるの?」と質問したので、「写真撮ってるんよ」とは答えたけど、そこから一歩踏み込むような関係性になる言葉かけをあえてしなかった。まぁ、Beくん自身も友達が来るまでの暇つぶしみたいな感じだし。

次に、自分の遊びに熱中するTaくんが登園し、コチラには目もくれず、絵描き道具をテーブルの上に準備して、絵を描き始めた。

3番目に来たのがHaちゃんである。年少のHaちゃんは正直個人的にはまだ関係性がイマイチな感じである。Haちゃんは上司のティムによくべったりしているので、コチラがあまり絡むことは無いのである。雰囲気的にも何となく自分とHaちゃんは水と油って感じがしないでもない。

でも、Haちゃんが自分の所に来て、なんか会話してきたので、遠くから見ていたBeくんも近くに寄って来て、3人で会話。そしたら、その会話を聞いていたTaくんがお絵描きを止めてコチラに入ってきた。

個人的にはこの3人の子どもだったら、Taくんが一番相性が良い。で、Taくんが大好きな恐竜の話をし始めて、内容について軽くBeくんと揉める場面が多発。

そこで自分が、「Taくん、小屋の中に恐竜の図鑑があるから、一緒に見るか?」と誘った。そしたら、BeくんはHaちゃんに「砂場で遊ぼうぜ」と誘った。なので、2人、2人で分かれることが出来た。

で、Taくんと恐竜の図鑑を全数冊選び出して、テーブルで見る。Taくんがページを見てあれこれ言うのを自分が聞くという形。

テーブルは全部で4つあるのだが、1つは自分とTaくんが恐竜図鑑を読むのに使っていた。10分くらい経って、周りを見渡してたら、他の2人の先生もそれぞれのテーブルに座って、絵本や図鑑を登園してきた子ども達と見ていた!

図鑑を見終わったら、Taくんがお気に入りの恐竜「T-Rex」になりきり始めた。で、他の子ども達を襲う感じのことをし始めたので、「それはやり過ぎやで」と止めたら、「恐竜ごっこをしたい」と言うので、「Taくんは今T-Rexやから、俺はそれ以外から選ばんといけんな~」と答えたら、

「いや、T-Rex役でも良いよ!T-Rexの友達になれば!」


と言われて、その手があったかと感心してしまった。

そのやりとりをしてる時に、Luくんがコチラに来たので、その子も遊びに混ぜようと思って、「Luくんの好きな恐竜はなんなん?」と話題を振って、答えた恐竜の役にさせた。あと2人の子どもも来たので同様に対応。

4人いれば仲良く遊べるだろうと判断して、「恐竜同士で遊んで来い!」と子ども達で遊ばせるように仕向けて、自分はフェードアウトした。

で、テーブルの方に戻ると、CrちゃんとFiくんがお絵描きをしていた。Crちゃんは年少で結構大人しいタイプである。コミュニケーションをとるチャンスかなと思って、そのテーブルに行き、「俺も何か描こう」と言いながら書く準備をした。で、スマホの中に入れてある動物の絵から候補を選んでいた。


そしたら、Crちゃんが興味を持ってくれて、「何見てるの?」と聞いてきた。これも作戦成功である。最初から絵を描くつもり何て毛頭も無くて、関係性を作ることが目的なので、質問してくれただけでこっちのもんである。

「なんの動物の絵を描こうか迷ってるんよね」と言って、「俺、こんな絵を描けるんよ!」と写真を見せる。そしたら、Crちゃんが描いて欲しい動物をリクエストしてきたので、書いてあげた☟

隣にいたFiくんも「描いて!」とお願いしてきたので、順番に描いてあげた☟

Fiくんは年長だし、それにしては上手に色塗りが出来る


絵を描いてあげる時も個人的にはテクニックがある。それは「何かしら話ながら描くこと」である。自分が描いてる時ってのは、子ども達は見るだけになってしまうから、退屈する可能性がある。それを極力少なくする為に、「キリンは首が長いよな~」とか「このライオンの歯はメチャクチャ尖ってて…」って言ったり、挙句の果てには自分が線を描く度に数を数えたりすることで、子ども達の興味をコチラに集めておくのである。


黙って描くのは、見てる子ども達からして見ればつまらないと思うので、自分は上記のことを心がけている。で、そういう発言がネタになって、会話に発展することもあるから、結構良いなと思っている。

で、Fiくんにこの恐竜のやつを描いてあげた☟

これは子ども達にウケる鉄板ネタである。紙が折りたたんであるので、それを伸ばすと、恐竜が火を吹く形になる。

で、Fiくんはそれを他の先生や子ども達に見せびらかしに行った。

恐竜を描いている時にElちゃんが来て、「私はユニコーンが欲しい!」と言うので携帯のフォルダからユニコーンの絵を探した。

以前、ユニコーンの記事を書いたことがあるから、どっかにあるだろうと思っていたら、何とか見つけることが出来た☟


でも、その画像が、👆の記事のトップ画像のやつしかなくて、Elちゃんは体全体のユニコーンが欲しいとのこと。「身体全体の写真はフォルダに無かったわ。次までには準備しとくね」と言っておいた。

Crちゃんも描き終わって、次の遊びを探していた。「何したいの?」と聞くと、『Viちゃんと遊びたい』とのこと。ViちゃんはMaちゃんと遊んでいた。「Viちゃんに質問してみたら?」と促すと、『断られるかも…』と弱気な発言。「まぁ、今はMaちゃんと遊んでるみたいだから、その可能性もあるかもね。まぁ、でも質問はしたかったら、してもいいと思うけどね。」と回答。何秒間か沈黙の後に、『Viちゃんに質問してくる!』と駆けて行った。で、仲良く遊び始めたので、自分は砂場へ向かう。

砂場では4人の子ども達がそれぞれ並行遊びをしていた。結構熱中しているようで、穴がめちゃくちゃ深く掘られていた。この状況だったら子どもの付き添いは出来んな…と思っていたら、Heくんが「火を吹く恐竜のやつが欲しい!」と突然言って来た。笑

Fiくんのを見て、自分も欲しくなったらしい。「いいで!」と答えて、描いてあげた。

そのタイミングで、片づけの時間となり、引き続いて朝の会を行った。

朝の会の後は朝ご飯。

「みかんの白いやつ取って」、「蓋を開けて」、「リュック閉めるの手伝って」とかなど、頼られる場面が増えてきている。

朝ご飯の後は、年長の子ども達5人と1人の先生と一緒に小屋に残った。他の14人の子ども達と2人の先生は散歩へ。

来週の火曜日にLaterneのフェスティバルをするのだが、そこで年長の子ども達はちょっとした劇をするとのこと。

先生が選んだ絵本を、人形劇にして発表する。今日はその絵本に登場するキャラクターの役割分担を行った。明日から毎日練習していくとのこと。

話し合いが終わったら、各々が自由に遊んでいて、自分はもう一人の先生とお話。

散歩グループが帰ってくる時間が近づいたら、子ども達が落ち葉の中に隠れると言い出し、各自が隠れた。

で、散歩組が帰ってきたら、年長探しをした。その後に終わりの会。

自分の隣にはTaくんが座ってきた。

で、その座り方も自分に寄り掛かるような感じだったので、なんか甘えてきてるなと感じた。自分が見てきた限りでは、そんなことする感じの子どもじゃなかったので、少しビビった。

Taくんが『終わりの会が終わったら恐竜の本見ようね』と言ってきたので、「いいで」と答えたら、『あ、13時にお迎えが来るから、出来んわ』と言った。「出来んのんか~、残念やな~」『明日図鑑見ようよ』「明日は俺おらんのんよ」『残念や~!いつなら出来る?』「月曜日にまた来るで」『じゃあ、月曜日で!』っていう会話をした…笑

隣に座ってくる子って、その日に深い関係性を築けた子が多いのだが、Taくんとは確かに朝の時に深い交流が出来たけど、その後は散歩組と居残り組で離ればなれになったから、まさか隣に座ってくるとは思っていなかった。

終わりの会が終わって、14時まで残る子どものお世話。Elちゃんが「一緒に遊ぼう」と誘ってきたので快諾。

遊び用の小さな家の装飾をした☟


遊んでたら、「Elちゃんの親が来たよ~」とViちゃんが叫んでたので、Elちゃんが帰り支度をすることに。自分は小屋の所に戻って、他の先生から劇で使う家を描いて欲しいとのことだったので、それをテーブルに座って描いていた。

(👆他の先生方が、自分が今日たくさんの絵を描いているのを見て、「絵描きは任せよう!」となったのだと思う…笑)

そしたら、なぜかElちゃんが戻ってきた。実は違う親が来ていたらしい。Viちゃんの勘違いだった。

Elちゃんがコチラに来て、「私も書く!ていうか、私の方が絵描くの上手だし!」と謎の自信に満ちたことを言ってきた。なので、少し手伝ってもらったけども、やっぱり、そこまでではなかった。

これは先生の頼みごとなので、自分がちゃっちゃと済ませた後に、Elちゃんに同じ絵を紙に書いて、Elちゃんが塗り絵を出来るようにした。で、塗ってる間に自分は小屋の掃除や片づけを行う。

終った頃に、ちょうどElちゃんの親が来て、Elちゃんがそれを自慢気に見せていた。

で、帰りは歩いてバス停まで向かっていたら、Elちゃんを乗せた車が横切った時に、窓が開いて手を振ってきたので、振り返した。

Elちゃんの欲しがってたユニコーンはこんな感じで良いだろう☟


絵を描くのは子ども達の為というよりかは、保護者に向けてという意識が個人的には強い。


子ども達が絵を家に持ち帰って親に見せた時に、親は「誰が描いたの?」と聞くはずである。そこで子どもが自分の名前を出せば、それが保護者からの好印象に繋がるのである。

13時のお迎えの時は、自分は14時まで残る子どもの対応をしているし、14時のお迎えの時は掃除や片づけをしている。さらに、朝の時間は、自分は子ども達と遊んでいる。なので、保護者と話す機会が自分にはほとんど無いのである。

そこで、子どもの口から「今日キーくんとこんなことした」とか「キーくんが絵を描いてくれた」みたいなことが出るようになれば、保護者の方も安心して、自分を信頼してくれると考える。

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