パンプキンシードオイルでケーキを焼いてみた
この間スーパーで見つけた「パンプキンシードオイル」たるものを買ってみた。ほんとの値段は知らない。ワゴンで200円で売られていたこれは安いのか高いのか…。聞いたこともないオイルだが、200円ならということで買ってみた。これでケーキを焼いたら、かぼちゃの種の香りのするケーキができるはずだ。きっと。
ネットで食べ方を調べてみると、サラダにかける、スープにかける、ドレッシングにする…と生食に向くオイルだということが分かった。なんでも、加熱すると栄養分がダメになるらしい。
早速、パックで売られているじゃがいものポタージュにかけてみよう。
真っ白いスープに、オリーブオイルの色を10倍くらいにした黒緑なオイルをひと匙分浮かべる。軽くかきまぜたくらいじゃ混ざらない。オイルだからだろうか。スープに黒っぽい緑色の斑点ができた。
香りはナッツっぽい。いる前のピーナツのような感じだろうか。舌に残る感じの香りだった。かぼちゃのにおいはしない。しかし、胃もたれしない。食後が軽いのかな。油は体に合わなくて、割と胃もたれしやすい体質なんだが、油ものを食べたという感覚が口に残っても胃の中には残らなかった。意外といける。
さて、ネット検索で簡単に調べたら出てこなかった、加熱するという調理法を試してみた。要は、元々の目的だったケーキに入れてみたという話。170℃で20分くらい加熱するから、栄養は期待できない。
普通のスポンジケーキのやり方は油との相性が良くないので、ビクトリアケーキというお菓子の作り方でやってみた。違いは、前者は卵で膨らませるのに対して、後者はベーキングパウダーで膨らませる点だ。卵の泡は油と混ざるとつぶれやすくなってしまう。
以前にもビクトリアケーキをバターではなく、ごま油とサラダ油で作ったことがあるので、植物性の油でケーキになることは実証済みだ。このときはめっちゃ中華風になった。あんこ挟んだら美味しかった。
作り方はバターの代わりにパンプキンシードオイルを分量通り入れるだけ。あとは同じ。ベーキングパウダーを入れすぎると、ケーキが苦くて、舌がひりひりしてとても食べれるものじゃなくなるから注意。あれは食べ物たちに申し訳なかったなと今でも思う。
んで、完成したのはこちら。
緑。抹茶を混ぜた並みに緑。生地の段階でかなり緑色になったので、緑色のケーキになるなとは予想していたが、思った以上だった。チキンなのでベーキングパウダーの分量が若干少なかったのと、オーブンから出すのが少し早かったみたい。自分で食べる分にはいいが、失敗…。
しかし、今回の議題はパンプキンシードオイルをケーキに入れるとどうなるかだ。なので、ケーキのできはどうぞ見逃してください。
香りは、ナッツぽい香りがします。しかし、生食した時より香りが飛んでる。半分以下くらいか、そんくらい。食べた感想はいつの間に食べ終わってしまったのか…という感じだった。バターで作るときよりも軽いですね。しかし、油でかなり手が緑色になるかもです。
ナッツっぽい香りがするので、ピーナツバターを挟んでみた。(画像はすでにサンドしたもの)。もう少しピーナツバターを塗ってもよかったかも。ケーキが軽いので相性はよいと思う。
栄養とか気にしなければ、パンプキンシードオイルでケーキ焼くのいいかもしれない。
そんな実験の話。