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Praxisbesuchの実技が100点満点!これは自信になる!


月曜日に行われたPraxisbesuchの結果を頂いた。

・説明書(当日に行うPraxisbesuchの流れとかを記載)の出来が「2.5」
・実技の出来が「1.0」
・実技後の振り返りが「1.5」

だった。

ドイツは1が最高点なので、実技は100点満点ということになる!


これは嬉しい!

やっぱり、自分の仕事を自分で評価しても、それはただの自己満足なので、それだけで良いのか?と不安になる。そこに、担任の先生が自分の働きぶりを見に来られて、その働きに対して「1.0」という評価をしてくれたことはとても嬉しいことである!

自分でもその日は良い仕事をしたと思っていたけど、周りからの評価も同じように高かったので、ダブルで嬉しい!!

自分のクラスメイトも同じようにPraxisbesuchをやっているのだが、他の幼稚園では周りの先生が気を利かせて、そのPraxisbesuchを行う時間帯の時だけ、生徒と生徒に懐いている子ども達数人を同じ部屋にしてやってるらしい。そうすることで、今回のPraxisbesuchの課題である「子ども達の自由遊びに付き添う」を簡単に出来るようにしている。

こういうのは、いくつもの部屋がある一般的な幼稚園だったら出来ることだけど、自分の所は園舎が無い森の幼稚園なので、そういう環境の準備は出来やしない。子ども達は各自で遊びグループを形成しているので、自力で子ども達の輪の中に入っていかなければならない。つまり、これまでにどんな関係を子ども達と築いてきたかが全てであり、他のクラスメイト達と違って、完全な”実力”でやっていかなければならないということである。

そういう状況において、きちんと自分の実力を発揮して、先生から100点を貰えるような仕事が出来たのは、とても嬉しいことである。

PiA-Ausbildungを始める前にやっていたBFDでは、実習先の上司から91点という高評価を貰ったので、高水準の仕事がこれまで維持できていて嬉しい限りである。

まぁ、このPraxisbesuchを行う前から、普段の実習でPraxisbesuchを意識して取り組んでいたので、その成果のおかげだと思っている。


このPraxisbesuchの成績表に担任の先生からのコメントが書かれてあったので、自分で和訳して掲載☟

全てがきちんと準備されていて、チームにちゃんと情報伝達されていた。

森の幼稚園の敷地を上手く説明してくれたし、一日の流れも解説してくれた。

キヨトは既に子ども達と良好な関係を築いている。子ども達とのコミュニケーションは目線を合わせて行われ、興味関心と尊重に基づいている。キヨトは子ども達の要望を感じ取り、必要に応じて遊びの提案をすることで、子ども達を遊びに導くことに取り組んでいた。

一緒に遊ぶ際には、キヨトは、子ども達が自主的に動けるように気を配り、教育的見守る姿勢を実践していた。非常に素晴らしかった。

森の幼稚園の敷地の説明や一日の流れの解説というのは、
自分にとってはプレゼンみたいなもので、
自分の大好きなことを他人に伝えられるのが嬉しくてテンションが上がった。
だからこそ、仏教のプレゼンみたいにきちんと準備をして、
しっかりと自分の思いを伝えることが出来た。
その結果としての、高評価だと思う。


当日の実習日誌を振り返ると、自分は、BFD時代の上司から学んで確立した自分の教育スタイルを実践していただけである。

その自分の教育スタイルに対して、担任の先生が百点満点の評価をつけて下さったことは、嬉しいことこの上ない!!!

これからも自信を持って、自分の教育スタイルで仕事を続けることが出来る!


~~~当日の流れ~~~

今日は9時頃からPraxisbesuchをすることになっていた。

Praxisbesuchでは、2つの課題がある。1つ目は、子ども達の自由遊びに付き添うこと。その付き添い方を担任の先生が評価する。2つ目は、実習先の案内を担任の先生にすること。

これを本来は2024年の12月9日にやる予定だった。だけど、その日に先生が体調を崩し、今日に変更となった。

自分としてはこれまでの実習において、かなりこのPraxisbesuchを意識していた。子ども達の自由遊びに付き添う時は、常に第三者が自分を見ていると想定し、自分の一挙手一投足をきちんと理由をつけて説明できるように心がけてきた。

日頃からかなり準備をしてきたので、今日のPraxisbesuchは緊張しなかった。むしろ、自分の大好きな森の幼稚園を他人に紹介できるということで、かなりテンションが上がっていた。

これは仏教のプレゼンの時と同じ心境である。プレゼンに向けてたくさんの努力を積み重ねてきたし、プレゼンの中で大好きな映画「かぐや姫の物語」を紹介できるから、自身に満ち溢れていて、プレゼンが待ち遠しかった。

「練習を試合のように、試合を練習のように」という意識でやってきたのが良かった。ゲブレセラシエ選手のようなメンタルが作れていたので、自分のベストを出せば結果が付いてくると確信できた。



9時頃に担任の先生が実習先に到着。

自分は最初に子ども達の自由遊びの付き添いをやった。時間はおよそ30分間。

8時から既に登園している子ども達は、既に遊びグループを形成していた。なので、どのグループに付き添おうかなと考えていた。

そしたら、結構一人でいることが多い3歳のThくんが「一緒に遊ぼう」と誘ってきた!これが良かった!なぜなら、付添いを終えた後に行われる振り返りの時間に話す話題が出来たからである。「Thくんは一人でいがちなので、最初に自分と遊ぶことで関係性を築き、そこから他の子ども達のグループにどうThくんを組み込んでいくかを考えながら付き添っていました」というストーリーが最初の段階で決まった。

Thくんと砂場に行って穴掘りをする。「深い穴を掘るぞー!」とやる気である。でも自分は穴を掘るだけではいつか飽きが来て、Thくんが遊ばなくなる可能性があると考えたので、バケツを一つ近くに置いた。そうすることで、穴掘りに飽きた時に、バケツを使って新たな遊びを生み出すことが出来る。

穴を掘っていくと、木の棒が2本くらい埋まっているのを見つける。それらを掘り出して、「恐竜の骨だ!」とThくんは言う。

そして、長い木の棒が砂場に埋め込まれているのを発見。Thくんがシャベルを使って掘り出そうとする。木の棒はシャベルで押したらグラつくぐらいにまでなった。そしたらThくんが、『キヨトが木の棒を引っ張って取って!』と言ってきた。自分は「いやいや、俺じゃなくてThくんでしょ。あともう少しで取れそうなんだから、Thくんが引っ張れば?」と返す。そしたら、『手を汚したくないから木の棒に触りたくない!』と言い出す(←先生との振り返りの時に、近くで様子を見ていた先生によると、Thくんは「手が冷たいから引っ張れない!」と言っていたらしい。おそらく自分は聞き間違いをしていた…笑)。

「やけど、ここまでThくんは頑張ったんだから、Thくんが取り出した方が良いよ」と言って、Thくんがやるように仕向ける。そしたらThくんはシャベルをゴルフみたいにして木の棒に当て始めた。そうやって木の棒を取り出すつもりである。

Thくんがシャベルを振る時に片手でやっていたので、なかなか棒に当てることが出来なかった。なので、「両手でシャベルを持ったら、安定するから当てやすいで」とアドバイス。両手で試してみて数回、Thくんは木の棒を取り出すことに成功した!

そしたら何人かの子ども達がゴミを挟む道具を持って、バーバラ先生とゴミ探しを始めた。その光景を見たThくんがゴミ掃除をしたいというので、その道具が保管してある場所へ行く。そしたら既に先客の子ども達がいて、その子達の分しか道具が無かった。

で、「道具無いけど、ゴミ掃除する?」と質問したら、『いや、穴掘りをやる!』と言ったので、再び穴掘りを始めた。

今回は掘り出した砂をバケツに入れ始めた。で、いっぱいになるとThくんがそのバケツをちょっと先の場所に運んで、そこでバケツをひっくり返す。砂のタワーが出来るけど、それをThくんが壊す。そして、「もう1回!」と言って、再び砂場に戻ってバケツに砂を入れ始めた。自分はこれを5回くらい繰り返した…笑

その過程で、3歳のMoくんと3歳のToくんが遊びに加わってきた。なので自分は少しだけ一緒に遊んで3人の関係性を強固にした後に、フェードアウトした(←まんま自分がやっている森の幼稚園の教育スタイルである…!)

この時点で25分くらい経っていた。自分は潮時かなと思ったので、先生に「終わりにします」と宣言。

その後は、先生に実習先を案内。

子ども達は10時頃に片づけをして、朝の会をする。担任の先生も朝の会に参加した。

朝食の時間を使って、担任の先生、上司のティム、自分がバーバラの大きな車を借りて、その中で反省会をした。

反省会の時に、ティムが自分のことを持ち上げるような発言をたくさんしてくれたおかげで、先生からの印象が結構良かった…笑

自由遊びの付き添い方も先生的には素晴らしいという印象だったみたい。自分がやった行動や付き添った子どもに対して質問をされたけど、それらにはきちんと答えることができた。

この結果は今週の金曜日にもらえるので、その時にもう1度記事にしたいと思う。

反省会が終わった時にちょうど子ども達の朝食も終わった。先生とお別れをして、自分達は森の遊び場へと向かう。

<PiA-Ausbildung>実習41日目!学校の担任の先生が実習の様子を見に来るPraxisbesuchを行う!

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