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<PiA-Ausbildung>座学15日目、16日目!個人的ベストなレンナー先生の「子ども観」!


一昨日の座学14日目は、手が震えた絵筆記試験☟


昨日の15日目は、メガネが壊れる(←授業関係ない!笑)


今日16日目の授業で印象に残ったのは、「自身の子ども観を知ろう!」という取り組みである。

授業で配られたプリントに質問が書いてあって、子ども観を明確化するのを助けてくれる☟


質問和訳☟


・私の目に子どもはどう映る?
・子ども達はどんな感じ?好奇心旺盛?詮索好き?興味深い?あるいは、何も知らない、無能で、完成されてない大人?
・子ども達はどんな能力を持ってる?
・子ども達に関してポジティブな事柄は?
・最大限成長する為に子ども達には何が必要?自由な空間?それとも制限やルール?
・どうやって学習するのが子ども達にとってベストか?
・仕事において、自分は子ども達の性別に関してなにか区別してる?
・子ども達の年齢の違いで、仕事において自分は何か区別してる?


自分の子ども観は「Der Besuch」に基づいている☟

子どもは人生に『彩り』を与えてくれる存在ということです。

是非とも、「子どもの存在自体が周りをイキイキとさせてくれる」ということを、これまでになく美しく描いているこの絵本を読んで頂きたいです👇

https://note.com/kikun_waldkita/n/nf4b179fbc70e

個人的には、子どもと接することで、子ども達から様々な色を受け取って、自分の人生が色鮮やかな彩溢れるモノになっていく感覚があります。子ども達を相手に働くというのはとても楽しいですし、もし給料がもらえないとしても、自分は森の幼稚園の先生になりたいなと思っています。

この絵本では、子どもから大人への色付けが描かれていましたが、個人的にはその逆のこともやっていきたいなと考えています。子どもと一口に言っても様々な子どもがいますから、最初のエリーゼみたいに灰色の子どもがいたっておかしくありません。そんな子どもに出会った時に、エミールのように色付けしてあげるのが大人の役目ではないかと思います。

子どもも大人もイキイキして、それが相互に影響し合っている環境に僕は身を置きたいですね。その状態こそがまさに、「子どもと大人が同じレベルに立っていて、共に生きている」ことだと思います。

ドイツの森の幼稚園で実習している自分が、森の幼稚園に関する6つの質問について答えてみた!


個人的に心に残ってる子ども観は、Waldzwerge森の幼稚園の園長だったレンナー先生のものである。


大学生だった自分は2017年にボン大学へ1年間の交換留学をした。そこで、ケルンにあるWaldzwerge森の幼稚園で1年間の実習をさせて頂いた。

ボンやケルンには数多くの森の幼稚園があったけど、自分は明確な理由を持ってこの森の幼稚園を選んだ。

その理由は、このレンナー先生の自己紹介文を見て、「この人から森の幼稚園を学びたい!」と思ったからである。

文章に感動したので、ボン大学の寮から1時間30分かかる通勤になることは全然気にならなかった。

そんなレンナー先生の自己紹介文がコチラ☟


<和訳>


 「人生の根源は遊びである。」アラン・ワッツ

 子ども達は素晴らしく、私にとって強い関心の的です。子ども達は、遊び好きで、誠実で、興味深くて、信頼出来て、愛情に溢れて、自然体で、固有で、評価しえない短所と長所を持っていて、控えめだけど大胆な所があり、粘り強くて、想像力に溢れて、有り難くて、直ぐに仲直りできるし、全ての感情をさらけ出し、無我夢中になれる才能を持ち、あっという間に成長していく。つまり、子ども達はすべてを兼ね備えているのである。私は教育者としてありのままの子ども達をサポートし、寄り添い、逞しくさせる。

 自然は子ども達に対して、試してみること、心から遊ぶこと、自身の才能を十分に伸ばすことといった多くの機会を提供してくれる。自然は常に変化し、その一瞬一瞬のうちにインスピレーションをもたらしてくれる。ここにある枯死した木、そこにある咲いたばかりの花々、澄んだ泉、園庭、それに加えて「多様な天気」。ここで子ども達は、五感を刺激してくれる”モノ”や自然の遊び場に転がっている”豊富な宝”を見つける。

 子ども達と共に自然の中にいることは、父親としての私にとって特別な体験空間です。先生として、あるいは社会教育学者として、私は体験教育の分野で多くの経験をしてきました。Heinrich Jacoby氏、Elfriede Hengstenberg氏ならびにRebeca und Mauricio Wild夫妻に私は強く影響を受けました。子ども達や状況にとって有意義なものになると思えたら、私は様々な教育手段を調和的に組み合わせをしてきました。そして私は「成り行きに任せる」ことに価値を置いています。

この森の幼稚園には設立当初から深くかかわってきました。

近々森の中で会えることを願って
ハンス・ゲオルグ・レンナー


<感想>


・自己紹介文の最初に名言を引用しているけども、自分はそれを読んだ瞬間に、「この人から森の幼稚園を学びたい!」と直感した。「人生の根源は遊びである。」という名言を選ぶセンスが良いなと思ったし、自分も「遊び」を大切にしたいと考えていたから、考えがバッチリとハマったのである。


・そして何と言っても、冒頭の子ども観である。これだけ多くの言葉を用いて子どもを表現できるのは、それを可能にする深い洞察力と長年の実践経験を持ち合わせていることを意味している。

 子ども達は素晴らしく、私にとって強い関心の的です。子ども達は、遊び好きで、誠実で、興味深くて、信頼出来て、愛情に溢れて、自然体で、固有で、評価しえない短所と長所を持っていて、控えめだけど大胆な所があり、粘り強くて、想像力に溢れて、有り難くて、直ぐに仲直りできるし、全ての感情をさらけ出し、無我夢中になれる才能を持ち、あっという間に成長していく。つまり、子ども達はすべてを兼ね備えているのである。

Kinder sind wunderwar und haben meine ganze Aufmerksamkeit. Sie sind verspielt, ehrlich, interessiert, vertrauensvoll, voller Liebe, der natur nahe, eigen, Schwach & Stark ohne Bewertung, zurückhaltend & stürmisch, ausdauernd, phantasievoll, dankbar und schnell versöhnlch, sie drücken alle Gefühle aus, haben die Gabe, sich vertiefen zu können und werden viel zu schnell groß. Kurz um: Die Kinder bringen alles mit.

いつかパクろうかな…笑

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