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宗教のプレゼンを改善!「かぐや姫の物語」を紹介する!


👆実際にプレゼン時間を測ってみたら、16分39秒で終わってしまった…

1月8日(水)の本番では45分くらいの時間を頂いているので、全然足りなかった…

どうしようかなと考えていた時に思いついたのが「かぐや姫の物語」!

大好きな映画だし、ブッダが登場するし、最後のシーンを題材に疑問を呈することが出来るから、良い案だと思った。

プレゼンを完成させて、通しでやってみたら、35分15秒だった。これなら、良い感じである。

あとは、どれだけ台本を見ずに言えるようになるかである。練習あるのみ!




・始まり

・内容

➡基本譲渡、2個のクイズ、2つのアニメを紹介という構成

・ブッダの四門出遊を最初に紹介

・この子どもが仏教の祖となる

・仏教の基本情報

・仏教のキーワードとして四苦八苦を説明

・仏教ではこの苦しみの原因は「欲望」に起因すると考えられている。仏教の目的は、欲望を捨て、穏やかな精神世界を手に入れること。

・2つのクイズ

・日本にお寺は何個あるでしょうか?

・金閣寺を紹介

・2つ目のクイズに関係する年明けの動画を紹介

この動画の10分15秒から10分57秒の部分を切り取った☟


・年明けに鐘を何回鳴らすでしょうか?

・なぜ108回なのか?

108回鳴らすことで、煩悩を取っ払える!

・アニメ紹介:「聖☆おにいさん」と「かぐや姫の物語」

・聖☆おにいさん

➡アニメ版の映画を見たけど、個人的にはあんましだった。なので、この映画を紹介するだけで終われないと思ったし、他に良いやつを紹介したいと思った。外国人が見れば日本の生活様式を知れるから楽しいんだろうけど、個人的にはそこまで新鮮さが無かったし、途中の子ども達とのやりとりの部分はただの間延びって感じがした。

・かぐや姫の物語

➡大好きな映画なので、熱が入る!最初のプレゼンでは紹介しない予定だったから、紹介できて良かったなと思う!

・竹取物語の説明

➡今は昔、竹取の翁といふものありけり。 野山に まじり て竹を取りつつ、 よろづ のことに 使ひ けり。 名をば、さぬきの造と なむ いひける。

・予告編をドイツ語版で流す

➡英語の方が良いかなと思って、英語版の予告も見たし、もちろん日本語版の予告も見たけど、個人的にはこのドイツ語版が簡潔でスッキリしていると思った。分かりやすいにもかかわらず、かぐや姫が桜の下で舞うシーンや宮殿から疾走するシーンといった重要なシーンが入っているので、紹介に最適だと感じた。


・宗教の授業に絡めて、ブッダが登場するシーンを解説

・仏教における死後の説明

・月が仏教において、良い死者の集まりであることの説明

➡月が天国を意味し、そこでは欲望に囚われることなく、静かで穏やかな生活が行われている。月に来る死者は、生きている間に良い事をしてきた人達だから、月に来て争い事をするわけがない。それ故に、月の人達は、自分達と逆の存在である地球を「穢れ」だと思っている。

・その穢れについてのシーンを解説

待って!待ってください!この羽衣を纏ってしまったら、わたくしはこの地の全てを忘れてしまうでしょう。ですから、今少し…

かかさま!ととさま!お許しください、父様、母様…

「さぁ、参りましょう。清らかな月の都へお戻りになれば、そのように心ざわめくことも無く、この地の穢れも拭い去れましょう。」

穢れてなんかいないわ!喜びも悲しみも、この地に生きる者は、みんな彩に満ちてる。鳥、虫、けもの、草、木、花。人の情けを…

で、かぐや姫が話してる最中に羽衣を着せる。無慈悲すぎだろ!

・このシーンの説明

➡かぐや姫は愛別離苦に苦しんだ。その姿を見て、月の人は「穢れ」だと言った。だけど、かぐや姫は、そういう欲望から来る感情の素晴らしさを話す。

・自分も穢れと表現された時は、映画を見ていてかぐや姫と同じように怒った。同時に疑問も生じた。その答えとして、2つの名言を引用。


➡苦しみの無い人生は果たして良いモノなのか?

Jetzt war er glücklich, Schmerzen und Probleme gehabt zu haben, denn er erlaubte ihm, all die Freude und das Glück, die ihn umgaben, viel besser zu genießen.
良かった!これまでに苦しみや問題を経験しておいて!なぜならそのおかげで、今周りにある喜びや幸運をより一層楽しむことが出来るからだ!(訳してみた…)

デンマークの代表的な童話作家:ハンス・クリスチャン・アンデルセン


➡苦しみを避けることは良い事なのか?

Um bis zu einem gewissen Punkte glücklich sein zu können, müssen wir bis zu demselben Punkte gelitten haben. Niemals leiden heißt niemals glücklich sein.
ある程度の幸福に達する為には、それと同じくらいの苦しみを経験しなければならない。苦しまないということはつまり、幸せにならないということだ!(訳してみた…)

アメリカ合衆国 の 小説家 、 詩人 、 評論家:エドガー・アラン・ポー


・かぐや姫が月に帰る時は、色が無くなっている。これはつまり、月での生活、そして、月の人々は感情が無くて、モノトーンだということ。

・一方で、かぐや姫が地球を振り返った時は、色が付いている。つまり、地球での生活、地球の人々は感情に溢れていて、多様性に富んでいるということ。

・苦しみの無い人生?それとも、苦しみがある人生?

➡声を務めた地井武男さんが、監督の高畑勲に質問:「我々は地球を肯定した方が良いのか、それも否定した方が良いのか…?」

➡高畑監督の答え:「地球が良いということを言っているつもりなんですけどね。」

個人的な意見としては、地球の方が良いなと思う。前に、この記事に書いたように、

いつ何時も平静でいつづけるって、ロボットじゃないんだから…

感情があるからこそ人間が人間足りうると思う。

大好きな漫画のピンポンも、スマイルが最終的にはロボットではなくて、人間になるように、物語が描かれている。

もちろん、苦しいことばかりっていうのは嫌だと思うけど、それはつまり”人生のフルコース”であって、いつでも平静っていうのは、言うなれば、「そのフルコースを食べません!」っていうことになるのかと。

自分としては、喜びも悲しみも味わえるメンタルを維持し続けていきたいなと思うし、それの方が、月の人達のメンタルよりも美しいんじゃないかなと感じる。なんか良い所取りしようとしてるゲスイ人達って感じがするので…

(”人生のフルコース”は、ミスチル「HERO」の2分50秒から拝借…☟このくまのPVは泣ける…)


「お前を愛した人間の数だけ‼お前の死は迷惑である‼」名言過ぎる…


・皆さんはどう考えますか?ご清聴ありがとうございました。

➡最後に、「苦しみのある人生(地球)」か「苦しみの無い人生(月)」かという問題提起が出来たので、良いプレゼンになったなと思う。1個前のプレゼンよりかは、遥に良い出来になってると思う。

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