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起こることをどうとらえるか

先日、都内に出かけた帰り道のこと。

日本国内や海外で、高速バスや長距離バスに数々乗ってきたけれど、その日はパーキングエリアでの休憩から戻ると乗ってきたバスの影も形もなくってむっちゃ慌てた😆

何度見てもバスはない。営業時間は過ぎてるけどバス会社に電話するとすぐにつながった。とはいえ頭は少しパニック状態で、まずパーキングエリアの名前がわからない😅ちょっと事故にでもあったような感じでもあった。話すうちに少し落ち着いてきて、自分の名前とパーキングエリア名、出発した場所と時間、座席番号も思い出して伝えると乗客リストを確認した電話口の方は「ドライバーに連絡して折り返します」と言った。

少しして電話があった。「バスは少し先を走行していて、これから折り返してお客様を迎えに行きます。ドライバーは新人でうっかりぼけてたそうで申し訳ありません。また、バスが着く頃に連絡しますので今しばらく暖かいところでお待ちください」。電話を切って一息、なんだかホッとした。声の感じから、ベテランか責任者だろうか。時間外だったけどワンコールで出てくれてほんとに助かった。

そして再び、バスが着いたらドライバーさんが迎えに来るから、そのときわたしがいる場所を確認する電話もいただいた。

実は、置いてきぼりにされたことを、わたしはほとんど怒っていない。なんだか突然のことで呆気に取られた、呆然とした感じだった。そしてその後、バス会社の方とのやりとりで再びバスに乗って帰れる、という展開になったことにホッとした。そんな訳でドライバーさんはわたしを迎えに来るとすぐに謝ってくれたけれど、なんだか可笑しくなって少し笑いながらそれを受け止めた。「やぁ、びっくりしましたよー。バスがないんだもん(笑)」「申し訳ありません」「でも迎えに来てもらってほんとよかったです。ありがとうございます!」。そう言ってバスに乗り込んだ。

怒りたいのは巻き添え食った他の乗客かもしれない。でも、さすが関東?誰ひとり怒ってる人はいなかった。わたしの隣の席の人は「ごめんねー発車するときに居ないからずっと気になってたんだけど、運転手さんに伝えられなくて」と言った。

バスに置いてけぼりにされたことは怒ってもいいのかもしれない。でも普段ありえない状況が一転、さらにありえない、バスがお迎えに来てくれるという事態にまでなって、わたしって逆にツイテない?ツイテるよね?そんな風に考えているわたしがいた。だってこのnoteに書くネタがひとつ、できたしね。以前のわたしだったら考えられない発想の転換だけど、何だかその軽さもいいような気がしている。

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